リコール:MINI ディーゼル 燃料ホース不具合で燃料漏れのおそれ
2021年7月16日に、BMW株式会社から国土交通大臣に対してリコールの届出がありました。
不具合箇所はディーゼルエンジンの「燃料ホース」です。燃料ホースの取り付け工程が不適切なため、最悪の場合、ホースの摩耗により燃料漏れが発生するおそれがあります。
リコールの対象車は、第3世代MINI「3ドア/5ドア/クラブマン」のディーゼル「クーパーD/クーパーSD」です。対象車が製作された全体の期間は「2016年3月から2020年7月」になります。
MINIクロスオーバーのディーゼルと2021年5月にマイナーチェンジしたモデルは含みませんが、対象車の合計は「31,172台」にも上る大規模リコールとなります。
対象車の使用者には、ダイレクトメール等で通知されます。
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リコール対象車
MINI3ドア/5ドア/クラブマン
製作期間の全体範囲 | |
---|---|
平成28年3月1日 ~ 令和2年7月7日 | |
対象車台数 | |
31,172台 | |
型式 | 通称名 |
LDA-XN15/LDA-XN20 他 | MINI 3ドア(F56)※LCI含む COOPER D COOPER SD |
LDA-XT15/LDA-XT20 他 | MINI 5ドア(F55)※LCI含む COOPER D COOPER SD |
LDA-LR20/3DA-BB20M | MINI クラブマン(F54)※LCI含む COOPER D COOPER SD |
リコール対象車の車台番号
備考:対象車両であっても既に対策修理済みの場合は、該当リコール無しと表示されます。
不具合内容
部位(部品名)
燃料装置(燃料ホース)
概要
車両の組み立て工場において、燃料ホースの取り付け工程が不適切なため、燃料ホースとインテークパイプもしくは、エンジンカバーの間隙が狭い状態で取り付けられたものがある。そのため、当該ホースが時間の経過とともに摩耗し、最悪の場合、燃料漏れが発生するおそれがある。
改善措置
全車両、エンジンルーム内の燃料ホースとインテークパイプもしくは、エンジンカバーの間隙を測定し、基準以下のものに対しては、正しい間隙になるように修正を実施する。なお、当該ホースに摩耗が確認された場合は、良品に交換する。
識別:改善実施済車には、左フロントドア、ロワヒンジのボルトの頭に白ペイントを塗布する。
その他
- リコール届出番号:外-3256
- リコール開始日:令和3年7月16日
- 不具合件数:20件
- 事故の有無:0件
- 発見の動機:日本市場からの情報
周知させるための措置
- 使用者:ダイレクト メール等で通知する。
- 自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
- MINIのホームページに記載する。
改善箇所説明図
関連リンク
MINI Japan
令和3年7月16日 国土交通省
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