MINIドレスアップのお手本? 海外の特別仕様車をピックアップ
現行の第3世代MINIが2014年に国内デビューして4年が過ぎ、様々なコンセプトの特別仕様車がリリースされている。国内で販売される特別仕様車のほかに、海外市場でのみ販売されている特別仕様車も多く存在する。国内ではちょっと難しいと思われる、大胆なドレスアップが施されたモデルもあり、カスタマイズ好きのMINIファンにとっては眺めているだけで楽しい。
そこで、海外の特別仕様車の中から、これはという注目モデルをピックアップしてみた。
MINI3ドア クーパーS 「MINI コレクション25」
クラブマン専用色ピュアバーガンディーを特別採用
「MINI コレクション25」は、MINI3ドアのクーパーSをベースにした特別仕様車。2018年8月現在、MINIロシアのWebサイトでオーダーを受け付けており、限定数は25台という希少モデル(世界で769台??)。
ボディにMINIクラブマンの専用カラーである「ピュアバーガンディー メタリック」を特別採用しているのが特徴。MINIのモデルラインアップで最もスポーティな3ドアに、クラブマンのオトナ感を表現したカラーを組み合わせることで、通常モデルよりもワンランク上のスモールプレミアムなルックスに仕立てている。
筆者は、国内販売されれば乗り換えを真剣に検討したいくらいお気に入り。
追記:国内販売開始!
2018年10月から国内販売が開始。MINI3ドア/5ドアの「クーパー」をベースにした特別限定車「バーガンディー エディション」。
スポンサーリンク
MINI3ドア/5ドア 「へドン ストリート」
ファブリック風ストライプ着こなすフランス限定車
「へドン ストリート」は、MINI3ドア/5ドアのワンとワンD、クーパーとクーパーDをベースにしたフランス限定の特別仕様車。ちなみに、ワンのディーゼルモデルとなる「ワンD」は国内販売されていない。聞きなれないモデル名はロンドンのストリートに由来している。
ボディカラーは「2018年5月のマイナーチェンジ」で追加された「エメラルドグレー メタリック」。言葉で表すのが難しいミステリアスな色味だが、国内ではまずまずの人気を博している。
このシックなカラーに、ヘリンボーン柄の専用スポーツストライプを装着。ストライプはリア(バッグドア)にも与えられており、クルマ全体を英国風の心地よい雰囲気でつつみこんでいる。こんなオシャレ過ぎるストライプを無理なく着こなすことができるところが、欧州車ならでは。
MINI3ドア/5ドア 「ハイドパーク」
純正アクセサリーでトータルコーデしたスイス限定車
「ハイドパーク」は、MINI3ドア/5ドアのクーパーとクーパーDをベースにしたスイス限定の特別仕様車。
特別仕様といっても、ハイドパークのために製作された専用装備はなく、既存の「MINI純正アクセサリー」を使って通常のモデルとはひと味違うテイストに仕立てあげられている。
スポーティなドレスアップを好む方に人気の「ブラックヘッドライトリング」と「ブラックテールランプリング」でクロームメッキパーツをブラック化。ブラックジャックデザインのスモールサイドスカットルとホイール エアバルブキャップを装着して、ディティールにさりげなく「英国アイテム」をプラス。さらに、16インチのブラックホイールにレッドのホイールセンターキャップを装着して、アクセントカラーとして際立たせている。
これらはどれも国内で購入できる純正アクセサリーのため、自分のMINIを「ハイドパーク仕様」にドレスアップすることが可能だ。
ハイドパークのMINI純正アクセサリーをピックアップ!
MINI3ドア クーパーS 「デラニー エディション」
レーシングカーをオマージュしたカラーリング
「デラニー エディション」は、1970年代の「ル・マン」耐久レースで活躍したレーシングカーのカラーリングをまとった特別仕様車。ベースモデルはMINI3ドア クーパーSで、限定台数は350台。
レトロなアイスブルーをベースに、鮮やかなオレンジにペイントされたボンネットストライプやドアミラーキャップ、リアスポイラーでレーシングスピリットを表現。暖色系でポップなカラーリングでありながらも、エッジの効いたジョンクーパーワークスのエアロダイナミックキットや18インチホイールで、走りのポテンシャルを感じさせる。
ボディと同色ルーフの車両で、リアスポイラーだけを塗り分けているところが、ドレスアップの参考ポイント。
なお、アイスブルーは通常モデルでは選択できない限定色となっており、国内では2017年9月に発売した特別限定車「MINIアイスブルー」で特別採用されている。
MINI3ドア ジョンクーパーワークス「チャレンジ エディション」
100台限定の本格チューニングモデル
「チャレンジ エディション」は、MINI3ドアのハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパーワークス」をベースに本格的なチューニングを施した限定車。2016年に英国限定で120台を販売。
MINIのワンメイクレース「MINI CHALLENGE」に参戦しているレーシングカーをコンセプトに、アグレッシブなエクステリアに仕上げられている。ジョンクーパーワークスエアロをドレスアップする純正オプションの「John Cooper Works Pro エアロダイナミック アップグレードキット」を標準装着。張り出したフロントスプリッターや迫力のリヤディフューザーが、スタイリングを一段と引き締める。
このアップグレードキットは国内でもディーラーオプションとして販売されており、ドレスアップ派のジョンクーパーワークスオーナーに人気が高い。費用はパーツ代と塗装代、工賃で20万円オーバーするため、筆者がジョンクーパーワークスの中古車を購入するとしたら、このキットが装着されている車両を真っ先に探したい。
運動性能も特別仕様で、実際にレースに関わっているサプライヤーと協力して、調整式サスペンションやハイグリップタイヤ、軽量ホイール、強化ブレーキなどを装着して、ルックスに負けない走りを実現している。
MINI3ドア ジョンクーパーワークス 「オレンジ エディション」
専用オレンジのド派手なレーシングモデル
「インターナショナル オレンジエディション」は、MINI3ドアのハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパーワークス」をベースにした特別仕様車。2018年の秋から米国のMINIディーラーで販売を行う。
とびきり鮮やかな専用オレンジとブラックとのバイカラーが印象的なモデル。暴れるオレンジを引き締めるために、クロームメッキのフロントグリルフレームやライトリングは定番のブラック仕様に変更。さらに、ドアハンドルとフィラーキャップ(給油部)も同様に変更されている。レーシーな雰囲気を演出するカーボン製のドミラーキャップも装備。なお、これらのブラックパーツ(MINI純正アクセサリー)は、国内でも購入が可能だ。
ルーフカラーはボディと同色だが、電動ガラスサンルーフがブラックパーツの役割も担っているため、ボディ全体で一貫性のあるカラーリング「オレンジ&ブラック」を実現している。基本的にサンルーフはブラックルーフとの組み合わせが自然だが、このようなカラーリングの構成要素として装備するのも面白い。
特別仕様車のMINI純正アクセサリー
スポンサーリンク