F56オーナーにお勧め！ WELLY製 ミニクーパーSのミニカー

1/24スケールのMINI 3ドア クーパーS（F56）のミニカーを購入しました。オンライショップでは2,000円程度で購入することができる安価なミニカーですが、思いのほかデキが良かったため、詳しくご紹介します。

F56オーナーの方で「愛車のミニカーが欲しいな、でもディーラーで売ってるヤツは高すぎる・・。」と購入をためらっていた方には、とくにお勧めのミニカーです。

BMW公式ライセンス品で、実売価格は2,000～3,000円。

リアルなMINIを楽しめる、ちょうどいいサイズ

ミニカー初心者の方は、1/24スケール（縮尺）というサイズがピンとこないと思いますので、サイズ比較ができる写真を用意しました。

ご紹介する「MINIハッチバックの1/24スケールは、ポストカードくらいの大きさ」になります。このスケールは、カタチの精度と大きさがちょうど良いバランスで、ちょっと離れた本棚などにおいても、自然と目に入ってきて日常レベルで鑑賞を楽しむことができます。一般的な自動車のプラモデルにも多く採用されているスケールです。ディスプレイケースに入れると、もう少し場所をとりますが、大きめのパソコンデスクならば、ノートパソコンやディスプレイの脇に置いても、それほど邪魔になりません。

1/43スケール（R56）は、ミニカーの標準的なスケールで、名刺くらいのサイズ感です。各ミニメーカーから多くのモデルがリリースされるスケールで、精度も高く場所もとらないため最もコレクションに向いています。1/57スケール（R50）は、お馴染みのトミカです。安価なこともあって、精度は低いですが、これはこれで存在感のある面白い一台です。1/100スケールは、この中で唯一の純正品、MINIコレクションのR56ファンカーです。

1/18スケール（R53）は、一般的なミニカーの最大スケールで、カタチや装飾パーツの精度は最も優れています。ティッシュ箱くらいの大きさですが、高品質の製品ならば、写真を上手く撮ると、本物と見間違えるほどのポテンシャルをもっています。ディーラーで販売している1万円超えの純正ミニカーは、この1/18スケールになります。

1/24スケール WELLY製 MINI クーパーS

F56/3ドアのプロポーションを忠実に再現

いかがでしょうか？「なかなかリアルだ。」と思われた方も多いと思います。写真は実物よりも綺麗に映り過ぎている面もありますが、今にも動き出しそうなクオリティーに仕上がっています。どの角度から見ても「なんか本物と違う」という点がなく、この価格帯のミニカーとしては、かなりデキが良いです。

ライトのクロームリングやフロントグリルなどの細かい装飾部分は、安価なミニカーの苦手とするところですが、それらも本物に近い「正しいサイズ感」で実現されています。高価なミニカーでも、ヘッドライトのクロームリングやフロントグリルのフレームが太すぎて、実物からかけ離れている場合もありますので、このF56フェイスの再現性は見事です。

さすがにヘッドライトのLEDリングまでは再現されていませんが、その他のディテールがちゃんと作られているので、全体としてチープ感がなく良くまとまっています。

フロント/リア/サイドビュー

オフィシャルフォト風に、フロントとリア、サイドビューを撮ってみました。外国製のため左ハンドルになっていますが、クロームラインエクステリアが装備されていないので、現行の日本標準仕様とまったく同じエクステリアになっています。

リアコンビランプも手抜きはなく、インナーまでそれっぽく再現されています。ドアのパーティングラインは大きめですが、テールに向けてのルーフやベルトラインの傾斜も自然ですね。ホイールは、現実では滅多に見られないメーカーオプションの18インチ コーンスポークを装着。

ボンネットとフロントドアがオープン可能

ボンネットとフロントドアは開けることができます。エンジンルームやインテリアも意外としっかり再現されていて、ルームミラーは実際に反射するなどコダワリを感じさせます。このほか、4つの車輪は回転が可能で、フロントは左右に曲げることができます。

ちなみに、ドアがオープンできると、ちょっとしたストーリーを演出することができます。例えば、運転席側のドアを開けて、同じスケールの人形を置けば、ドライブ中のワンシーンのような雰囲気をつくれます。ただし、ボンネットは思ったより上がらなので、メンテナンス風景っぽく飾りたい場合には、ちょっと物足りない感じです。

残念なポイント・・

全体的な品質はＯＫですが、外国製の大量生産品ですので、残念ながら少し雑なところがあります。実際にはそれほど気にならないレベルですが、私の個体にはボディ側面やベルトラインのメッキモール、車体裏側に塗装ハゲがありました。下地が見えているのではなく、製造工程でほかの部分の色が付着しているようです。

もう一つ残念なところは、フロントドアのウィンドウが無いため、インナーのボディカラーが窓枠のように目立ってしまっている点です。インテリアが見やすい、ドアが開けやすいといったメリットはありますが、他の部分のデキが良いだけに惜しいところです。

カラーバリエーションとスケール

左：1/24（2,916円）　右：1/18（7,776円）

ご紹介したWELLY（ウィリー）の1/24スケール（2,916円）は、「レッド」と「ボルカニックオレンジ」のカラーバリエーションが用意されています。

上記の製品写真はイエローが強いですが、実物はもっと本物に近いオレンジ系です。ミニカーが発売される前の予約段階では、ペッパーホワイトやブリティッシュレーシンググリーンの設定もあったのですが、現在（2016年3月）、取り扱っているショップが見当たりません。生産数が少量だったのか、発売中止になったのか詳細は不明です。

なお、ひとまわり大きい1/18スケール（7,776円）もラインナップされています。大きさを活かして1/24スケールよりも装飾パーツの精度がアップしています。さらに、1/24スケールには無いフロントドアのウィンドウがあります！ 1/18の実売価格は5,000～6,000円で、1/24の2倍になりますが、大きさと精度を重視するならば1/18がお勧めです。

1/24スケール WELLY製 ペースマンもデキよし！

WELLYの1/24スケールは、F56ハッチバックのほかにも「ペースマンのクーパーS（楽天）」と「初代コンバーチブルのクーパーS（ヤフー店）」もラインナップしています。

ペースマンも、この価格帯のミニカーの中ではバツグンにデキが良いです。サンルーフ仕様で、ハッチバックと同様にボンネットとドアが開閉できます。カラーはメタリックのブルーとレッドの2つ。発売当初は2,000～2,500円で購入できましたが、現在は在庫僅少で値上がり傾向ですので、欲しい方はお早めに。

鑑賞用のディスプレイケースは必須！

収納ケースは非常に簡易なものになっていますので、市販のディスプレイケースに移し替えることをお勧めします。購入時の箱に入れた状態だと、サイドとルーフしか鑑賞できませんので楽しさ半減です。ディスプレイケースに展示すれば、質感もグッとアップして見えて、埃もつきません。少し大きめのケースを買って、空いたスペースにMINI関連のグッズなどを添えても面白いですね。

ダイソーのディスプレイケースなら、「コレクションボックス アーチ深型 300円」がピッタリサイズです。

まとめ：F56でベストバイのミニカー

ご紹介したWELLYの1/24スケールは、現時点（2016年3月）において、最もコストパフォーマンスの良いF56のミニカーだと思います。

このほかの主なミニカーは、MINI純正の「1/64スケール MINI 3DOOR COOPER S トイカー（1,512円）」と「1/18スケール MINI 3DOOR COOPER S（NOREV製/14,040円）」の2つです。

精巧さでは純正の1/18がベストですが、「1/64では物足りない、でもリアルな1/18は高すぎる・・」という方には、WELLYのミニカーがお勧めです。

ミニカーは「ちょっといいな」と思いつつも、実際に購入まで至らない方が多いと思いますが、生活空間にMINIがいると思いのほか楽しめます。ランプシェードの下に置いて夜のライティングを楽しんだり、玄関に置おけば通勤前のモチベーションアップにもなります。難点は、1台買うと、どんどん増えていくことです^^。

参考：F56 クーパーSのミニカー

製品詳細

WELLY NEW MINI HATCH

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