ミニクロスオーバー(R60) ボディーカラーまとめ

ミニクロスオーバー 色

「大きいMINI」として大人気のMINIクロスオーバー(R60)には、11色のカラーバリエーションが用意されている。これだけでも十分だが、MINIはルーフカラーをブラックやホワイトから選ぶことが出来るため、実際のカラーパターンは驚くほど豊富だ。

当記事では、マイナーチェンジでクリーンディーゼルモデルが追加された後期モデル(2014年9月8日発売)のボディーカラーを中心に紹介している。廃止になった旧モデルのカラーもフォローしているので、中古車選びの参考にもどうぞ。

INDEX

  1. カラーバリエーション(現行モデル)
  2. ルーフカラーは3パターン
  3. ルーフカラーとスタイリング
  4. フォトギャラリー
    ライトホワイトライトコーヒージャングルグリーンブレイジングレッドクリスタルシルバーブリリアントコッパースターライトブルーコスミックブルーミッドナイトグレーアブソリュートブラック
  5. 特別限定色
    フローズンブラック(マットブラック)インターチェンジイエローとカイトブルー
  6. 販売が終了したカラー
    ピュアレッドとロイヤルグレートゥルーブルーとサーフブルーその他

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カラーバリエーション(現行モデル)

MINIらしい普通のクルマとは一味違う11種のカラーがラインアップされている。マイナーチェンジで新登場した色は、ジャングルグリーンメタリックとミッドナイトグレーメタリック、スターライトブルーメタリックの3つ。(スターライトブルーはペースマンの専用色だったが、クロスオーバーにも採用)

ミニクロスオーバー カラー一覧
source : MINI Japan configurator (2014/10/1)

チリレッド(ソリッド)は、フラッグシップモデルのジョンクーパーワークス専用色で、クーパーSDには、スポーティなエクステリアとインテリアが備わる「John Cooper Works チリパッケージ」を装着すると選択が可能になる。(ルーフカラーにも選択可能)

関連:艶消し黒の「フローズンブラック」が採用されたクーパーSDが140台限定で発売。「ディーゼルのMINIクロスオーバーSDにマットブラックの限定車が登場

標準カラーとオプションカラー

ソリッドカラー(単色)の「ライトホワイト」と「ライトコーヒー」は、標準色となる。その他のカラーはメタリック(キラキラ輝く)となるため、57,000円の追加費用が必要となる。

ルーフカラーは3パターン

ミニクロスオーバー ルーフカラーのバリエーション

冒頭でも述べたように、MINIの本当のカラーバリエーションはルーフカラーとの組み合わせで倍増する。

ルーフカラーは、「ボディーカラーと同色」「ブラック」「ホワイト」の3パターンから選ぶことができる。ただし、エントリーグレードのONE(ワン)は、必ずボディーカラーと同色になる。なお、サイドミラーのキャップにもルーフカラーが適用される。例えば、ホワイトルーフにはホワイトのキャップがセットになる。

ブラックルーフはボディーカラーを魅力的に目立たせる。ホワイトルーフはボディーカラーとの相乗効果で、ツートンカラーならではの魅力を演出する。

多くの場合、ボディ同色を選ぶことは少なく、ライトホワイトやジャングルグリーンにはブラックルーフ、アブソリュートブラックやコスミックブルーのダーク系にはホワイトルーフが定番となる。

カワイイMINIにしたい場合は、ブレイジングレッドやスターライトブルーなどの元気なカラーにホワイトルーフを組み合わせるのがお勧め。シックでオシャレにしたい場合は、ブリリアントコッパーにブラックルーフが筆者のイチオシだ。

ジョンクーパーワークスはレッドルーフも選択可能

例外として、ハイパフォーマンスモデルのジョンクーパーワークスは、ボディ同色/ブラック/ホワイトの3パターンに加えて、レッドルーフ(参考)を選ぶことができる。レッドルーフはジョンクーパーワークス専用色ということもあり、ブラックボディとの組み合わせが人気となっている。

各グレードで選択できるルーフカラーは以下のとおり。

グレード ルーフカラー
ワン ボディと同色
クーパー / クーパーS ボディと同色 / ブラック / ホワイト
ジョンクーパーワークス ボディと同色 / ブラック / ホワイト / レッド

ルーフカラーとスタイリング

ミニ ブラックルーフとホワイトルーフ

ルーフカラーはスタイリング全体の印象に影響することを付け加えておきたい。同じカラーでもブラックルーフとホワイトルーフでは、予想した以上に違って見える。

上記の画像を見て頂くと一目瞭然だが、ブラックルーフのほうがルーフが下がって見えて、全体的に車高が低いイメージになる。いっぽう、ホワイトルーフの場合は、膨張色の白がトップにくるためボディ全体が大きく見える。

また、MINIのピラー(ルーフを支える柱)はブラックで統一されているため、ブラックルーフはピラーと同色になりカタマリ感がでる。ホワイトルーフはルーフのみホワイトで、トップに視線が行くスタイリングになる。

ライトホワイト

ミニクロスオーバー ライトホワイト
photo credit : BMW AG
※写真は前期モデルのクーパーS

ライトホワイト(ソリッド)は、クロスオーバーで大人気のカラー(正確なデータはないが、おそらく1番人気のカラー)。気持の良い爽やかな白にブラックルーフが定番。膨張色で大きく見えるボディとハイコントラストなツートンカラーで、存在感もバツグンだ。オプションのブラックリフレクターヘッドライトを装着すると、フェイスがグッと引き締まる。

ライトコーヒー

クロスオーバー ライトコーヒー
photo credit : m.p.3. / cc
※写真は前期モデルのクーパー

ライトコーヒー(ソリッド)は、「さすがMINI」と称賛したくなる個性的なカラー。光の当たり方で表情に幅があるので、実車を確認できない場合は、なるべく多くの写真を見て検討することをお勧めする。ブラックルーフをチョイスすると、少し落ち着いた印象になる。

ジャングルグリーン

ミニクロスオーバー ジャングルグリーン
photo credit : BMW AG ⇒その他の写真

ジャングルグリーン(メタリック)は、後期モデル(マイナーチェンジモデル)で追加された代表的なカラー。クロスオーバーのオフロードでアクティブなイメージが楽しく表現されている。写真は、ブラックルーフと相性の良いピアノブラックエクステリア(ピアノブラックのヘッドライトリングやサイドスカットルなど)を装着して、グッと引き締まった精悍なイメージに仕上げられている。前期モデルには、これよりもシックなオックスフォードグリーン(メタリック)が設定されていた。

ブレイジングレッド

クロスオーバー ブレイジングレッド
photo credit : minicooper-sketch.com

ブレイジングレッド(メタリック)は、2つの顔を魅せるレッドカラー。メタリックだがソリッドの印象に近い。筆者の主観になるが、明るい日中は輝く情熱の赤そのもの。だが、日が落ちてくると落ち着いた濃い赤に見える。写真は、オプションのブラックリフレクターヘッドライトとブラックヘッドライトリング(ピアノブラックエクステリア)を装着してハイコントラストで強いイメージ。

クリスタルシルバー

ミニクロスオーバー シルバー
photo credit : BMW AG
※写真は前期モデルのクーパー

クリスタルシルバー(メタリック)は、透き通るような綺麗な輝きを放つカラー。一般的なシルバーよりも光の変化による表情が豊かで、クリスタルというカラーネームに納得がいく。シルバーは汚れが目立ちにくいため、一般的なクルマでは人気カラーとなるが、クロスオーバーではマイナーカラーとなる。ブラックルーフと組み合わせると、メリハリがでてワンステップ高級なシルバーになる印象。オプションのブラックストライプがよく似合う。

ブリリアントコッパー

ペースマン ブリリアントコッパー
photo credit : BMW AG
※写真は前期モデルのペースマン クーパーS

ブリリアントコッパー(メタリック)は、クラシカルなアンティークを想起させるカラー。銅(コッパー)の奥深く金属感のあるグラデーションが、シックでオシャレなクロスオーバーを創る。ブラックルーフが定番となるが、ホワイトルーフも面白い。老若男女に無理なくお勧めできるオシャレなカラー。

スターライトブルー

クロスオーバー スターライトブルー
photo credit : BMW AG

スターライトブルー(メタリック)は、元気なブルーがストレートに表現されたカラー。明るい日中では元気なブルーそのものだが、日が落ちると少し紫が入った群青色に見える。元々はペースマンの専用色だったが、後期モデルよりクロスオーバーに採用された。ペースマンの例になるが、多くの方がホワイトルーフを選択している。かといってブラックルーフが似合わない色ではないので、双方の検討をお勧めしたい。

コスミックブルー

クロスオーバー コスミックブルー
photo credit : M 93: „Dein Nordrhein-Westfalen“ / cc
※写真は前期モデルのクーパーS

コスミックブルー(メタリック)は、宇宙をイメージさせる濃紺カラー。シックなディープブルーのグラデーションが、さりげないオシャレ感を演出する。スターライトブルーは強すぎる、かといってブラック系は重いといった方にも選びやすいカラーだろう。定番のホワイトルーフは、落ち着いたコスミックブルーにMINIらしいポップな印象を与える。

写真は、ディーセルエンジンを搭載したクーパーDに、後期モデルで追加されたピアノブラックエクステリアを装着している。

ミッドナイトグレー

ペースマン ミッドナイトグレー
photo credit : BMW AG
※写真はペースマン クーパーS

ミッドナイトグレー(メタリック)は、後期モデルで追加された新しいカラー。グレーというとブラックよりの色味をイメージするが、ミッドナイトグレーは、光の加減によって少しブラウン系が混ざったエレガントな表情を魅せる。カラーバリエーションの中で、最も説明が難しい色かもしれない。新色のため、定番となるルーフカラーは分からないが、前期モデルの近似色であるロイヤルグレー(メタリック)では、ホワイトルーフが人気だ。

アブソリュートブラック

クロスオーバー アブソリュートブラック
photo credit : BMW AG
※写真は前期モデルのクーパーS

アブソリュートブラック(メタリック)は、定番の人気カラー。特にクーパーSにチョイスすると、フロントグリルのブラックメッシュと相まって迫力が増す。ルーフはホワイトが定番となるが、写真の様にボディ同色ルーフを選ぶ方も多い。ブラックだけに許された特権がある。それはエクステリアをブラックで統一するカスタマイズが楽しめること。ボディ同色ルーフに、ブラックデザインパッケージを装着すると、オールブラックでコーディネートされたクロスオーバーが誕生する。

写真はオプションのスポーツストライプを、ボンネットとルーフに貼って、精悍なツートンカラーに仕上げている。クーパーSに人気のアディショナルヘッドランプ(フロントの丸い2つのランプ)もオプションとなる。

特別限定色

フローズンブラック(マットブラック)

クロスオーバー マットブラック 艶消しブラック

フローズンブラックと呼ばれるマットブラック(艶消し黒)は、クロスオーバーSDとペースマンJCWの特別限定車「ブラックナイト」にだけ設定される限定色。

他を圧倒する独特な存在感を放つスペシャルカラーだ。しかも、クロスオーバーSD(ディーゼル)は140台限定、ペースマンJCWは10台限定ということが、強い個性に拍車をかけている。マットブラックは、洗車(メンテナンス)に注意が必要だが、興味がある方は一度は実車を見てみることをお勧めする。

なお、フローズンブラックは、マイナーチェンジ前(前期型)の「ブラックナイト」にも設定されているので、ディーゼル車ではなくガソリン車で欲しい方は、前期型の中古車を検討してみるのもいいだろう。

関連:ディーゼルのMINIクロスオーバーSDにマットブラックの限定車が登場

インターチェンジイエローとカイトブルー

ミニクロスオーバー限定車 インターチェンジイエローとカイトブルー

インターチェンジイエローとカイトブルーは、2015年5月に発売された特別限定車「サンライト」と「マリン」に採用されている限定カラー。

詳しくはこちら「ミニクロスオーバー 夏をテーマにした日本限定車が登場!

販売が終了したカラー

クロスオーバーに限ったことではないが、マイナーチェンジや年次改良で廃止されるカラーがある。例えば、マイナーチェンジした後期モデル(2014年9月8日発売)からは、「トゥルーブルー」「オックスフォードグリーン」「ロイヤルグレー」の3色が廃止され新色に入れ替わっている。

だが、クロスオーバーのマイナーチェンジは、クリーンディーゼルモデルの追加と、内外装の小変更に留まっているため、廃止されたカラーの中に気に入ったものがあれば、旧モデルを購入するのもお勧めだ。(マイナーチェンジ前の前期モデルも、年次改良により小変更されている

なお、マイナーチェンジで廃止されたカラーは、MINIディーラーに在庫車があれば新車でも購入が可能だ。そのほかは中古車から探すことになる。

参考記事:マイナーチェンジの主な変更点

ピュアレッドとロイヤルグレー

クロスオーバー ピュアレッド ロイヤルグレー
photo credit : BMW AG

メタリックのブレイジングレッドとは違ってストレートな発色のピュアレッド(ソリッド)。クロスオーバーのアクティブな軽快感を、落ち着いたキャラクターに変えるロイヤルグレー(メタリック)。

トゥルーブルーとサーフブルー

ミニクロスオーバー ブルー
photo credit : BMW AG

清々しい夏の青空を連想させるトゥルーブルー(メタリック)と、オシャレなマリンカラーのサーフブルー(ソリッド)。どちらのブルーもホワイトルーフが良く似合う。

その他

この他にも、MINIのキャラクターにピッタリのブライトイエロー(ソリッド)や、英国の気品をそのまま表現したようなシックなグリーンメタリックのオックスフォードグリーン(メタリック)がある。同じグリーンでも、後期モデルのジャングルグリーンとは対照的な性格をもつ。

カラー選びはMINI選び

カラーバリエーションが豊富なMINIにとって、「カラー選びはMINI選び」と言っても大袈裟ではないだろう。筆者がMINIを購入した時も、ボディカラーとルーフカラーの組み合わせで、最後まで迷い続けた経験がある。

購入後も選んだカラーの存在は本当に大きい。カラー同様に選択に悩むオプション機能は「後付けや」「別の代替手段」で解決できることが多いが、ボディカラーはそうはいかない。

気に入ったカラーは、長く乗れば乗るほど愛着がわいてくるもの。洗車のモチベーションアップにも貢献してくれる。是非あなたにとってベストなカラーを選んで、MINIライフを楽しく彩って頂きたい。

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text by minicooper-sketch.com