MINIが自分だけのオリジナルなカスタムパーツをオンラインで作成できるサービス「MINI Yours Customised(ミニユアーズカスタマイズ)」を発表。
「MINI Yours Customised」は、MIMIのドレスアップパーツで定番となっているインテリアトリムやサイドスカットル、LEDドアプロジェクターなどのデザインを独自に作成することができるサービス。用意されたWebサイトで、カラーやパターンなどを選択すると、そのデータを元にパーソナライズされたパーツが製造され、わずか数週間で手元に届く。
MINIは「カスタマイズを楽しむ」という文化がもっとも根付いているクルマの1つ。そこに新たに投入される「MINI Yours Customised」は、メーカーがユーザに提案する究極のカスタマイズサービスといえる。
サービスの開始時期は2018年で、ヨーロッパと主要な市場(MINI販売国)で利用可能としている。日本のMINIファンにウケそうなサービスだが、国内での利用については明らかにされていないため、期待して続報を待ちたい。
最新テクノロジーが可能にしたパーソナライズ
3Dプリントやレーザーレタリングを使用
「MINI Yours Customised」のスピーディーで自由度の高いオーダーメイドを可能にしたのが、3Dプリントやレーザーレタリングの最新テクノロジー。この新しい生産方法によって、MINIオーナーが作成したデザインを忠実かつ素早く製造することを可能にしている。
デザインから発注は、Webベースの「カスタマイザー」で行う。カスタマイザーでデザインしたデータは、ドイツにある施設に送られて正確に再現(製造)される。3Dプリンタは、BMWグループとヒューレット・パッカードなどがパートナーシップを組んで用意したもので、既製品の純正パーツと同等の機能性や安全性に準拠した製造を可能としている。オリジナルでありながらも、あくまで純正パーツとしての品質がそこにある。
「カスタマイザー」は、自分が作成したデザインをSNSでシェアすることもできる。MINIのオンラインコミュニティに多くの作品が投稿されれば、お互いに刺激を受けて新たなアイディアやトレンドが生まれるかもしれない。
好きな文字や自分で用意した署名もOK
ワガママなMINIオーナーの夢を叶えるために、デザインの自由度も高く設計されている。予め用意されているカラーやパターン、アイコンに加えて、アルファベットで任意の文字や、自分で用意した署名(サイン)も入れることができる。例えば、自分のハンドルネームやオーナーグループの名称、MINIのコードネーム、MINIが新車登録された日などを入れれば、ワンステップ深いレベルのパーソナライズを楽しむことができる。例に挙げたものは筆者の思い付きだが、「あっ、その手があったか」と思えるような斬新なアイディアに出会えそうだ。
カスタマイズできるパーツは「4つ」
1. サイドスカットル
サイドスカットルのカラーは、アスペンホワイト、チリレッド、ジェットブラック、メルティングシルバーから選択。すべてマットカラー(艶消)となる。デザインパターンは拡大縮小が可能で、そこに用意されたアイコンや任意の文字を入れることもできる。
対応モデルは、MINI3ドア/5ドア、MINIコンバーチブル。
2. インテリアトリム
助手席側ダッシュボードのインテリアトリムは、アスペンホワイト、チリレッド、スターライトブルー、ムーンウォークグレー、ジェットブラックから選択。すべてマットカラーとなる。サイドスカットルと同様に、デザインパターンの選択や、任意の文字を入れることができる。
ただし、インテリアトリムの装着は、予めそれに対応したメーカーオプションの装備が必要。そのマウントのおかげで、誰でも簡単に取り付けと取り外しができる。
対応モデルは、MINI3ドア/5ドア、MINIコンバーチブル。
3. LEDドアトリム
LEDドアトリムは、ドアオープン時にLEDが点灯するエントランスカバー。ボタン電池を内蔵しているため、難しい配線は必要ない。既存のカバーを剥がして貼り付けるだけでOK。
ドアトリムは、スタイリッシュなブラッシュド(シャープな線が入る)またはブラックから選択。こちらも、拡大縮小が可能なデザインパターンやアイコンに加えて、任意の文字を入れることができる。さらに、自分で用意した署名(サイン)を使用することも可能。
対応モデルは、MINI3ドア/5ドア、MINIコンバーチブル、MINIクラブマン。5ドアとクラブマンは後部座席用のトリム(LED無し)が追加される。
4. LEDドアプロジェクター
LEDドアプロジェクターは、ドアオープン時にグラフィックを地面に投影するランプ(カーテシーランプ )。チリレッドやスターライトブルーなどのオプションが用意されている。予め用意されたアイコンや、任意の文字、自分で用意した署名(サイン)を使用することが可能。
LEDドアプロジェクターの装着は、ドアの下側にエントリーライト(エキサイトメントパッケージに含まれる)が備わっているモデルに限られる。すでに純正アクセサリーのLEDドアプロジェクターを装着している場合は、スライドを差し換えるだけでOK。ドアプロジェクターは「MINI Yours Customised」で唯一、先代のモデル(R56/60系)にも対応している。
対応モデルは、ドアエントリーライトがあるMINI3ドア/5ドア、MINIコンバーチブル、MINIクラブマン、MINIクロスオーバー、第2世代MINI(R56/55/60など)。
動画
デザイン作成からパーツ装着のイメージ
作例やデザインパターン
text by minicooper-sketch.com
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