デビュー目前の新型MINI「エースマン」が最終テストをクリア!
MINIのモデルラインアップに、新時代を象徴するまったく新しいモデルが加わる。その名は、MINI初のBEV(バッテリー式電気自動車)専用モデルとなる新星「MINIエースマン」。
2024年4月に量産モデルの正式発表を予定しているが、それに先駆けて砂漠で最終テストを行う模様が公開された。
まだカモフラージュ姿となっているが、同世代の新型「MINIカントリーマン」とは異なる穏やかな顔つきや、流行りの軽快SUV系プロポーションが見てとれる。
スポンサーリンク
BEV専用「MINIエースマン」とは?
MINIエースマン(J05)は、同じく新世代MINIとなる3ドアの「MINIクーパー(2024年発売)」とSUVの「MINIカントリーマン(2024年春発売)」の中間に位置するコンパクトSUV。
ボディサイズは、全長4075mm、全幅1754mm、全高1495mmで、先代MINIで大ヒットモデルとなった「MINI5ドア(F55)」より全長が35mm、全幅が29mm、全高は50mmほど大きくなっている。
気になる室内(5人乗)や荷室のスペースは、EV専用プラットフォームの採用で従来より拡大できるため、実際には外寸の数値以上の広さが期待できる。
バッテリー容量は54.2kWhで、これまでの「クーパー」「クーパーS」のように、最高出力のことなる2つのグレードが設定される。
MINIエースマンはBEV専用の新モデルであるが、開発コンセプトは「可能な限り小さなボディで十分な室内空間、機敏な走り、効率的な燃料消費という」MINIブランドの基本理念に沿ったものとなっている。つまり、所有欲を満たし、走っても楽しいオシャレなコンパクトカーだ。
MINIの責任者ステファニーブルストは、「全電気式のMINIエースマンは、成功したMINIカントリーマンよりも小さなクロスオーバーを求める顧客に新たな可能性をもたらします。当社(BMW/MINI)製品の一貫した電動化は、MINIブランドの将来を明確に示しています」と述べている。
実際にMINIは2021年3月に「2030年代初頭までにEVのみのブランドになる」と公式に発表している。EVをとりまく世界情勢や顧客心理はその発表時とずいぶん変化しているが、改めてその方向性を示したコメントといえる。
ベールを脱いだMINIエースマンの量産モデルは、2024年4月に正式発表。3ドアのBEV「クーパーE/SE」と同じく中国で生産を開始し、2026年頃から英国でも生産を予定している。
スポンサーリンク
砂漠での最終テストを完了!
エースマンはすでに北極圏での寒冷テストと、超高温下である砂漠での最終テストを無事に終えている。
テストチームは、ドライビングダイナミクスや運転の快適さなどの基本動作に加えて、寒さや暑さに弱いバッテリー式電気自動車の特性に重きを置いてテスト。
砂漠テストのショート動画
最高気温が50度にも達し、砂埃が舞う砂漠の中で、エアコン、バッテリーの充電と冷却、駆動および制御デバイスの動作が徹底的にテストされた。
追記:2024年4月24日
エースマンが北京モーターショーで世界初公開!
スポンサーリンク