MINI 3ドア/5ドア 内装を彩るインテリアサーフェスとカラーライン
第三世代目のMINI3ドア(F56)と5ドア(F55)にも、これまでのMINIと同様に、豊富なインテリアオプションが用意されている。
その中心的なオプションとなるのが、ダッシュボードやドアの内側を演出する「インテリアサーフェス」と、内装のイメージカラーを担う「カラーライン」。この2つの組み合わせによって、MINIの内装を自分好みにイメージチェンジすることができる。
MINIはファッションのようにデザインを楽しむことができるクルマ。ボディカラーを選ぶように、内装にもこだわって、自分だけのMINIに仕上げよう。
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INDEX
インテリアサーフェス/カラーラインとは?
艶黒:インテリアサーフェス 白:カラーライン
インテリアサーフェスは、模様や色/質感を演出するインテリアパネル。上記の写真では「艶のあるブラックパネルの部分が、インテリアサーフェス」となる。ダッシュボードだけではなく、ドア側にも備わり、室内全体の質感に大きく影響する。
カラーラインは、インテリアのメインカラーを決定づけるインテリアパネル。上記の写真では「白いパネル部分がカラーライン」となる。インテリアサーフェスと同様に、ドア側のドアアームにも備わり、室内のイメージに大きく影響する。そのため、カラーラインのカラー選びには、ボディカラーやシートカラーとのバランスを十分に検討したい。
内装のイメージは、この「インテリアサーフェスとカラーラインを組み合わせる」ことによって創り上げられる。これは、先代のMINI(R56)にも採用されているインテリアコーディネートのデザインシステムで、自分だけのMINIを選ぶワクワク感を与えてくれる。
5ドアは後席用ドアもドレスアップ
MINI5ドア(F55)の場合は、後席用のドアにも前席ドアと同じインテリアパネルが備わるため、室内全体をトータルにコーディネートすることができる。そのため、5ドアを購入する方には、インテリアサーフェスとカラーラインのオプションを十分に検討することを、強くお勧めしたい。
各グレードの標準装備
標準で装備されるインテリアサーフェスは、グレードによって異なるが、カラーラインは全てのグレードで同じカラーが装備される。まずは、標準装備のインテリアを見極めてから、オプションを検討しよう。(写真は海外仕様のため、助手席が右側となっている)
クーパーSとJCWの標準装備
ブラックチェッカード+カーボンブラック
クーパーSとジョンクーパーワークス(JCW)は、インテリアサーフェスに「ブラックチェッカード」、カラーラインに「カーボンブラック」が標準装備。
ブラックチェッカードは、艶のあるブラックをベースに、レースシーンをイメージさせるチェッカーフラッグがデザインされている。カーボン風にも見えるため、スポーティでダイナミックな印象を与える。
なお、ブラックチェッカードは、クーパーSとジョンクーパーワークス専用となるため、他のグレードで選ぶことはできない。
クーパーの標準装備
ペイジーグレー+カーボンブラック
クーパーは、インテリアサーフェスに「ペイジーグレー」、カラーラインに「カーボンブラック」が標準装備。
ペイジーグレーは、ブラックチェッカードよりも小さいカタチのパターンがデザインされている。ライトグレーのため、ブラックチェッカードよりもダッシュボード全体を明るく演出する。スタンダードモデルのクーパーらしく、クセのない落ち着いた印象を与える。
ペイジーグレーもクーパー専用となるため、他のグレードで選ぶことはできない。
ワンの標準装備
マットブラック+カーボンブラック
ワン(ONE)は、インテリアサーフェスに艶なしの「ブラック」、カラーラインに「カーボンブラック」が標準装備。
ワンのインテリアサーフェスは、艶のあるパネルではなく、ダッシュボードと一体化したようなザラザラした質感(グレイン仕上げ)のパネルになっているため、他のグレードに比べて装飾的な効果は薄い。ブラックという名称が使われているが、実際は写真よりも明るい色味でダークグレーに近い。
このパネルもワン専用となるため、他のグレードで選ぶことはできない。
参考:ドアのインテリアサーフェスに大きな違い
左:クーパーS/JCW 右:クーパー/ワン
標準装備のインテリアサーフェスについて、予め知っておきたいポイントがある。それは、「クーパーS/JCW」と「クーパー/ワン」では、ドアのインテリアサーフェスに大きな違いがあるということ。
クーパーSとJCWには、ピアノブラック(写真左の艶のある黒)のパネルが標準で装備されるが、クーパーとワンには備わらない。実際に比べてみると分かるが、ドアに質感の高いインテリアサーフェスが備わると、ダッシュボードとの繋がりがうまれて、室内全体が1ランク上がったような印象になる。
クーパー/ワンのドアにインテリアサーフェスを付けたい場合は、次項で紹介するオプションのインテリアサーフェスを選ぶ必要がある。
インテリアサーフェスのオプション一覧
インテリアサーフェスのオプションは、「ピアノブラック」「ダークシルバー」「ファイヤーワーク」の3つが用意されている。オプション価格は、3ドアと5ドア共通で、クーパーとワンが27,000円、クーパーSとJCWが15,000円となる。
クーパーS/JCWは、ドアにピアノブラックのインテリアサーフェスが標準装備されているため、その分、クーパー/ワンよりも低価格になっている。
1. ピアノブラック
室内がシャープで高級感のあるイメージになるピアノブラック。レッドが使用されているジョンクーパーワークスのインテリアと相性がいい。
2. ダークシルバー
インテリアサーフェスのバリエーションの中で、室内をもっとも明るいイメージ変えるダークシルバー。ドアにも同色のパネルが備わる。
3. ファイヤーワーク
複雑な表情を魅せる不思議なデザインのファイヤーワーク。ブラックベースにレッドやブルーの小さなドットが織り込まれている。ドアにはピアノブラックのパネルが備わる。
カラーラインのオプション一覧
カラーラインのオプションには、「サテライトグレー」「ダークトリュフ」「シャドーグレー」「グローイングレッド」の4つが用意されている。オプション価格は、3ドアと5ドア共通で15,000円となる。
以下は、各カラーラインと主なインテリアサーフェスを組み合わせた写真を掲載している。
1. サテライトグレー
カラーラインに「サテライトグレー」、インテリアサーフェスにクーパーS/JCW標準の「ブラックチェッカード」の組み合わせ。
同様に、インテリアサーフェスに「ピアノブラック」の組み合わせ。
限定パッケージに標準装備
サテライトグレーとピアノブラックの組み合わせは、MINI3ドアのクーパー限定パッケージ「MINI 13th Anniversary Package」に標準装備されている。この組み合わせが気に入った場合は要チェック!
同様に、インテリアサーフェスに「ダークシルバー」の組み合わせ。
2. ダークトリュフ
カラーラインに「ダークトリュフ」、インテリアサーフェスにクーパーS/JCW標準の「ブラックチェッカード」の組み合わせ。
同様に、インテリアサーフェスに「ピアノブラック」の組み合わせ。
同様に、インテリアサーフェスに「ダークシルバー」の組み合わせ。
3. シャドーグレー
カラーラインに「シャドーグレー」、インテリアサーフェスにクーパーS/JCW標準の「ブラックチェッカード」の組み合わせ。
同様に、インテリアサーフェスに「ピアノブラック」の組み合わせ。
同様に、インテリアサーフェスに「ダークシルバー」の組み合わせ。
4. グローイングレッド
カラーラインに「グローイングレッド」、インテリアサーフェスにクーパーS/JCW標準の「ブラックチェッカード」の組み合わせ。
同様に、インテリアサーフェスに「ピアノブラック」の組み合わせ。
同様に、インテリアサーフェスに「ダークシルバー」の組み合わせ。
オプション価格 一覧
インテリアサーフェス
インテリアサーフェス | クーパー/ワン | クーパーS/JCW |
---|---|---|
ペイジーグレー | 標準(ワン除く) | 選択不可 |
ブラックチェッカード | 選択不可 | 標準 |
ピアノブラック | 27,000円 | 15,000円 |
ダークシルバー | 27,000円 | 15,000円 |
ファイヤーワーク | 27,000円 | 15,000円 |
※クーパーSとJCWは、ドアにピアノブラックのパネルが標準で備わる。
カラーライン
カラーライン | 全グレード共通 |
---|---|
カーボンブラック | 標準 |
サテライトグレー | 15,000円 |
ダークトリュフ | |
シャドーグレー | |
グローイングレッド |
※価格は消費税8%込
オプションの組み合わせに注意
インテリアサーフェスとカラーラインのオプションを選ぶ際に、1つ注意しておきたいことがある。それは「インテリアサーフェス」と「カラーライン」は、「オプションのシート」や「ボディカラー」との組み合わせによって自由に選ぶことができない場合があるということ。
制限がかかるのは一部の組み合わせのみだが、詳しくはMINIディーラーで確認していただきたい。
例えば、クーパーSでオプションシートの「クロス/レザー ダイヤモンドカーボンブラック」を選択すると、インテリアサーフェスは、ピアノブラックかダークシルバーの2つしか選ぶことができない。同様に、カラーラインのグローイングレッドは、ボディカラーのボルカニックオレンジやディープブルー、アイスドチョコレート、ブリティッシュレーシンググリーンと組み合わせることができない。(MINI公式サイトで確認 2015年6月現在)
インテリアはMINIを長く楽しむためのカスタムポイント
インテリアは、MINIに乗り込むたびに目に入り、ドライバーだけではなく、同乗者にもMINIらしさをアピールすることができる大事なカスタムポイント。インテリアサーフェスとカラーラインを組み合わせて、自分らしく、長く楽しめるインテリアを選ぼう。
Check!すでにインテリアが選択されているディーラーの在庫車や中古車を購入する場合は、アフターパーツメーカーから発売されている「インテリアパネル」で、お手軽にイメージチェンジすることもできる。さらに、MINIオーナーには定番の「CABANAシートカバー」を装着して、室内カラーをガラッと変えることも可能だ。
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