ルーマニアで新型MINI「カントリーマン&クーパー」発表イベント
第4世代目となる新型MINIは、2024年から販売を開始する。それに先駆けて、ルーマニアで発表イベントが開催された。
展示されたモデルは、MINIブランドで最も大きい「カントリーマン」と、最も小さな3ドアの「クーパー」。両モデルとも新設定のEVモデルと内燃機関モデルをラインアップする。
まだ正式発表されていないが、カントリーマンと3ドアのボディサイズの中間となる「5ドア」とオープンの「コンバーチブル」、EV専用の「エースマン」が追加される予定となっている。
発表イベントはミュージアムで行われ、ルーマニアのクリエイティブ スタジオ「Les Atelier Nomad」が手がけた映像が、14台のプロジェクターによって投影された。最新のビデオマッピングや3Dアニメーションによる洗練されたグラフィックが、新世代のMINIを盛り上げる。
新型MINIのダッシュボードにはプロジェクターが備わっており、選択したモードによって異なるデザインパターンを投影することができる。その機能のオマージュともいえるイベント演出となっている。
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新型MINIのデザインコンセプトは「カリスマティック・シンプリシティ」。無駄を削ぎ落して、個性をより引き立たせるという考え方。
これまでのMINIで当たり前のように備わっていたボディサイドの加飾パーツ「サイドスカットル」の廃止や、ドアハンドルがグリップタイプから平坦なフラップタイプに変更されたのが、その代表例といえる。
最新の光学ブロックソリューションにより、ヘッドライトのデイタイムランニングライトとブレーキライトのデザインは、3つのパターンから選択できる。
センターにはサムスン・ディスプレイズ製のOLEDディスプレイを搭載。自動車業界で初となる直径240mmの円形を採用している。MINI伝統のセンターサークルは、当世代で遂にフルデジタル化された(されてしまった)。
最大で8つのモードが選択できる「MINIエクスペリエンスモード」は、ドライブフィールに影響を与えるだけではなく、センターディスプレイのインターフェースやプロジェクターによる光の演出で、室内の雰囲気をガラッと変えることができる。
新型MINIではサスティナビリティを実現するために、リサイクル素材の活用や、本革を使用しないインテリア、MINI伝統のクロームメッキパーツを排除するなど、思い切った対策を実施。
具体例をあげると、ダッシュボードとドアパネルに、CO2排出量を最大80%削減し、水の消費量を95%削減する特殊なリサイクルポリエステル生地を採用。ホイールにも、CO2排出量を75%削減するリサイクルアルミニウムが使われている。
EVモデルと内燃機関モデル(ガソリン&ディーゼル)の最新パワートレインは、第5世代 BMWグループのテクノロジーを使用。
サスペンションは、可変トラベル レスポンス (カントリーマンのフロントアクスルに標準装備) 、オプションでアダプティブサスペンションを用意(カントリーマンJCWは標準装備)している。
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