2018年1月に開催されるダカールラリーに、MINIとX-raidチームは「ジョンクーパーワークス ラリー」と「ジョンクーパーワークス バギー」で参戦する。
「ジョンクーパーワークス ラリー」は、2017年にフルモデルチェンジした「MINIクロスオーバー (F60) 」のルックスをまとった四輪駆動モデル。今回新たに追加された「ジョンクーパーワークス バギー」は後輪駆動モデル。MINIが2つの駆動コンセプトで参戦するのは、今回がはじめてとなる。バギーを追加した理由は、ダカールラリーのルールでは、2輪駆動車に一定のメリットがあるためとしてる。
第40回となるダカールラリーは、2018年1月6日にペルーの首都リマからスタートし、20日にアルゼンチンでゴールとなる全15日間のレース。MINIはこれまで「MINI All 4 Racing」で、2012年から2015年まで4連覇をはたしている。2016年から2017年はプジョーが連覇しており、MINIのリベンジが期待される。
1. MINI John Cooper Works Rally
四輪駆動、3リッター6気筒のディーゼルターボ
「ジョンクーパーワークス ラリー」と「ジョンクーパーワークス バギー」に搭載されるエンジンは、前年モデルと同様に「3リッター直列6気筒のディーゼルターボエンジン」。BMWのツインパワーターボをベースにしており「340馬力 / 最大トルク800Nm」を発揮する。ラリーで勝つにはディーゼルターボによる強大なトルクが必要となる。この感覚は、現行MINIのディーゼルモデルにお乗りの方はイメージしやすだろう。トランスミッションやドライブトレイン、ターボチャージャーは新たに設計された。
2. MINI John Cooper Works Buggy
後輪駆動、3リッター6気筒のディーゼルターボ
「ジョンクーパーワークス バギー」は、「MINI Design」と協力して本格的なバギールックに仕立て上げられた。バギーという市販車とはかけ離れたモデルでありながらもMINIのエッセンスは受け継がれており、2本のボンネットストライプをはじめ、ブラックアウトされたピラーにホワイトのフローティングルーフはMINIファンを惹きつける。もちろんデザインありきではなく、レースで勝つために空力も最適化されている。ボディはカーボンファイバー強化プラスチックとケブラーで作られ、専用設計のスチールフレームは危険な状況下でもドライバーと乗客を保護する。
参考動画
MINI John Cooper Works Rally Track Test
VIDEO
ダカールラリー2017 ダイジェスト
VIDEO
text by minicooper-sketch.com
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