簡単装着! MINI F56/54対応スロコン「pivot 3-drive・LIGHT」
PIVOTから欧州車用スロコン「3-drive・LIGHT」が新発売。BMWとMINI専用となる「3DL-BM」には専用のハーネスが付属し、カプラーオンで簡単に装着することが可能。刺激的なスポーツモードやマイルドなECOモードで、昨日までとは違うドライビングフィールを手軽に楽しむことができる。
対応するMINIは、現行の第3世代MINI 3ドア(F56)やクラブマン(F54)をはじめ、第2世代MINIのハッチバック(R56系)やクロスオーバー(R60)、さらに第1世代MINI(R50/53)まで幅広い。
価格は本体と専用ハーネスがセットで、19,800円(税別)。PIVOT製スロコンの中では、機能を絞って価格を抑えたエントリーモデルとなる。
スロコンとは?
アクセルのレスポンスを改善
スロコンとは「スロットルコントローラー」の略称で、電子式スロットルの開度を純正のセッティングよりも大きくして、レスポンスの良いスポーティなドライビングフィールを実現するチューニングパーツ。反対に開度を小さくして燃料の消費を抑えるECOモードも備える。
つまり、スロコンを装着すると「アクセルを踏み込んだときのパワーの出方を、大きくしたり小さくしたりできる」。高価なサブコンなどとは違い出力やトルクそのものは変わらないが、アクセル操作に対するレスポンスが向上するため純正よりも気持ちの良い加速を楽しむことができる。効果をハッキリと体感できるパーツでありながらも、手軽かつ低コストで導入できるのも魅力。
「出足がもたつく」「もう少しキビキビ走りたい」「週末だけはスカッと走りたい」「少しでも燃費を良くしたい」といった場合にお勧め。
「pivot 3-drive・LIGHT」の特長
簡単装着! MINI専用のハーネス付き
「3-drive・LIGHT」のBMW・MINI用製品「3DL-BM」には、専用ハーネスがセットになっているため、誰でも簡単に装着することができる。誰でもというのはちょっと言い過ぎかもしれないが、ネジを1本外して車両側のアクセルコネクターにハーネスを接続するだけで準備OKというDIY派にはうれしい仕様。
メーカーHPでも「もっとも簡単に装着できるスロコン」と謳っているだけあって、本当に簡単だ。
なお、同シリーズの上位版(従来品)である「3-drive・FLAT」や「3-drive・COMPACT」は、電源(OBDコネクター)への配線も必要なため、装着の難度はやや上がる。
5段階のスポーツ&エコモードを搭載
「3-drive・LIGHT」は「3段階のスポーツモード」と「2段階のECOモード」を搭載。もちろん純正のノーマルモードも選択可能。モード数は他の製品と比べて多いほうではないが、頻繁に使うモードは限られてくるため必要十分。モードの選択方法は、切り換えスイッチを押すごとに「ECO(2段階)‐ スポーツ(3段階)‐ ECOに戻る 」と順番にループしていく仕様。
では実際に各モードによって、どれほどの違いがあるか見てみよう。スロットル開度が大きいほどアクセルに対するレスポンスが良く、燃費は悪化する。
製品マニュアルに記載されている例によると、アクセル開度が40%の場合、純正のノーマルモードでは「スロットル開度:50%」、もっとも燃費に優れたECOモード(Ec2)では純正の半分の「24%」、もっともレスポンスの良いスポーツモード(SP3)では純正より30%以上大きい「82%」になる。スポーツモードの3段階(SP1~3)は、アクセル開度が40%の場合において約10%刻みで大きくなる。これだけの違いがあれば、各モードによる特性をハッキリと体感できるはずだ。
さらにスロコンは、スロットル開度を大きくしてレスポンスをアップするだけではなく、オートマチックの変速ポイントも各モードに応じて最適化してくれる。スポーツモードでは純正よりも低いギアでひっぱり、ECOモードでは早めに高いギアへアップして、ドライバーの期待に答える走りを行う。
アクセルレスポンスと変速ポイントが変更されることによって、乗りなれたMINIでも「新しいドライビングフィール」を楽しむことができる。
その他の特長
- 低電流回路で安定動作
アクセル電源の容量不足による誤作動を防ぐため、7mAの低電流回路を採用し安定動作。 - 誤作動の防止
車種ごとにアクセル特性を設定することで、誤作動のない安定した高精度な制御を行う。 - デジタル制御
温度やノイズ影響によるトラブルがないデジタル制御方式。 - コンパクト
省スペースなコンパクトボディ。ユニットとコントローラーが分離していないワンボディ仕様。 - 安全システム
万一のトラブル時は純正のノーマルに復帰する。
取り付け方法
基本的な配線
※写真は「Audi S3」
具体的な配線は図の通り。車両側のアクセルコネクターに専用ハーネスを挟むカタチで接続する。ハーネスの詳しい接続方法はマニュアルに記載されているのでDIY初心者の方も大丈夫。あとは、スロコン本体を操作が行いやすい場所に付属の両面テープで固定すれば完了だ。希望する場所まで届かない場合は、別売りで1mの延長ケーブル(THC-EC)も用意されている。
アクセルコネクターの場所
アクセルコネクターは、アクセルペダルの土台部分に設置されている。アクセルペダルにあるトルクスネジ(T30)を取り外して上側に持ち上げると、右側面にあるアクセルコネクターにアクセスすることができる。非常に簡単な作業だが、戻した後はアクセルがしっかり元の位置に固定されいてるか確認しよう。
ただし第1世代MINI(R50/53)のアクセルは、これよりも複雑な作業が必要になる。詳細はマニュアルに記載されているが、少しでも不安がある場合はカスタムショップに依頼することをお勧めする。
こんなMINI乗りにお勧め
スロコンは手軽にアクセルレスポンスをアップさせてスポーティな走行を楽しむことができるため、MINIの走りを日常レベルで楽しみたい方に広くお勧めできる。とくにアクセルを踏み込んだ時の出足(もたつき)に不満を感じている場合は、コストパフォーマンスも含めて優先的に検討したい。ずっとノーマルのまま乗っていて「単純に何か変えたい」という方にも、装着簡単&お手頃価格でちょうどいい。
このほか、メーカーオプションである「MINIドライビングモード」の機能と似ているため、ドライビングモードが装着されていないMINIに、その代わりとして装着するのも面白い。ただし、ドライビングモードはステアリングの重さやサウンドも変化する本格仕様となっており、MINIに詳しいカスタムショップならば3~5万円で装着することができる点を考慮して検討したい。
そしてもう一つ重要なポイント。当スロコンは、これまでに発売された第1世代から現行の第3世代のMINIまで広く対応している。そのため、現在第2世代のMINIに乗っていて、ゆくゆく第3世代への乗り換えた場合も継続して使用することができる。旧世代から第3世代へ持ち越すことができるカスタムパーツはそれほど多くない。手軽な価格ながら末長く楽しむことができるのもスロコンの魅力だ。
注意!純正のECU以外は使用不可
純正のECUに基づいて設定されているため、サブコンなどでECUに変更が加えられている車両には使用できない。
商品詳細
BMW・MINI用「3DL-BM」
発売日 | 2016年12月5日から出荷開始 |
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商品名 | pivot 3-drive・LIGHT BMW・MINI用「3DL-BM」 |
価格 | 19,800円(税抜) |
適合 MINIのみ抜粋 |
最新の適合表:メーカーHP(PDF) |
第3世代MINI F56 3ドア:クーパー/クーパーS F54 クラブマン:クーパーS |
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第2世代MINI R56 ハッチバック:ワン/クーパー/クーパーS/JCW R57 コンバーチブル:クーパー/クーパーS R55 クラブマン:クーパー/クーパーS R60 クロスオーバー:ワン/クーパー/クーパーS |
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第1世代MINI R50 ハッチバック:ワン/クーパー R53 ハッチバック:クーパーS R52 コンバーチブル:クーパーS |
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内容物 | 本体/専用ハーネス/両面テープ/インシュロックバンド/取扱説明書/ハーネス装着方法(別紙) |
モード | 3段階のスポーツモード(SP1/SP2/SP3) 2段階のECOモード(Ec1/Ec2) 純正のノーマルモード |
注意 | 純正ECU以外は装着不可。サブコンなどにより純正のECUに変更が加えられている場合は使用できない。 |
サイズ | 横幅60mm 奥行50mm 高さ20mm 原寸大の印刷用データ:メーカーHP(PDF) |
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