新型MINIクラブマン クーパーS(F54)にJCWチリパッケージが追加!
新型MINIクラブマン(F54/2015年11月発売)に、オプションパッケージ「John Cooper Works Chili Package(ジョンクーパーワークス(JCW) チリパッケージ)」が追加。2016年3月9日より販売を開始する。
JCWチリパッケージは、クラブマンの「クーパーS」と「クーパーS ALL4」、ディーゼルエンジンを搭載する「クーパーSD」で選択できるオプションパッケージ。
クーパーSをベースにしたハイパフォーマンスモデル「クラブマン ジョンクーパーワークス(JCW)」と同じ迫力のエアロパーツや、標準よりも1インチ大きい18インチホイール、パドルシフトに対応したスポーツオートマチックトランスミッションなどがパッケージされており、クーパーSをワンランク上のスポーティ仕様にレベルアップさせることができる。
さらに、後方の障害物を警告してくれるPDCや、テールゲートをノータッチで開閉することができるコンフォートアクセスシステム、荷室をより便利にするスルーローディングシステムなど、便利な装備も一緒になった妥協のない最上級パッケージとなっている。
価格は、649,000円(8%税込)。
クーパーS(384万円)にJCWチリパッケージを装備すると、合計で約449万円となる。
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John Cooper Works エアロダイナミックキット
ローワイドなスタイリングにドレスアップ
※ブラックのボンネットエアインテーク、ストライプ、ミラーキャップはオプション
JCWチリパッケージを選ぶ最大の理由は、パッケージに含まれる「John Cooper Works エアロダイナミックキット(以下、JCWエアロ)」。フロントとリアが、標準よりもダイナミックなデザインに変貌する。
標準エアロに比べて、フロントは車幅のワイド感を強め、大きく開口したブラック部分がレーシーな大型ダクトをイメージさせる。リアは、両サイドのテールパイプまでをボディカラーで囲むことによって、低重心なスタイルに魅せている。
なお、MINIハッチバック(F56/55)のJCWエアロダイナミックキットにあるボディ側面のサイドスカートは無し(クラブマンだと寸胴に見えるから?)。
JCW専用色が選択可能に
JCWチリパッケージを選ぶと、John Cooper Works 専用色の「チリレッド(ソリッド)」を選択することができる。写真のボディカラーがチリレッド。ただし「ディープブルー メタリック」と「ブレイジングレッド メタリック」は選択できなくなる。(クラブマンのカラーバリエーション)
参考:JCWエアロと標準エアロの違い
1. フロントエプロン
左:JCWエアロ 右:標準エアロ
JCWエアロのフロントエプロンは、両サイドにあるポジションランプ(フォグランプ)まわりのブラックアウトが印象的。どっしりとした安定感に加え、フロントグリルを下から支えこむようなデザインで、1.8メートルの車幅をより大きく魅せる。
なお、ハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパーワークス(JCW)」のフロントエプロンも基本形状は同じだが、ポジションランプが排除(ヘッドライトが代行)され、サブラジエーターを冷却するためのダクト仕様になる。よりダイナミックなフロントフェイスになり、JCWエアロを装着したクーパーSとジョンクーパーワークスを明確に見分けるポイントとなる。
Check! クラブマン ジョンクーパーワークス発表!
2. リアスカート
左:JCWエアロ 右:標準エアロ
JCWエアロのリアスカートは、両サイドのテールパイプを取り囲むことによって、ボディがアンダーまで延長したデザインになっている。これにより、標準よりも低重心に魅せ、2本出しのテールパイプの存在感も高まる。強いデザインの影響で、相対的に横長のテールライトのクセが軽減されたようにも感じる。コーナーの張り出しも強く、リアがいっそう「箱型」になった印象。
3. リアスポイラー
左:リアスポイラー 右:標準
リアスポイラーは、JCWエアロキットの構成パーツではないが、同様にパッケージに含まれている。標準のリアスポイラーに比べて、ダックテールのように少し上に反り返っている。フロントやリアに比べると、わずかな違いだが、ロングボディのルーフエンドにさりげない軽快感が加わる。
JCWデザインの18インチ グリップスポーク
クーパーSの標準ホイールよりも1インチアップの18インチ アロイホイール グリップスポーク シルバー。大胆なエアロに対して、やや大人しい印象のデザイン。
シアター空間!ヘッドライナーアンスラサイト
※サンルーフやシートはオプション(日本仕様は右ハンドル)
天井やピラー(柱)が、ダークグレーになるヘッドライナーアンスラサイトもパッケージに含まれる。クラブマンの広い室内が、シアタールームのような落ち着きと高級感のある空間に変わる。ハッチバックにも設定されているオプションだが、クラブマンの大人びたインテリアデザインにはベストマッチに映る。(標準はホワイト系)
このほか、パドルシフトに対応したスポーツオートマチックや、引き締まった足回りにするスポーツサスペンション、スポーツやエコの走行モードを選択できるMINIドライビングモードなど、操る楽しさも存分にあじわえる装備が、JCWチリパッケージには含まれている。
JCWエアロを装備したクラブマンの動画
再生時間:2分23秒
John Cooper Works Chili パッケージ
「John Cooper Works Chili パッケージ 649,000円」には、クラブマンの発売当初から設定されている「Chili パッケージ 325,000円」の装備も含まれる。
ホイールは異なるが「Chili パッケージに、JCWエアロダイナミックキットやスポーツトランスミッション&サスペンションなどを追加したものが JCW Chiliパッケージ」になる。
「John Cooper Works Chili パッケージ」と「Chili パッケージ」の差額は「324,000円」と大きいが、例えば、JCWエアロダイナミックキットのみを後付けすると、エアロだけでこの差額に近い費用(パーツ代/塗装代/工賃)が必要になると思われる。そのため「いつかはJCWエアロを取り付けたい」と思っている方は、後付け時の費用も考慮して、どちらがベストか検討したい。
対象:クーパーS/クーパーS ALL4/クーパーSD
パッケージ内容 | John Cooper Works Chili パッケージ |
Chili パッケージ |
---|---|---|
価格(8%税込) | 649,000円 | 325,000円 |
John Cooper Works エアロダイナミックキット (フロントとリア) |
○ | – |
John Cooper Works レザーステアリング (赤いステッチとJCWエンブレム) |
○ | – |
John Cooper Works シルフィニッシャー (エントランスのデザインプレート) |
○ | – |
リアスポイラー (ルーフエンドのエアロパーツ) |
○ | – |
ヘッドライナーアンスラサイト (ダークグレーの天井/ピラー) |
○ 単体 2.9万円 |
– |
スポーツオートマチックトランスミッション (素早い変速/パドルシフト付き) |
○ | – |
スポーツサスペンション (引き締まった足回り) |
○ | – |
PDC(パークディスタンスコントロール)リア (後方の障害物警告音) |
○ | – |
ステンレス ペダルとフットレスト (ステンレス製のカバー) |
○ | – |
18インチ アロイホイール グリップスポーク シルバー | ○ | – |
18インチ アロイホイール スタースポーク シルバー | – | ○ 単体 10.5万円 |
自動防眩エクステリアミラー (夜間の後続車ヘッドライトによる眩しさを自動で防ぐドアミラー) |
○ | |
MINIドライビングモード (スポーツと燃費重視の走行モード) |
○ 単体 2.9万円 |
|
コンフォートアクセスシステム (ボディ下に足をかざすだけでテールゲートを自動で開く 等) |
○ | |
MINIエキサイトメントパッケージ (内装のLEDイルミネーションやMINIロゴプロジェクションなどの演出) |
○ | |
マルチファンクションステアリング (手元でクルーズコントロールやオーディオ操作) |
○ | |
クルーズコントロール (車速を一定に保つ、高速道路で便利) |
○ | |
スルーローディングシステム (後席中央のみを倒して長尺物の積載を可能にする) |
○ | |
クロス/レザー コード カーボンブラック (標準のスポーツシートが質感の高いクロス/レザー仕様に変更) |
○ |
※John Cooper Works Chili パッケージと「ディープブルー メタリック」または「ブレイジングレッド メタリック」の組み合わせ不可。(クラブマンのカラーバリエーション)
参考価格:「クーパーS 384万」+「チリレッド」+「JCW Chiliパッケージ 64.9万」=約449万円
ピュアバーガンディ メタリック
メルティングシルバー メタリック
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