リコール:MINI ガソリン車 DME不具合で排ガス基準値を満たさないおそれ

ミニクーパーのリコール

2019年10月24日に、BMW株式会社から国土交通大臣に対してリコールの届出がありました。

不具合箇所は「エンジンコントロールユニット(DME)」です。プログラムの不具合でO2センサーからの情報を適切に評価できず、燃焼に異常が発生してもエンジン警告灯が点灯しません。その結果、排気ガスが基準値を満たさないおそれがあります。

MINIでリコールの対象となるモデルは、平成29年11月1日から平成31年4月2日に製作された、MINI3ドア(F56)、MINI5ドア(F55)、MINIコンバーチブル(F57)のガソリンエンジンモデルです(ディーゼルは対象外)。

2018年5月にマイナーチェンジ」したモデルが対象となります。例外として、マイナーチェンジ仕様のエンジン&トランスミッションを先行搭載しているワン(7速DCT)とジョンクーパーワークス(8速AT)も対象に含まれます。

対象車の使用者には、ダイレクトメールで通知されます。

リコール対象車

MINI3ドア/5ドア/コンバーチブル

ミニ3ドアとミニコンバーチブル

対象車 全体の製作範囲
平成29 年11月1日 ~ 平成31 年4月2日
※MINIのみをピックアップ(BMWは除く)
対象車台数
型式 通称名
DBA-XR15/DBA-XR15M/CBA-XR20M/CBA-XRJCW/CBA-XRJCWM MINI 3ドア(F56)
ONE
COOPER
COOPER S
JOHN COOPER WORKS
DBA-XU15/DBA-XU15M/DBA-XU20M/CBA-XU20MH MINI 5ドア(F55)
ONE
COOPER
COOPER S
CBA-WJ15M/CBA-WJ20M/CBA-WJJCWM MINI コンバーチブル(F57)
COOPER
COOPER S
JOHN COOPER WORKS

リコール対象車の車台番号

> 車台番号を検索 ※車台番号の末尾7桁を入力

備考:対象車両であっても既に対策修理済みの場合は、該当リコール無しと表示されます。

不具合内容

部位(部品名)

原動機(エンジンコントロールユニット)

概要

エンジンコントロールユニット(DME)において、プログラムが不適切なため、O2センサーからの情報を適切に評価できない。そのため、燃焼状態に異常が発生してもエンジン警告灯が点灯せず、排気ガスが基準値を満たさないおそれがある。

改善措置

全車両、エンジンコントロールユニット(DME)のプログラムを対策プログラムに書き換える。

その他

  • リコール届出番号:外-2935
  • リコール開始日:令和元年10月24日
  • 不具合件数:0件
  • 事故の有無:0件

周知させるための措置

  • 使用者:ダイレクト メールで通知する。
  • 自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
  • 改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアロックストライカー付近に、外-2935のステッカーを貼付する。

改善箇所説明図

リコールの不具合箇所

関連リンク

MINI Japan

令和元年10月24日 国土交通省

text by minicooper-sketch.com