まずはコーディング!? 新型MINI(F56)のカスタマイズまとめ part1
新型MINIハッチバック(F56/2014年発売)が発売されて間もないが、早くも様々なカスタム例がMINIプロショップやMINIディーラーのBLOGで紹介されている。
ユーティリティ機能を自分好みの設定に変更できるコーディングや、センターディスプレイの活用といった新型ならではのカスタムから、定番のローダウンやオリジナルのボンネットストライプなど幅広い。
今後、アフターパーツメーカーから続々と対応製品がリリースされていき、MINIのカスタムが先代以上に盛り上がっていく期待を抱きながら、現時点のカスタム事例をファーストステップとして紹介しよう。
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コーディング
photo credit : LED&HID コーディングのライコウ
「LED&HID コーディングのライコウのBLOG」(滋賀県)で、コーディングの事例が紹介されている。
コーディングとは、MINIのコンピューター(プログラム)に変更を加え、設定値の変更や日本仕様車で無効化されている機能を有効化することができるソフトウェアレベルのカスタム。オーナーの好みに合わせて細かなセッティング変更ができるので、使い勝手の向上が期待できる。プログラムの書き換えのみのため、低コストで施工でき、標準の設定に戻すことも容易だ。
ライコウで紹介されているコーディング項目は、以下の通り。
- リングライトのデイライト化
リングライトをデイライト発光(ON/OFF切り替え可能) - リーガルディスクレーマー解除
エンジン始動時に画面に表示される警告表示を非表示 - ConnectedDriveにUSBビデオ再生機能追加
アームレストのUSBポートにUSBメモリを挿すと動画の再生が可能 - ドアオープン時のパワーウインドウのオートクローズ有効化
- 3ターンシグナルの回数変更
5回に変更 - バック時の助手席ドアミラー下降角度変更
標準仕様より浅めの下降角度に変更 - ドアロックと連動したドアミラー自動収納
- アイドリングストップ状態のメモリー化
- エアコンOFF状態のメモリー化
- 時刻をGPS連動で自動設定
特に注目したいのは1つ目のLEDヘッドライトリングのデイライト化(デイライトモードの追加)だろう。新型MINIが発表されたとき、リング型のデイライトがクローズアップされていたが、残念ながら日本仕様車では無効化されていた。それをコーディングによって有効化してデイライト発光(写真右)させている。有効化すると、センターディスプレイに表示されるメニュー項目にデイライトが追加(写真左)され、オンオフの切り替えも可能になる。
デイライトは外に向けてアピールできるので「あのMINI、コーディングしてるな」と、分かる人には分かる満足度の高いカスタムだ。
追記:コーディングができない車両について
2015年に入ってからコーディングができないケースが報告されています。メーカー側が、新しいバージョンのコンピュータ(EUC)にプロテクトをかけたようです。それでも、ショップによっては対応が可能ですので、事前に問い合わせてみてください。
コーディングで1つ注意しておきたいのは、MINIディーラーに入庫した際に、プログラムの初期化やバージョンアップを行うとコーディングで設定した内容がリセットされてしまうこと。新型MINIは発売されたばかりなので、プログラムのバージョンアップ頻度は高い可能性が考えられる。念のため、施工店に再設定費用について確認しておくといいだろう。※ライコウでは無料
詳しい解説と施工費用については、ライコウのBLOGで確認できる。
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純正ナビのモニターに地デジを表示
photo credit : EX-FORM BLOG
「EX-FORM(エックスフォルム)のBLOG」(神奈川県)で、純正ナビのモニターに地デジを表示するカスタムが紹介されている。
新型MINI(F56)には、オプションでナビゲーションパッケージ(クーパーSは標準装備)という純正ナビが用意されているが、TVチューナーが非搭載のため、地デジを観ることができない欠点がある。それをアフターパーツのインターフェースユニットを使用して視聴を可能にしている。
フルスクリーン表示や、ナビとの2画面表示に対応。さらに、WiMESHという機器をつかってWi-Fi(無線)で、スマートフォンの画像や動画をモニターに表示することができるという。
純正ナビのモニターについては、タッチパネル仕様になっていないことで否定的な意見も聞かれるが、インパネにスマートに埋め込まれた汎用モニターという点では優れているので、積極的に活用したいところだ。
なお、ディーラーオプションに「MINIデジタルTVチューナーパッケージ(151,200円 ※要工賃)」が用意されているので、MINIディーラーでの施工も可能だ。
参考製品「BMW純正アクセサリー採用製品 デュアルスクリーンインターフェース DBA-WF2(F56用)」
JCW 18インチホイール
「MINI奈良のBLOG」で、John Cooper Worksアクセサリーの18インチホイール「JCW pro クロススポーク 506」を装着したクーパーSが紹介されている。
ジェットブラック光沢仕上げと複雑な造形で、迫力のある足回りにグレードアップしている。タイヤとセットで50万円近いホイールだが、その分のスペシャル感は十分だ。
MINIハッチバックに18インチは大きすぎる気もするが、先代MINI(R56)に比べてフロントのオーバーハングが大きくなった新型MINIは、18インチも無理なく履きこなしている印象。
オリジナルデザインのストライプ
カスタムショップ並の正規ディーラー「MINI大田のBLOG」で、オリジナルデザインのストライプを施工したミッドナイトブラックのクーパーSが紹介されている。
太いセンターラインをベースとしたスポーツストライプ風のオリジナルデザイン。ラインはフロントとリアのアンダー部分までダイナミックに延長されており、ルーフは色反転したブラックラインでまとまっている。
ブラックとホワイトのハイコントラストによりインパクト抜群の仕上がりだ。もう新しいデザインのMINIといっても言い過ぎではないかもしれない。オリジナルのストライプは、オーナーの強い思い入れを感じることができるカスタムのひとつで、その無限のデザインパターンを観るのが本当に楽しい。
このほか、MINI大田のBLOGには、興味深いカスタム事例が頻繁にアップされているので、最寄りのディーラーでない方もフォローしておくことをお勧めする。
GIOMIC デモカー
photo credit : GIOMIC BLOG
BMW MINI専門のパーツブランド「GIOMIC(ジオミック)のBLOG」で、フルカスタムされたクーパーSが紹介されている。先代からの定番カスタマイズ「ライトリングとフェンダーアーチのボディ同色化」や「フロントグリルフレームとブレーキダクトのブラックアウト」に加え、新型(F56)で新設されたグリル下のフロントバンパーをブラックからボディ同色に塗装して、大幅なイメージチェンジを遂げている。
リアのアンダー部分もブラックアウトされており、スポーティな大型ディフューザーのように見える。
ちなみに、ホイールはオリジナル開発の「EX02R」。17インチで純正のセンターキャップも装着可能だ。詳細はBLOGで確認できる。
フロントグリルのカスタマイズについては、こちらの記事もお勧め「MINIクーパーS(F56) フロントグリルのカスタマイズ」
MINIMAX デザインゲージ
photo credit : MINIMAX BLOG ※写真は標準のゲージ
先代からのMINIオーナーには、説明不要の定番メーターゲージ「MINIMAX」。新型MINI用は鋭意開発中(2014年7月時点)とのことだが、期待を込めて先行して紹介しておこう。
★追記:9月から販売開始!「MINIMAXからMINI F56用 カスタムゲージが登場!」
アフターパーツのメーターゲージは男らしいレーシング系のデザインが一般的だが、MINIMAXはひとことで言ってオシャレだ。もちろん表層的な誤魔化しではなく「視認性とデザイン性の両立」を念頭に設計されている芯のあるデザインで、そのままリビングのインテリアになってしまうような、普遍的な美しさを持っている。
先代MINIでは、標準のホワイトベースのゲージをMINIMAXのブラックベースのゲージに変更するのが人気だったが、新型MINIは元々ダークグレーベースになっているため、カラーチェンジによる大幅な効果は期待できない。そこで、MINIMAXがどんな答えを出すのか興味深い。
新型のF56用ゲージは「凝縮感」をテーマに開発しているという。新型MINIのインテリアは先代よりも質感がアップしてシックな雰囲気になっている。その空間の中で新しいMINIMAXがどんな価値を発揮するのか期待せざるを得ない。
最新情報は「COLUMN MINIMAX」で配信されている。
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