MINI 2023年の世界販売で好調を記録!電動化モデルはシェア拡大

2023年 ミニ モデルラインアップ 3ドア コンバーチブル クロスオーバー

自動車業界における多くの変化と課題に見舞われた2023年に、MINIは世界で販売台数を伸ばすことができた。この中で、新たに導入されたEV(電気自動車)である「MINI3ドア クーパーSE(国内販売無し)」が特に大きな役割を果たした。

MINIはイノベーションと持続可能性への取り組みを強調し、2030年代にEV専門の自動車ブランドになるために突き進む。

ミニ3ドア F56 ミニクーパーSE 2023年 ナノクホワイト

MINI3ドアをベースにしたEV「クーパーSE(国内販売無し)」が、2023年の販売台数を牽引。

2023年はEVモデルの「MINI3ドア クーパーSE」が、MINIの世界総販売台数の「15.3%」を占めるようになった。プラグインハイブリッドの「MINIクロスオーバー クーパーSE(詳細)」を含めると、MINIの総売上高において電動化モデルのシェアは「20.8%」に達する。

EVモデルの導入は、2023年の販売台数に決定的な影響を与えた。45,261人のオーナーはEVを選択し、「MINI3ドア クーパーSE(国内販売無し)」 、または史上初のEVのコンバーチブルである限定車「MINIコンバーチブル クーパーSE(国内販売無し)」を購入した。

MINIのEVモデルは「3.5%」増加し、持続可能なモビリティソリューションを備えたEVブランドへの変革が始まっている。

第3世代となる現行型MINI(F5系/F60)は、昨年の販売台数が「29万5,474台」で前年比「0.9%増」と販売増加を記録しており、この伸びは現行モデルの継続的な魅力を裏付けている。

第4世代となる「新型MINI(関連記事一覧)」は、2024年から続々と登場予定!

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F56 ジョンクーパーワークス 最後の特別仕様車

世界限定999台でMT仕様の「MINI ジョンクーパーワークス 1to6」、残念ながら国内販売無し

MINIは2023年に現行型の終わりを記念して、魅力的な特別仕様車を発売した。

ハイパフォーマンスモデルの特別仕様車「MINI ジョンクーパーワークス 1to6」は、世界限定999台で、マニュアルトランスミッションを備えた最後のジョンクーパーワークスとして発売(国内導入無し)。ニュルブルクリンク24時間レースでデビューし、すぐにクラスの総合順位で表彰台を獲得した。

ミニクラブマン F54 LCI ファイナルエディション クーパーSD エニグマティックブラック

最後のクラブマン「ファイナルエディション」

現行型で廃止となるMINIクラブマンは、世界限定1969台(国内320台)で「MINIクラブマン ファイナルエディション(詳細)」を発売。クラブマンの最後に相応しく、豪華装備が満載で人気の特別仕様車となっている。

2024年フルモデルチェンジ 新型ミニクロスオーバー U25と3ドアの比較

2024年から国内導入が始まる新型MINIクーパーと新型MINIカントリーマン、両方ともEVモデルと内燃機関(エンジン)モデルを用意する

「2023年はMINIにとって特別な年でした」と、MINIの責任者「ステファニー ブルスト」は述べた。

「当社のEV(全電気自動車)の展開の加速は、より環境に優しい未来を形成するという当社の共通の取り組みを強調しています。まったく新しいMINIファミリーの今後の発売により、私たちはより持続可能な自動車環境への取り組みを推進しながら、ドライビングエクスペリエンスに新たな基準を設定していきます。新しい電動MINIファミリーの最初のモデルである新型MINIクーパーとMINIカントリーマンを、IAAモビリティでワールドプレミアした後の熱狂的な反応は、私たちに大きな自信を与えてくれます。」

ミニクーパーSE J01 2024年 走行シーン

MINIの基幹モデルとなる3ドアの新型MINIクーパー、EVモデルはEV専用のプラットフォームを使用して中国で生産する(ガソリンエンジンモデルは英国産)

2024年フルモデルチェンジ U25 新型ミニカントリーマンSE ALL4 フロントビュー

MINIクロスオーバー(国内旧名)の新型モデルとなるMINIカントリーマン、EVとガソリンエンジンに加えて、ディーゼルエンジンも用意する

MINI3ドアをベースにしたEVの「MINIクーパーSE/クーパーE(詳細)」、同じくSUVのEV「MINIカントリーマンSE ALL4/カントリーマンE(詳細)」は、新開発されたモデルで、先代より大幅に変更された内外装のデザイン、最先端のテクノロジー、強化された航続距離、エキサイティングなデジタル顧客体験を実現する。

これまでに無かった完全な新モデルとなる5人乗りのコンパクトSUV「MINIエースマン」は、EV専用モデルとして動力性能と航続距離が異なる2つのグレードで市場に投入する。なお、エースマンは2022年に「コンセプトモデル(詳細)」を発表している。

また、EVモデルだけではなく、ガソリンエンジンを搭載したモデルを2024年中に追加投入し、顧客の様々なニーズに答えられるように、パワートレインの選択肢を提供する。

※当記事は、本国のBMWプレスリリース(2024/1/15)を元に、当サイトで加筆修正したものです。

text by minicooper-sketch.com

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