先日、国内導入モデルと価格が正式発表「詳細記事」された新型MINIカントリーマン(U25)。
そのカントリーマンでガソリンエンジンを搭載したスポーツグレードにあたる「カントリーマンS ALL4」のオフィシャル写真が初公開された。
外観は先に公開されたEVモデルの「カントリーマンSE ALL4」とほぼ同じだが、フロントグリルやエンブレムの色など細部は異なっている。
MINIカントリーマンS ALL4
ボディカラーは「メルティングシルバーIII(標準装備)」にボディ同色ルーフ
「カントリーマンS ALL4」は、BMWグループが誇るEfficientDynamicsエンジンの新世代モジュール式高効率「2L直列4気筒」MINIツインパワーターボ ガソリンエンジンを搭載。そこにダイナミックな走りを実現する7速DCTが組み合わされる。
国内仕様車は、最高出力150kW(204PS)/5000rpm、最大トルク300Nm/1450-4500rpmを発揮。先代モデル(F60)に比べて「12PS/20Nm」向上している。
ヨーロッパ等の海外仕様車では、厳しい排ガス規制に対応するため、これに48Vのマイルドハイブリッドモーターが追加され、トータルで「最大出力160kW(218PS)/最大トルク360Nm」を発揮。マイルドハイブリッドは、一時的に14kW(19PS)のパワーを追加して、低速域でのパフォーマンスをサポートする。
※写真はUS仕様車のため、フェンダーアーチモールにオレンジのリフレクターが付いている
フロントグリルのエンブレム「S」はレッド(EVのカントリーマンSEはイエロー)
カントリーマンS ALL4は、上位グレードのハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパーワークス(JCW)」と同様に、「ALL4」と呼ばれるオールタイム4輪駆動システムを搭載している。
ALL4は、トラクション、安全性、走行安定性、アジリティを大幅に向上させることができる。高速かつ正確な電子制御のおかげで、あらゆる道路状況や気象条件下で、必要に応じて前輪と後輪に動力を分配する。
右の大きなSUVは「BMW X7」
MINIブランド責任者のステファニー・ヴルストは、「新型MINIカントリーマンS ALL4は、強力な4気筒ガソリンエンジンとスポーティなデザインを備え、同セグメントに新たな基準を打ち立てる」と述べている。
「カントリーマンS ALL4」の価格は566万円。先進安全機能やハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能、ドラレコなどを標準で装備。2023年11月21日より全国のMINI正規ディーラーで予約注文を開始し、納車は2024年第一四半期(4~6月)以降を予定。
text by minicooper-sketch.com
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