新型MINIクーパー(F56)の1番人気オプションと人気ホイール

ミニクーパー F56 人気のオプション

新型MINI(F56/2014年発売)には、豊富なオプションが用意されている。その中でも、新型の象徴となっているLEDヘッドライトや、エクステリアを決定づけるホイール選びは悩ましいポイントのひとつだろう。

先に公開した記事「新型MINI(F56)人気色ランキング発表!!」の作成に当たり、新型MINI(3ドア)の発売開始から3か月経過したタイミングで、全国のMINIディーラーBLOGに掲載されている新型の納車報告を元に100台を集計した。その際に、副産物としてLEDヘッドライトの装着率や人気のホイールが見えてきた。

そこで、ミニクーパーとミニクーパーSに分けて、その人気ぶりをまとめてみた。それぞれの集計対象となったMINIは、数十台と少ないが全体的な傾向はつかめるはずなので、オプション選びの参考になるだろう。

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クーパーの人気オプション

集計した100台のうちクーパーは45台。

LEDヘッドライト+LEDフロントフォグライト

ミニクーパー LEDヘッドライト

45台中32台が「LEDヘッドライト+LEDフロントフォグライト」を装着。 ※クーパーSは標準装備

クーパーの約71%が、オプションの「LEDヘッドライト+LEDフロントフォグライト」を装着していた。10万円を超える高価なオプションだが、照射の明るさに加え、「LED」という次世代感が人気の理由になっているのではないだろうか。

また、新型MINIのフロントフェイスは、この特徴的なデザインのLEDヘッドライトが大きなウェイトをしめている。CMや各種プロモーションのMINIはLEDヘッドライトを装着しているので、それと同じイメージを手に入れたいという背景もあるだろう。

LEDヘッドライトを検討する場合は、アダプティブ仕様や、標準装備のハロゲンヘッドライトとの違いも理解しておくことをお勧めする。

詳しくはこちらの記事で解説している「新型ミニクーパー(F56) オプション装備まとめ / LEDヘッドライト

クーパーSの人気ホイール

集計した100台のうちクーパーSは55台。そのうちホイールを確認できたのは41台。

16インチ ビクトリースポーク ブラック

MINI ビクトリースポーク ブラック

41台中16台が「16インチのビクトリースポーク ブラック」を装着。

クーパーSの約39%が、オプションホイールの「ビクトリースポーク ブラック」を装着していた。この結果は、集計の中で最も驚きだった。ブラックホイールは、先代MINIでも社外品ホイールを含めて、一定の支持を得ている印象だったが、納車段階でここまでの装着率になっているとは予想外だ。

ブラックホイールは、ブラックルーフと組み合わせると非常に相性がいい。ボディーカラーをルーフのブラックとホイールのブラックで挟むことにより、MINI特有のスポーティなカラーリング効果が生まれる。16台のうち13台がブラックルーフで、残り2台がブラックチェッカー純正アクセサリーのルーフステッカーだった。

見た目以外にも、汚れが目立ちにくいメリットがある。MINI(欧州車)は、標準のブレーキパッドの場合、ブレーキダストが大量に出るので、通勤で使用していると一週間でホイールは真っ黒になってしまうからだ。

オプションホイールのなかでブラックが用意されているのはビクトリースポークのみ(集計時点)で、クーパーSの場合はプラス32,000円で装着することができる。

僅かなプラス費用で「標準ホイールじゃない感」を楽しめるのも人気の理由かもしれない。

16インチ ループスポーク(標準装備)

ミニクーパー ループスポーク
photo credit : MINI COOPER Sketch

41台中13台が「16インチのループスポーク」を装着。

クーパーSの約32%が、標準装備の「ループスポーク」を装着していた。前項の「ビクトリースポーク ブラック」の影響もあり予想より少ない結果だった。

クーパーSの場合は、純正アクセサリーのホイールや社外品のホイールに履き替えるオーナーが多いため、標準ホイールを、それまでのつなぎとして選択しているケースも多いだろう。

デザインは、それほどスポーティではなく、花びらが放射状に開いているような形状で、どちらかと言えばカワイイ印象だ。

17インチ テンタクルスポーク

クーパーS テンタクルスポーク
photo credit : MINI COOPER Sketch

41台中8台が「17インチのテンタクルスポーク」を装着。

クーパーSの約19%が、オプションホイールの「テンタクルスポーク」を装着。オプションに用意(集計時点)されている17インチホイールは、このほかに「コスモススポーク」になるが、エッジの効いたスポーティなデザインの「テンタクルスポーク」が多く選ばれているようだ。

標準の16インチホイールからインチアップになるため、クーパーSの場合は9万円を超える追加費用になるが、サイズアップした新型MINIには17インチホイールがよく似合う。CMやカタログに掲載されているMINIは17インチホイールが装着されているため、それらと同じスタイリングを手に入れたい場合は、検討しておきたいホイールだ。

クーパーの人気ホイール

集計した100台のうちクーパーは45台。そのうちホイールを確認できたのは24台。

15インチ ヘリスポーク(標準装備)

ミニクーパー 標準ホイール 15インチ

24台中19台が「15インチのヘリスポーク」を装着。

クーパーの約79%が、標準装備の「ヘリスポーク」を装着していた。これは予想通りの結果だ。クーパーを選ぶオーナーの多くは、MINIにオシャレ感や可愛さを求めているため、そのままのMINIが愛されているのだろう。

また、費用面からの影響も考えられる。人気の「LEDヘッドライト+LEDフロントフォグライト」とオプションホイール(16インチ)を選択すると、20万円以上の追加費用になってしまう。クーパーとクーパーSの価格差は約50万円なので、これだけでその半分近くを占めることになる。この他にも、クーパーには「ナビゲーションパッケージ」の装着も検討しておきたいので、その中でのプライオリティーも関係しているのだろう。

ちなみに、2番目に装着数が多かったのは、クーパーSで人気の「ビクトリースポーク ブラック」(3台)だった。

人気のドアミラーキャップ

最後にオマケとして、人気のドアミラーキャップを紹介しよう。

ミニクーパー ドアミラーキャップ
photo credit : MINI新潟BLOG

100台中22台が「純正アクセサリーのドアミラーキャップ」を装着。

その中で7台が「ユニオンジャック」を装着。6台が「ゴールドジャック」を装着。

クーパーSとクーパーを合わせた100台のうち、22台がドアミラーキャップを装着していた。アクセサリーのドアミラーキャップは10種類(オプションのクローム含む/集計時点)用意されているが、「ユニオンジャック」と「ゴールドジャック」で半数以上を占める人気ぶりだ。

「ユニオンジャック」はクーパーに装着が多く、「ゴールドジャック」は全てクーパーSだった。「ゴールドジャック」は、1台を除き全てブラックルーフのボルカニックオレンジに装着されていた。それぞれのキャップは、クーパーとクーパーSのキャラクターを引き立てるデザインで、オーナーの嗜好を反映していて面白い。

なお、標準のドアミラーキャップは、ルーフカラーと同色になるため、ボディーカラー、ブラック、ホワイトの3パターンになる。標準のキャップを楽しんでから、気分転換に好きなアクセサリーキャップへ変更するのもお勧めだ。

【お願い】人気調査は、当サイト(ミニクーパースケッチ)が独自に集計したものです。BMWの公式発表ではないため、ご自分のサイトやブログに転載することは控えてください。当記事を紹介して頂ける場合は、出典元として必ず当ページにリンクを貼ってください。