リコール:MINI ディーゼル「EGR」から冷却水漏れで火災のおそれ

ミニクーパーのリコール

2023年3月7日に、BMW株式会社から国土交通大臣に対してリコールの届出がありました。

不具合箇所はディーゼルエンジンの「排気ガス再循環装置モジュール」です。経年劣化により冷却水が漏れるものがあり、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。実際に2件の火災(怪我人なし)が発生しています。

リコールの対象車(BMWは省略)は、第3世代MINIで2リッターのディーゼルエンジンを搭載した「クーパーD/クーパーSD」です。MINI3ドアと5ドアのクーパーDは1.5リッターエンジンのため対象外となります。

2021年5月にマイナーチェンジしたMINI5ドアのクーパーSD、マイナーチェンジ後のクラブマンとクロスオーバーも対象外となります。

対象車はBMWとMINIを合わせて約11万台(MINIは3万台)。多くのディーゼルオーナーが対象となる大規模なリコールとなります。経年劣化に起因する不具合のため、低年式や走行距離の多い方は、ディーラーへ早めの入庫予約をお勧めします。

対象車の使用者には、ダイレクトメール等で通知されます。

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リコール対象車

MINI3ドア/5ドア/クラブマン/クロスオーバー

クラブマンとクロスオーバー

製作期間の全体範囲
平成28年2月29日 ~ 令和2年6月8日
(2016年2月29日 ~ 2020年6月8日)
対象車台数
30,975台
型式 通称名
LDA-XN20/LDA-XN20M MINI 3ドア(F56)
COOPER SD
LDA-XT20/LDA-XT20M
※2021年5月マイチェン以降は対象外
MINI 5ドア(F55)
COOPER SD
LDA-LR20
※2019年10月マイチェン以降は対象外
MINI クラブマン(F54)
COOPER D
COOPER SD
LDA-YT20
※2020年9月マイチェン以降は対象外
MINI クロスオーバー(F60)
COOPER D
COOPER SD

リコール対象車の車台番号

> 車台番号を検索する

備考:対象車両であっても既に対策修理済みの場合は、該当リコール無しと表示されます。

不具合内容

部位(部品名)

エンジン(排気ガス再循環装置モジュール)

概要

ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、経年変化により冷却水が漏れるものがある。その場合、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損する可能性がある。最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置

全車両、エンジンコントロールユニット(DDE)のプログラムを対策プログラムに書き換え、冷却水の漏れやエンジン過熱を早期に感知させ、警告灯を点灯させる。さらに、インテークマニホールドの溶損が拡大する前に保護機能を作動させるとともに、エンジン警告灯を点灯させ、出力を制限させる。なお、過去に冷却水補充の履歴が確認できた場合は、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの点検を行ない、必要に応じて対策品と交換する。

識別:改善実施済車には、左フロントドアロアヒンジ取り付けボルト(下側)の頭に白ペンを塗布する。

その他

  • リコール届出番号:外-3573
  • リコール開始日:令和5年3月7日
  • 不具合件数:29件
  • 事故の有無:2件(火災、怪我人なし)
  • 発見の動機:市場からの不具合報告による

周知させるための措置

  • 使用者:ダイレクト メール等で通知する。または、車両に直接インカーコミュケーション メッセージを送信する。
  • 自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
  • MINIのホームページに記載する。

改善箇所説明図

ミニクーパー リコール ディーゼル 2023年3月7日 改善箇所説明図

関連リンク

MINI Japan

令和5年3月7日 国土交通省

text by minicooper-sketch.com