現行型ミニクーパーの「純正ナビ」を徹底解説!
Post 2018/5/22
デザインや走りが楽しいMINIでも、ナビの機能や使い勝手は超重要。現代のクルマにおいて、ナビのデキはカーライフの質を左右するといっても過言はないだろう。
F系と呼ばれる第3世代MINI(2014年4月~)の純正ナビは、大型のワイドモニタを備え、道案内や音楽再生だけではなく、スマートフォンやインターネットと連携したり、車両に関する設定を行うなど、MINIを使いこなすためにかかせないインフォテイメントシステムとなっている。
当記事では、第3世代MINIのナビにおいて知っておきたい基礎知識や注意点、主要な機能を一通り紹介する。筆者は当該のMINIを普段のアシとして使っているため、実際の使い勝手やダメなところも加味してありのままにお伝えしよう。
Contents
- ナビの基礎知識(年式による違い)
8.8インチ ワイドディスプレイ|タッチ対応と非対応の2種類|MINIコントローラー - ナビの主な機能(一覧表)
- 地図表示と目的地の設定
- 地図データの更新方法
新車から3年間無料|自分で更新できる? - スマートフォンとの連携機能
MINI Connectedとは?|iPhene用アプリ「MINI Connected」|新アプリ「MINI App」|車載通信モジュール(MINIオンライン/音声認識/SOSコール/テレサービス 他)|Apple CarPlay|Android Auto - 音楽と動画の再生方法
再生方法の一覧|内蔵HDDで再生|スマホで再生|サウンドの設定 - ナビでテレビを観るには?
- 車両情報の表示と設定
- 中古車選びのポイントと注意点
2021年以降のナビ無しモデルに注意!
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ナビの基礎知識(年式による違い)
8.8インチ ワイドディスプレイのHDDナビ
第3世代MINI:3ドア(2014年4月~)/5ドア(2014年10月~)/コンバーチブル(2016年3月~)/クラブマン(2015年11月~)/クロスオーバー(2017年2月~)
第3世代MINIの純正HDDナビ(写真はタッチ対応ナビ)
メーカーオプションとして提供される第3世代MINIの純正ナビは、インパネの中央にある大きなサークルの中に埋め込まれている。ディスプレイのサイズは8.8インチの横長で、一般的なナビに比べて、そのワイド感がコクピット全体にスタイリッシュな印象を与える。大きすぎず小さすぎない、MINIのオシャレ空間にマッチするちょうど良いサイズだ。
筆者が実測したディスプレイの寸法は「約 横幅21cm、縦幅8.5cm」で、このサイズ感を身近なものに例えると「B5の用紙が四つ折りで入る長形4号の封筒」や、携帯ゲーム機の「Nintendo Switch Lite(本体全体)」に近い。横長の比率ゆえに縦が少し窮屈に感じるが、実際の見やすさにはまったく影響はない。
気になる点は、ディスプレイの高さ(位置)が少し低い位置にあること。一般的にはステアリング前方にあるメーター類と同じ高さか、それよりも少し高い位置が見やすい。センターサークルに収めるというデザインの都合上いたしかたないが、もう少し高い配置が理想だ。
ナビ本体はHDD(記憶装置)を内蔵した、いわゆる「HDDナビ」と呼ばれるもの。詳細は後述しているが、テレビチューナーやCD/DVDプレーヤー、SDカードスロット(USBは有り)は搭載していないシンプル仕様だ。それを知らずに市販されている多機能なナビと同等のものを期待してしまうと、正直言ってギャップは大きい。
当記事では便宜上「ナビ」と呼んでいるが、実際にはナビ機能のほかに、オーディオやスマートフォン関連、車両の各種設定から、天気予報の表示まで、あらゆる情報を扱う統合的なインフォテイメントシステムとなっている。
なお、現代のMINIはBMWが開発しているため、インフォテイメントシステム(iDrive)も同時期のBMWと同じものが採用されている。ざっくり言うと、MINIのシステムはBMWのシステムをベースに画面デザインをMINIのブランドにあわせて変更したバージョンとなっている。まったく同じではないが、基本的な機能やユーザーインターフェースは同じシステムのBMWと共通している。
ナビは2021年9月時点で、MINI3ドアと5ドアの廉価グレードにあたる「ワン(ONE)」のみオプション(ナビゲーションパッケージ/20.4万円)。このほかのモデルは全て標準装備となっている。
タッチ対応と非対応の2種類
1. タッチ対応ナビ
イマドキなデザインのタッチ対応ナビ(ID5)、正式名は「MINIナビゲーションシステムXL」
▼ 2020年3月生産からのバージョン
2020年3月以降に生産した車両に搭載されているタッチ対応ナビ。メインメニューのグラフィックが、従来のバージョンよりシンプルでモダンなデザインに進化している。天気予報の機能に雨雲レーダーなどが追加されているが、機能面は従来と比べて大きな違いはない。
▼ 最新バージョン(2021年3月生産から)
2021年3月以降に生産した車両に搭載されている最新バージョン(ID6)のタッチ対応ナビ。ユーザーインターフェースのグラフィックが爽やかなブルーのグラデーションに一新されている。新たに「ライブウィジェット」機能が追加され、よく使う機能をメインメニューコンテンツとして常時表示できるようになった。スマートフォンのようにそれらをスワイプ操作で切り換えることも可能。「Apple CarPlay」はフルスクリーンで表示されるようになり、見やすさが格段にアップした。
2. タッチ非対応ナビ
タッチ対応ナビの旧バージョンにあたるタッチ非対応ナビ
ナビは大きく分けて2種類。1つはディスプレイがタッチスクリーンになっている新型の「タッチ対応ナビ」、もう1つはタッチスクリーンではない旧型の「タッチ非対応ナビ」だ。
MINI3ドア、5ドア、コンバーチブルの3モデルは、「2018年のマイナーチェンジ(詳細)」で「タッチ非対応ナビ」から「タッチ対応ナビ」に変更。
MINIクラブマンは、「2016年12月の仕様変更(詳細)」で「タッチ非対応ナビ」から「タッチ対応ナビ」に変更。
2017年2月に発売したMINIクロスオーバーは、デビュー当初から「タッチ対応ナビ」を搭載している。
なお、当記事に掲載している写真は「タッチ対応ナビ(初期バージョン)」を撮影したものだが、多くの機能は「タッチ非対応ナビ」と共通しているため、「タッチ非対応ナビ」を搭載している中古車を検討中の方も参考にしていただきたい。
2018年4月以降のナビは、車載の通信モジュールにより天気予報や最新ニュースが表示可能
「タッチ対応ナビ」は、ディスプレイがタッチ操作に対応しているだけではなく、ユーザーインターフェースのデザインも刷新され、昨今のスマートフォンのようにシンプルでフラットなグラフィックとなっている。タッチしやすくするために、各種のボタンや文字サイズも大きくなっていて、操作感にストレスはなくスムーズだ。ディスプレイ表面はグレア(光沢)で指紋が目立つが、鮮やかな発色でクッキリと映し出されていて気持ちが良い。
細かな点では「タッチ対応ナビ」と「タッチ非対応ナビ」ではメインメニューのカテゴリ(各機能へのボタン)分けが異なっている。「タッチ対応ナビ」は6つに分類、「タッチ非対応ナビ」は8つに分類されている。一つを例にとると、「タッチ非対応ナビ」では「マルチメディア」と「ラジオ」が2つに分かれているが、「タッチ対応ナビ」ではその2つが「マルチメディア」に集約されている。
2018年4月(厳密には3月以降の生産車両)からのナビは、通信モジュール(専用のSIMカード)を搭載。スマホアプリからの遠隔操作(ドアロック等)や天気予報、最新ニュースの受信、SOSコールなどが可能になった。このほか、iPhoneのアプリをナビのディスプレイで使用できる「Apple CarPlay」にもオプションで対応。詳細は後述しているが、簡単に言えば「インターネットを使った機能が強化」されている。
MINIコントローラー
ナビはセンターコンソールにある「MINIコントローラー」でも操作が可能だ。もちろん「タッチ非対応ナビ」の場合はディスプレイでタッチ操作ができないため、このコントローラーが主役となる。
MINIコントローラーは回転プッシュ式の物理コントローラーで、円の部分を左右にクルクル回すとメニューを移動、そのまま押し込むと「決定」という仕様。円を左右に傾けると、右側からオプション画面を引き出したり、前の画面に戻るなどのサブアクションとなる。地図の拡大縮小もクルクル回せばOKだ。
円の前後には、主な機能をダイレクトに呼び出すショートカットボタンがついているため、実際にはボタン1つで地図を表示したり音楽を再生する画面を呼び出すことができる。円の部分の上面はタッチパッドになっており、地図をスクロールしたり、指先で文字を入力することもできる。
全体的な操作感は輸入車らしく「重め」。慣れるまでは煩わしさを感じるが、しばらく使って手に馴染んでしまえば、それなりに使い勝手は良い。タッチ操作の場合は中央にあるディスプレイまで手を伸ばさなければならないが、こちらは左手に近い位置にあるため、よりリラックスした姿勢で操作ができる。
人それぞれだと思うが、筆者は「MINIコントローラー」がメインで、タッチ操作はサブという位置づけだ。MINIのオーナーはクルマに愛着のある方が多いため、タッチ操作はディスプレイに傷が付いたり指紋だらけになるのが嫌というのもありそうだ。
新しいMINIコントローラー
「2019年9月の仕様変更(詳細)」で、MINIコントローラーの仕様が変更された。円の部分が小さくなり、上面のタッチパッド機能がなくなった。やや大きかった円が小径になったことで、操作性が向上。地図のスクロールや文字入力で役立ったタッチパッド機能は、ディスプレイのタッチ操作で代用できるため、これはコストカットではなく合理的な機能削減といえるだろう。なお、このコントローラーは新型ではなく、海外で販売されいるモデルに従来から採用されていたもの。
ナビの主な機能(一覧表)
2018年4月から通信機能を強化
第3世代MINI 純正ナビ |
タッチ対応ナビ | タッチ 非対応ナビ |
||
---|---|---|---|---|
通信モジュール 搭載 (2018年4月以降) |
通信モジュール 非搭載 |
|||
ナビゲーション 目的地のキーワード検索 |
〇 | 〇 | – | |
新スマホアプリ 「MINI App」 iPhone&Android |
目的地を ナビに送信 |
〇 | – | – |
Spotify等の アプリ対応 |
〇 | 〇 | 〇 | |
旧スマホアプリ 「MINI Connected」 iPhone専用 ※2021年7月から利用不可 |
目的地を ナビに送信 |
〇 | 〇 | 〇 |
Spotify等の アプリ対応 |
||||
車載 通信モジュール (SIMカード) ※2018年4月から搭載 |
リモート サービス スマホアプリ から遠隔操作 |
〇 | – | – |
MINI オンライン ニュースや 天気予報の受信 ※3年間無料 |
〇 | |||
高度な 音声認識 目的地の設定 |
〇 | |||
ドライバー サポートデスク ※オプション |
〇 | |||
SOSコール 緊急時の通報 |
〇 | |||
テレサービス 整備情報を ディーラーへ通知 |
〇 | |||
Apple CarPlay (スマートフォンインテグレーション) ※オプション |
〇 | – | – | |
音楽再生 MP3 AAC 等 |
内蔵HDD | 〇 | 〇 | 〇 |
USBメモリ | 〇 | 〇 | 〇 | |
USB接続 スマホ 等 |
〇 | 〇 | 〇 | |
Bluetooth スマホ 等 ※クラブマンのワンは 2020年12月以降 |
〇 | 〇 | 〇 | |
AUX IN | 廃止 | 〇 | 〇 | |
動画再生 MP4 ※走行中は音声のみ |
USBメモリ | 〇 | 〇 | – |
Bluetooth ハンズフリー通話 |
〇 | 〇 | 〇 | |
ラジオ(FM/AM) | 〇 | 〇 | 〇 | |
車両情報の表示 各機能の設定 |
〇 | 〇 | 〇 | |
バックカメラの表示 ※カメラはオプション |
〇 | 〇 | 〇 | |
テレビ CD/DVD Blu-ray HDMI入力 |
非搭載 ※MINIディーラーや専門ショップ等で後付け可 |
▼ モデル年式(販売時期)と搭載ナビ
第3世代MINI | タッチ対応ナビ | タッチ 非対応ナビ |
||
---|---|---|---|---|
通信モジュール 搭載 |
通信モジュール 非搭載 |
|||
3ドア/5ドア | マイナーチェンジ 2018年4月 以降 「ワン」は除く |
無し | 発売から 2018年3月 まで |
|
コンバーチブル | ||||
クラブマン | 2018年4月 以降 |
2016年12月 から 2018年3月 まで |
発売から 2016年11月 まで |
|
クロスオーバー | 2018年4月 以降 |
発売から 2018年3月 まで |
無し |
※表の「年と月」は、MINI公式カタログの日付を基にしている。実際に車両が生産された月ではないので、おおよその目安となる。通信モジュールを搭載した車両には、フロントの天井に「SOSボタン」が付く。3ドアと5ドアのエントリーモデル「ワン(ONE)」は通信モジュール非搭載。
上の表は、ナビで利用できる主な機能をまとめたもの(各機能の詳細は後述)。「タッチ対応ナビ」と「タッチ非対応ナビ」で、一部の機能が異なる点に注意したい。また、国産車の純正ナビに当たり前のように付いているテレビやCD/DVDプレーヤーは搭載されていない。
購入する前に知っておきたいポイントは次の3つだ。
- 2018年4月から通信モジュール搭載で機能向上
- テレビとCD/DVDプレーヤーは非搭載
- 「タッチ非対応ナビ」は動画の再生不可
2018年4月(3月生産以降)からは、通信モジュール(専用のSIMカード)が車載されており、それを使った通信関連の機能が追加されている。MINIオンラインによる天気予報や最新ニュースの受信、スマホアプリからドアロックや換気などを遠隔から実行できるなど、インターネットを介した便利なサービスが利用できる。また、iPhoneアプリがナビのディスプレイで利用できる「Apple CarPlay」もメーカーオプションに新規設定された。
テレビチューナーとCD/DVDプレーヤーは搭載されていない。近年の輸入車ナビでは一般的な仕様だが、テレビがどうしても欲しいという方は一定数いるだろう。CDプレーヤーはUSBメモリに入れた音楽ファイルやスマホで代用できるが、デジタルモノに詳しくない年配の方には難しいかもしれない。そんな方は、専門ショップに依頼すれば、テレビチューナーやCD/DVDプレーヤーを後付けで追加することが可能だ。詳しくは当記事の「ナビでテレビを観るには?」で紹介している。
「タッチ非対応ナビ」は、USBメモリに入れた動画ファイルの再生に対応していない。裏技だが、車両のプログラムを書き換える「コーディング」を施工すれば、「タッチ対応ナビ」と同様に動画再生が可能になる。
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地図表示と目的地の設定
ワイドディスプレイが活きる「地図表示」
ここからはナビの各機能にクローズアップして解説していこう。まずは、ナビの基本中の基本「地図表示」と「目的地の設定」」だ。
地図は8.8インチのワイドディスプレイを活かして横長に広々と表示される。サブ機能は左のアイコンから呼び出すユーザーインターフェース。いくつものボタンが地図の周りに浮かぶ国産車のナビに比べて、全体的にスッキリしていて見やすい。地図上にはガソリンスタンドやコンビニ、MINIディーラーなどがデフォルトで表示される。もちろん、表示させたい施設は設定で変更可能だ。
地図の拡大縮小やスクロールはディスプレイのタッチ操作で行えるが、スマホの地図アプリほどスムーズではなく、少し引っ掛かるような動作をすることがある。拡大縮小は「MINIコントローラー」をクルクル回すことでも可能で、こちらの方が簡単で圧倒的に速い。スクロールは「MINIコントローラー」上面のタッチパッド(2019年7月生産から廃止)でも可能だが、メニューから地図をスクロールするモードにいったん変更しなければならず、信号待ちのタイミングでとっさにスクロールしたい時は非常に使いづらい。このような時はタッチ操作のありがたさを感じる。
実際には画面を左右に分割して、右側のサブ画面には音楽プレーヤーや燃費などを表示させることが多いため、フルスクリーンで地図を表示させることは少ない。それでも、ディスプレイが横に長いおかげで、地図の大きさは十分に確保できる。
「目的地の設定」はアプリからもOK
目的地の設定方法は一般的なナビと同じで、キーワード検索(タッチ非対応ナビは無し)、施設名称、路線名称、住所、電話番号、マップコードなどに対応している。
文字や目的地の入力方法は、あいうえお順のキーボードや音声認識(スピーチコントロール)に対応。音声認識は走行中にも受け付けてくれるため、ここぞという時に非常に助かる。このほか、「MINIコントローラー」のタッチパッド(2019年7月生産から廃止)やディスプレイのタッチスクリーンに指先で手書きする方法が用意されているが、レスポンスが悪く、文字が崩れすぎると認識されないことがあるため、筆者はほとんど使わない。
「タッチ対応ナビ」で目的地を探すときは、キーワード検索で「横浜 美術館」といった絞り込みができるが、「タッチ非対応ナビ」にはキーワード検索がないため、同様の結果を得るためには回りくどい手順を踏むことになり、かなりイライラしてしまう。
しかも「タッチ非対応ナビ」で文字を入力するには、あいうえお順のキーボードで「MINIコントローラー」をクルクル回して1文字ずつ選択しなければならない。例えば、「み」を入力するには、まず「ま」行を選択、その中から「み」を選択するという2段階の操作が必要。これが非常に面倒くさい。文字入力が必要になる場面はそれほど多くないが、タッチデバイスに慣れた現代人には苦行だ。
そこで登場した救世主が、iPhone用の公式アプリ「MINI Connected(詳細は後述)」だ。これを使えばスマホで目的地のキーワード検索ができる。探し当てた目的地はそのままナビに送信が可能だ。残念ながらAndroidの方は利用できないが、これで「タッチ非対応ナビ」の大きなデメリットが1つ解消された。
追記:新しいスマホアプリはAndroidにも対応!
2021年春からAndroidにも対応した新アプリ「MINI App(詳細)」が配信開始。
このほか、目的地へのルートは、短距離優先のルートや燃費に優しいGREENルート、有料道路を回避するルートなどが提案される。ルートを地図上で追って事前確認できるルートシミュレーションも可能。ナビとして標準的な機能は一通り備わっているので不満はないだろう。
総括すると、最新の多機能ナビには劣る面もあるが、ごく普通のナビとして十分に使えるレベルにある。なによりもインターフェースのグラフィックがダサくないのが嬉しいし好きになる。国産車のナビのように誰にでも分かりやすい「家電的」なデザインではない。その分、使いたい機能を探すのに手間取ることもあるが、それは仕方がない。MINIはこれでいいのだ。
地図データの更新方法
新車から3年間無料(別途工賃)
地図データは新車登録から翌3年間、年に2回まで無料で更新できる。新車で購入した場合、最短でも3年後の初回車検までは無料ということになる。この権利は所有者ではなく車両に付帯しているため、例えば2018年6月登録の中古車を購入した場合も、2021年まで無料だ。
データ更新は全国のMINI正規ディーラーでやってもらえるが、工賃はその都度必要となる。工賃はディーラーによって少し異なるが「4,000~5,000円」ほど。工賃を節約するために、無料の地図データだけをもらいたいところだが、それは許されていないようだ(筆者はやんわりと断られた)。
無料期間が終わった車両には、次の更新サービスが用意されている(価格は2020年1月現在)。
- 2年間アップデートプログラム 32,780円
⇒申込から翌2年間、地図データ更新が無料(別途工賃) - シングルアップデートプログラム 25,300円
⇒地図データ1回分の更新料(別途工賃)
「2年間アップデートプログラム」は、地図を常に最新の状態にしておきたい方に最適なプラン。「シングルアップデートプログラム」は、何年も地図を更新していない場合など、必要なタイミングで1回のみ更新したい方にお勧めだ。
地図データは年に2回更新されるため、シングルアップデートプログラムを利用する場合は、次の更新日がいつなのかを必ず確認すること。工賃を入れると3万円近く払うのだから、少し待ってでも最新バージョンの地図を入れたい。
初期型の中古車は地図が古いかも
3年間の無料期間は、2015年7月以降の車両に付帯しており、それ以前に販売された車両は対象外。そのため、2014年から2015年前半の年式の中古車は、地図データを一度も更新していない車両が比較的多いと考えられる。
地図データは自分で更新できる?
ナビのバージョンは「NBT」と、より新しい「NBT EVO」の2つがあり、それぞれに対応した専用の地図データが必要になる。
ディーラーでは「地図の更新はユーザ自身では出来ない」というのが模範解答となるが、実は自分で更新することも可能だ。「誰でもできる!」と言えるほど簡単ではないのだが、費用を大幅に抑えることができるのでチャレンジする価値はある。
更新方法の概略は次の通り。
海外のネットショップ(navi-expertやeBay)で自分のナビのバージョン(NBTまたはNBT EVO)に適合する日本地図データとFSCコードを購入。圧縮された地図データをパソコンでダウンロードして解凍処理。そのファイルをUSBメモリに入れる。データ容量は64GB以上あるので128GBのUSBメモリが必要。車両にUSBメモリを差してエンジンスタート。コードを入力すると地図データの更新が始まる。そのまま60分(バージョンによって異なるかも?)ほど待てば更新完了だ。地図データが新しくなるほど、更新にかかる時間は長くなる可能性が高い。
ここではこれ以上詳しく解説しないが、上記の工程が難なく理解できる方にはコスパの良い更新手段だろう。費用は購入するサイトによって変わるが、地図データとFSCコードで「3,000~5,000円(執筆現在)」ほど。もちろん何があっても「自己責任」でお願いしたい。
追記:地図データがMINI公式Webから購入可能に!
MINI公式のWebサイトから地図データをダウンロード購入することが可能になった。ただし、この方法に対応しているのは、2018年4月(厳密には3月以降の生産車両)以降の通信モジュール(専用のSIMカード)を搭載した車両のみ。それ以前の車両の場合は購入できないので注意が必要だ。
購入方法の概略は次の通り。
「MINI Japan(公式Webサイト)」の右上にある「人型アイコン」からサインイン(ログイン)する。サインインに必要な「MINI ID」を取得していない場合は新規登録。所有しているMINIの車両識別番号(VIN:車検証に記載)を入力して車両を登録。
車両が無事に登録されると、オンラインショップの「USBマップアップデート」から、地図データをダウンロードで購入することができる。
地図データの価格は5000円(執筆現在)。前項で紹介した購入方法に比べて、少し高くなるかもしれないが、こちらの購入方法を強く推奨したい。
カスタムショップでも更新できる
「圧縮データ?解凍って何??そもそもパソコンが無い!」という方は、素直にその道のプロにお願いしよう。MINIやBMWに詳しい「カスタムショップ(全国一覧)」の一部でも、地図データの更新ができる。1回分の更新費用はディーラーのアップデートプログラムより安いので、最寄りに詳しいショップがある場合はそこで施工してもらうほうが確実だ。
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スマートフォンとの連携機能
「MINI Connected」とは?
MINI Connected(ミニコネクテッド)は、MINIとスマホ(インターネット)を繋げると利用できる様々な機能の総称。これらの機能はナビ(インフォテイメントシステム)に標準で組み込まれている。通信モジュールが車載されるようになった2018年4月(3月生産以降)の車両からは、テレマティクスによって、さらに一歩進んだ便利な機能が利用できる。
平たく言えば、MINI Connectedを使うと、ナビがちょっと便利になったり、ドアロックなどをスマホから遠隔で操作できたり、天気予報や最新のニュースを受信したり、ナビの目的地をオペレーターに設定してもらうことなどができる。
MINIに限らずクルマとインターネットを連携させたサービスは始まったばかりで、実際に役立つ機能は限られるが、将来的に大きな可能性を秘めていることに間違いはない。自分が便利だと思った機能は積極的に使っていきたい。
iPhene用アプリ「MINI Connected」 ※サービス終了
アプリに車両を登録すると、同じ仕様のMINIが表示される。「35L」は燃料残量、「655km」は走行可能距離
アプリの地図で検索した目的地を、車両のナビに送信できる
MINI Connectedの中心的な役割を担うのが、iPhone専用の公式無料アプリ「MINI Connected(配信終了)」だ。2018年10月に大幅なリニューアルをはたし、ようやく「使える」レベルのアプリになった。
追記:iPhone用アプリ「MINI Connected」は、2021年5月に配信が終了しました。それ以前にアプリをインストール済みであっても、サービス終了に伴い2021年7月からは利用できません。
2018年3月以降に生産された「SOSコール」ボタンが付いている車両の場合は、後継の新アプリ「MINI App(詳細)」が利用可能です。新アプリはAndroidにも対応しています。
全てのMINIオーナーが使うべきアプリなのだが、残念ながらAndroid用はリリースされていない(今後も期待できない)。もし、これから紹介する機能でどうしても使いたいものがあれば、iPhoneを購入するしかないのが現状だ。ちなみに、筆者の肌感覚だが、MINIオーナーのiPhone率は非常に高い。
それではアプリの主な機能を紹介していこう。まずは次の3つ。
- ナビに目的地を送信
目的地をアプリの地図上で検索してナビに送信。タッチ非対応ナビの車両には超お勧め! - 音楽配信アプリに対応
Spotifyや「Amazon Music」などの基本機能がナビの画面上で利用可能 - 燃料残量と走行可能距離を記録
最後に車両と接続した時点での情報
ナビに目的地を送信できる機能は非常に便利。このアプリで間違いなくイチオシの機能だ。もちろんナビでも目的地の検索は可能だが、スマホの方がはるかに簡単で速い。とくに「タッチ非対応ナビ」の場合は、目的地をキーワードで検索することが出来ないため、正しい名称が分からない場合など、あいまいな情報を元に探さなければならない時は、思いのほか時間がかかってしまう。このアプリを使えば、複数のキーワードで検索できるから簡単に見つけられる。目的地はお気に入りとして複数登録しておけるので、事前にスマホでポチポチと登録しておけば、ドライブ当日はナビに送信するだけですむ。ただし、送信できるのは目的地の位置情報だけなので、ルートの選定はナビで行う必要がある。
目的地が駐車場から離れたところにある場合は、クルマから降りた後もスマホの地図で経路の案内をしてくれる。その時の地図アプリは、標準で「Apple Maps」と「Google Maps」の2つから選択が可能だ。
写真は「タッチ非対応ナビ」
音楽配信アプリの対応も、なかなか嬉しい機能。MINI Connectedを使わなくてもBluetoothで普通に音楽を聴くことはできるが、この機能を使えば「Spotify」アプリの「My Library」や「Browse」などの基本機能がナビの画面上で利用できるようになる。例えば、プレイリストを変更したい時に、わざわざスマホの画面を操作しなくていい。
燃料の残量とその燃料で走行可能な距離が記録される機能も地味に便利だ。例えば、長距離ドライブの前日に、あすの出発前に給油しなければならないかどうか知りたい時、スマホでサクッと確認することができる。
さらに、2018年4月からのナビ付き車両には、通信モジュール(専用のSIMカード)が車載されているため、インターネットを使ったリモートサービスが利用できる。
▼ 2018年4月以降の車両のみ
- リモートサービス(iPhoneからの遠隔操作)
ドアロック/ドアロック解除/ヘッドライト点滅/車内の換気(時刻指定も可)
※クーパーSE ALL4はエアコンの始動も可能 - 車両情報の表示
現在の燃料残量と走行可能距離/車両の現在位置を地図に表示/ドアロック(ロック中orクローズ)/全てのウィンドウ(オープンorクローズ)/トランクルーム(ロック中orクローズ)/エンジンフード(ロック中orクローズ)/タイヤの空気圧(問題がないかどうか)/エンジンオイル(問題がないかどうか)/メンテナンス情報(次の法定点検や車検の時期、ブレーキ液やエンジンオイルの交換時期など)
iPhoneアプリからの遠隔操作でクルマの一部が動かせると、MINIがいつも自分の傍らにいるような新しい感覚を楽しめる。楽しいだけではなく、実際に役立つ機能が多い。
例えば、ドアロックをしたかどうか不安になったときに、アプリでその確認ができる。多人数で出掛けた際に、ドライバーではない人が先に車に戻った場合、遠隔操作でドアロックを解除してあげれば車内で待たせることができる。車内が蒸し風呂になる暑い時季には、タイミングを見計らって換気しておけば、ある程度マシになる。作動する時刻のタイマー設定もできるから、朝の通勤前などにフレッシュな空気を取り込んでおくことも可能だ。
なお、クロスオーバーのプラグインハイブリッド(PHEV)「クーパーSE ALL4」ならば、エアコンを始動して車内温度も調整できる。あまり注目される機能ではないが、大容量の駆動バッテリーを搭載した電動化モデルならではのメリットだ。ちなみに、バッテリーの充電状態をもとにEVで走れる距離も確認できるため、「明日の買い出しは電気だけで行けるな!」といった感じで活用できる。
追記:待望の新アプリ「MINI App」が登場!
「MINI Connected」をリニューアルした新アプリ「MINI App」が、2021年春から配信開始!
「MINI App」はインターフェースデザインを一新して、いくつかの新機能を追加。そしてiPhoneだけではなく、待望のAndroidにも対応した。ただし、2018年4月以降(厳密には3月からの生産車両)の通信モジュールを搭載した車両のみ、遠隔操作系のメイン機能を使用できる。
2018年3月から2021年2月に生産されたMINI3ドア/5ドアの「ワン」と「ヴィクトリア(ワンの特別仕様車)」は通信モジュールを搭載していないため使用できないが、このほかのモデルは全て使用可能だ。通信モジュールを搭載した車両は、フロントの天井(ルームランプ類のスイッチ部)に「SOSボタン」が付いている。
アプリの詳しい機能とインストール先URLは「MINIオーナー必携!新しいスマホアプリ MINI App 配信開始!」で解説している。
車載の通信モジュールを活用したサービス
MINIオンラインの天気予報、週間予報も表示可能
MINIオンラインのニュース、音声読み上げにも対応
車載の通信モジュール(専用のSIMカード)を使った機能は、iPhoneを使わないものもあるので、Androidユーザの方はご安心を。まずは次の3つ。
▼ 2018年4月以降の車両のみ
- MINIオンライン(3年間無料)
天気予報や最新ニュース(読み上げ可)の表示
※2020年最新版は、オンライン検索(周辺施設の検索)、Wiki Local(周辺施設の解説)、天気レーダー(雨雲レーダー)を追加 - 高度な音声認識
話し言葉でナビの目的地設定が可能 - MINIドライバーサポートデスク(オプション)
車両の通話機能からオペレーターに問い合わせが可能
「MINIオンライン」の天気予報は、現在地だけではなくナビの目的地や、知りたい特定の場所のものも検索して表示することができる。週間予報も表示可能で、気温はもちろん、風向きや風速も表示されるので、それなりに役立つ。2020年現在の最新バージョンならば、天気レーダー(雨雲レーダー)を表示することも可能だ。「スマホで見ればいいじゃないか」と言われればそれまでだが、車載ディスプレイに映るMINIブランドならではのハイセンスなグラフィックの「お日様」や「雨雲」は、ちょっとリッチな気分にさせてくれる。
同様に、最新ニュースの表示も利用価値を疑う微妙な機能に思えるが、音声読み上げにも対応しているため、通勤時に今日のトピックを頭に入れておきたいビジネスパーソンには役立つかもしれない。
なお、MINIオンラインは新車から3年間のみ無料で利用できる有料サービスとなっている。4年目以降も利用したい場合は追加料金が必要だ。
「高度な音声認識」では、インターネットの音声認識サービス(Nuance社)を使うことによって、自然な話し言葉でナビの目的地を設定することができる(走行中もOK)。サーバ側で音声を処理することにより、数多くのフレーズや表現の微妙な違いを理解する高度な音声認識を実現している。スマホで「ググる」ときに音声認識を使う方は多くないと思うが、手がふさがっているクルマの中では有効な手段の1つだ。
「MINIドライバーサポートデスク」は、35,000円で3年間有効のオプション(2020年秋からデジタルパッケージ9.8万円に統合)。車両の通話機能をつかってサポートデスクのオペレーターに問い合わせができる。しかも24時間対応だ。例えば、高速道路を運転中に行先の変更が必要になった場合「ナビの目的地に〇〇を設定して」とオペレーターに依頼すれば、遠隔からそれを実行してもらうことができる。「様々な問い合わせが可能」と謳っているので、「この近くでお勧めのイタリアンを教えて」といったリクエストも可能だろう。言うまでもなく、これはほとんどの方が選ばないマイナーなオプションである。
次の2つは通信モジュール(SIMカード)の契約期間にかかわらず、永続的に使えるサービス。厳密にはナビの機能ではないが、ナビ付きの車両に付帯するものなので紹介しておこう。
通信モジュールを搭載した車両は、フロントの天井に「SOSコールボタン」が付いている
▼ 2018年4月以降の車両のみ
- SOSコール
事故発生時に自動的にコールセンターへ連絡(手動も可) - テレサービス
整備に関する情報を自動的にディーラーへ送信 ほか
「SOSコール」は、万が一の時にドライバーや同乗者の命を守ってくれるかもしれない緊急通報サービス。エアバッグが作動するレベルの重大な事故が発生した際に、自動的にコールセンターに繋いで通話可能な状態にする。同時に事故の状況把握に必要な車両や場所の情報、衝突やエアバッグの状態、乗車人数やシートベルトの着用有無などを送信。ドライバーが通話できる状態ではなくても、これらの受信した情報を元に必要な救急対応を素早く手配してくれる。事故ではなく同乗者やドライバーが急病になった時も、天井にある「SOSボタン」を押すことでコールセンターへ繋ぐことが可能だ。
例えば、深夜の通行人のいない郊外路や人里離れた山岳路で単独事故を起こして意識が飛んでしまったときは、この自動コール機能によって命が助かるかもしれない。そうやって考えると、これまで紹介した中で最も大事な機能といえる。
「テレサービス」は、エンジンオイルやブレーキパッドなどの交換時期が近づくと、それらを含めた車両の整備情報を自動的にMINIディーラーに送信する機能。これによってディーラーへの整備予約がスムーズになるというもの。また、バッテリーが弱ったときも、同様にディーラーへ通知を行う。ようするに、ディーラー側がお客のMINIの状態をリアルタイムに知ることで、整備のための入庫を促進できる機能といえる。弱ったバッテリーは、ある日突然あがって「エンジンがかからない」という事態を招くので、初心者の方には良いサービスだろう。
このほか、故障などのトラブルが発生した場合には、ナビの中のメニューにある「MINIエマージェンシーサービス」に連絡することができる。通話と同時に車両の位置情報やガソリン残量、走行状況などを送信。そのデータを元に迅速な対応を可能とする。人命にかかわるようなケースは、先に紹介した「SOSコール」、車両のトラブルは「エマージェンシーサービス」という使い分けになる。
iPhoneをナビで使う「Apple CarPlay」
iPhoneのアプリが車載ディスプレイに表示される。もちろん、そのままタッチ操作が可能だ。(写真は海外仕様のため英語表記)写真のナビは旧型のため、Apple CarPlayの表示領域が左から60%ほどになっているが、最新バージョン(2021年3月生産から)のナビならば、画面一杯のフルスクリーンで表示される。ナビゲーションとして活用したい方は、フルスクリーンが望ましい。
「Apple CarPlay(アップルカープレイ)」はiPhoneを接続(ワイヤレス)すると、ナビのディスプレイでCarPlayに対応したアプリが使えるApple社のサービス。MINIに限らず他の自動車メーカーでも、2017年頃から採用するモデルが増えてきている。
電話はもちろんのこと、Appleの地図アプリ、音楽アプリ、メッセージアプリ(LINEも可)、Apple以外でも、Spotify、「Amazon Music」、Google Play Music、radiko(ラジコ)、ナビ系ではGoogleMapやYahoo!カーナビ、カーナビタイムなどに対応。iPhoneで普段使っているアプリを車載の機能のように使えるのが魅力だ。
運転中の利用に特化しているため、受信したメッセージを読み上げたり、音声入力でメッセージを返信することもできる。その反面、YouTubeやNetflix、Amazonプライムビデオなどの動画系アプリは、わき見運転につながるため非対応となっている。
タッチ操作に加えて、Siri(対話型アシスタント)にも対応しているので、ハンズフリーであらゆる操作が可能。ステアリングのボタンを押すとSiriが立ち上がるので、そのまま「地図を表示して」「音楽をかけて」「やっぱり音楽を止めて」などと話しかければOK。あたかもクルマのシステムと会話をしているかのように利用できる。
フロントのアームレスト内に設けられたワイヤレスチャージング(Qi対応)機能
Apple CarPlayは、2018年4月(3月生産以降)からメーカーオプションに追加(廉価グレードの「ワン」は選択不可)。当初は有効期間3年の有料サービスだったが、2020年からは永続的に使用できる無料のサービスに変更された。フロントのアームレスト(肘掛け)の中でスマホのワイヤレス充電(Qi対応)ができるようになるワイヤレスパッケージもセットで装備される。
2021年現在、Apple CarPlayはスマートフォンインテグレーションという名称でメーカーオプションの「デジタルパッケージプラス(14.1万円)」に含まれている。iPhone専用の機能となるため、誰にでもお勧めできるオプションではないが、カーナビアプリをメインに使っていきたいiPhoneユーザの方は検討したい。
Apple CarPlayは後付けが可能!
CarPlayをオプション装備していない車両でも、プログラムを書き換える「コーディング」を施工することで、CarPlayの機能を有効化してしまうことが可能だ。興味のある方はMINIのコーディングを得意とする「カスタムショップ」に相談してみよう(MINIディーラーでは対応不可)。
参考動画:Apple CarPlayの接続方法と機能解説
MINI正規ディーラー「MINI神戸東灘」によるApple CarPlayの動画解説。撮影しているナビは2021年3月以降の生産車両に搭載されている最新バージョンのため、CarPlayの画面がフルスクリーンで表示されている。それ以前のナビの場合は、左より60%ほどの表示領域となる。
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Androidをナビで使う「Android Auto」
写真はBMWのナビでAndroid Autoを利用しているイメージ
「Android Auto(アンドロイドオート)」は、AndroidのスマホでApple CarPlayと同様の機能を提供するGoogle社のサービス。ワイヤレス接続に対応しており、音声認識のGoogleアシスタントで、ナビ、音楽、メッセージアプリなどをハンズフリーで利用することができる。
MINIの開発元であるBMWは「2020年7月からAndroid Autoを提供」すると公式発表している。世界20か国で、BMWオペレーティングシステム7.0のナビ(インフォテイメントシステム)を搭載した車両で利用できるようになるという。発売済みのモデルはファームウェアのアップデートで対応する。
MINIのインフォテイメントシステムはBMWのシステムをベースにしているので、将来的にはMINIでもAndroid Autoが使えるようになると受け取っていいだろう。Androidユーザの方は大いに期待しておこう。ただし、国内仕様では機能が有効化されておらず使えない可能性もあり得る。
追記:2024年から販売される新型MINIで「Android Auto」に対応(詳細記事)
音楽と動画の再生方法
メインは「USB」or「Bluetooth」でスマホ利用
▼ ナビで音楽を聴く方法は次の通り。
- 内蔵HDD
ナビに内蔵されたHDD(記憶装置)にUSBから音楽ファイルをインポートして再生 - USBメモリ
USBメモリに入れた音楽ファイルを再生 - USB接続
USBケーブルで接続したスマホ等の音楽を再生 - Bluetooth
Bluetoothでスマホ等の音楽を再生
※クラブマンのワンは不可(2020年1月時点) - AUX IN
AUXケーブルで接続したスマホ等の音楽を再生
※2018年4月以降の車両はAUX廃止のため不可
ナビにCDプレーヤーは搭載されていないため、音楽を聴くにはUSBメモリで音楽ファイルを用意するか、スマホやiPod等のオーディオプレーヤーが必要となる。
再生できる音楽ファイルは?
対応している音楽ファイルのフォーマットは「MP3/M4A/M4B/AAC/WMA」
▼ ナビで動画を視聴する方法は次の通り。
- USBメモリ
USBメモリに入れた動画ファイル(MP4)を再生
※タッチ非対応ナビは車両のプログラムを変更する「コーディング」が必要
ナビにDVDプレーヤーやBlu-rayプレーヤーは搭載されていないため、動画を視聴するにはUSBメモリでMP4フォーマットの動画ファイルを用意する必要がある。
走行中は動画の視聴不可
安全面の配慮から走行中の動画は音声のみとなる。走行中に同乗者が動画を視聴できるようにしたい場合は「コーディング」でスピードロック解除(TVキャンセラー)が必要。
内蔵HDDで音楽ファイルを再生
USBメモリ等に入れた音楽ファイルを、ナビに内蔵されたHDD(記憶装置)にインポート(コピー)して再生。インポートした音楽ファイルは、アーティスト表示、アルバム検索、お気に入り登録。類似トラック表示などに対応している。「タッチ対応ナビ」では「音楽ライブラリ」、「タッチ非対応ナビ」では「Musicコレクション」という名称が使われている。
この機能のメリットは、一度インポートしてしまえば、スマホ等をUSBやBluetoothで接続するよりもシンプルで安定的に音楽を聴くことができる点だ。デメリットは、新曲を入手するたびにUSBメモリ等に入れてインポートしなければならないことと、長年かけて音楽ライブラリを構築しても愛車を乗り換える時に次のクルマに引き継げないこと。お気に入りの音楽はずっと一緒に歩んで行きたいものなので、音楽の管理は車両側ではなくスマホ側で行うことを推奨したい。
ライブラリ的な機能が必要ない場合は、内蔵HDDにインポートせずにUSBメモリに入れたまま再生すればいい。M3Uフォーマットのプレイリストにも対応している。案外、こちらの使い方をしている方のほうが多いかもしれない。
スマホの音楽を再生
スマホやiPodなどのオーディオプレーヤーを、USBケーブルやBluetooth(無線通信)で接続して再生。これが昨今で最もスタンダードな方法だろう。スマホで管理している音楽をはじめ、YouTube動画の音声やRadiko(インターネットラジオ)など、スマホから出力できる「音」は何でも聴くことができる。なお、Bluetoothはオーディオストリーミングだけではなく、ハンズフリー電話にも対応している。
Spotifyで音楽を再生、アートワークも表示される
写真はiPhone用アプリ「MINI Connected」を入れたiPhoneで「Spotify」を使って音楽を再生している状態。Spotify(スポティファイ)は世界的に人気の音楽配信サービスで、MINIはSpotifyへの対応に積極的だ。トレンドに敏感な若者を中心にシェアが大きいこととMINIのブランドイメージに合致するからだろう。アーティスト名や曲名はもちろんのこと、アートワークもちゃんと表示される。音量はマルチファンクションステアリングのボタンで調整可能。
AndroidのSpotifyでも試したところ、音楽は聴けるがアートワークは表示されなかった。Androidの方には申し訳ないが、仕様なのか固有の不具合だったのか確認できていない。
iPhoneではSpotifyの機能もナビの画面上で使用可能
iPhone限定となるが「MINI Connected」がSpotifyに対応しているため、ナビの画面上で「My Library」や「Browse」など、Spotify独自の機能が利用できる。これがなかなか便利で、信号待ちのタイミングでMy Libraryを開いてプレイリストを変更したり、同乗者と話題に上がった曲を検索して再生してみたり、たまたま気に入った曲に「いいね」してお気に入りに追加しておくなど、Spotifyがまるでナビの機能のように使える。「タッチ非対応ナビ」では、画面のレイアウトや書体がちょっと古めかしいなどの違いはあるものの、できることは基本的に同じだ。
ちなみに「Apple Music」にも対応しているため、iPhoneを繋げば、購入した曲やお気に入りの曲、プレイリスト、アーティスト、アルバム、ポッドキャスト、検索などの機能がナビの画面上で利用できる。
サウンドの設定
ナビでは基本的なイコライザ(音質)の設定もできる。高音を弱くして低音を強くするなど、好みに応じて調整することが可能。といっても、低音を最大にしても迫力はほどほどだ。これでも先代モデル(R56系)に比べれば大幅に改善しているが、もう少しパンチが欲しい。
バランスは左右のどちらから音が聞こえてくるかの設定。左寄りにすると助手席側のスピーカーが主役になる。同様にフェーダーは前後のどちらから音が聞こえてくるかの設定。真ん中が音を最も近くで感じられる標準値。後ろよりにすると、後部座席のスピーカーが主役になる。
メーカーオプションの「harman/kardon製 HiFi ラウドスピーカーシステム(12万6,000円)」を装備すれば、ダッシュボード(中央)やAピラーにスピーカーが追加されるので、より満足のいく音場が創り出せる。高額なオプションなので、このスピーカーが付いた中古車があれば狙い目だ。
ナビでテレビを観るには?
初心者は「ナビ男くん」がお勧め
MINIのナビには地デジチューナー(フルセグ)が搭載されていないため、テレビを観ることができない。ワンセグすら搭載されていない。CD/DVDプレーヤーも無し。これまで国産車の多機能なナビを使っていた方にはちょっとした驚きだろう。
そんなMINIのユーザでもテレビのニーズは比較的高いため、ディーラーでは社外品のAVインターフェースと地デジチューナーを取り付けてフルセグを観られるようにするオプションを提供している。ただし、輸入車ディーラーゆえにどうしても高額になってしまうため、特別な理由(車両の値引きとセットとか)が無い限り、ディーラーでの施工はお勧めできない。
MINIに詳しいカスタムショップやカーオーディオ専門のショップに依頼することも可能だが、価格面やサービス内容の分かりやすさ、サポート体制などを考慮すると「ナビ男くん」が現時点で最もお勧めだ。
ナビ男くんは全国6つのサービス拠点をもつカーナビの専門店。MINIのナビでテレビを観られるようにする「All in One MINI」というサービスが、ナビの仕様の違いごとにパッケージ化されていて、非常に分かりやすい。オプションでCD/DVDプレーヤーの追加も可能だ。
3年保証が付いて、取り付け工賃を含めたトータルの価格がオンラインサイトに明示されている点も安心できる。自宅への出張取り付けにも対応しているので、マニアックな専門ショップに馴染みがない初心者の方でも気軽に申し込めるだろう。
ナビ男くんの詳細は、下記の公式オンラインショップで確認できる。
車両情報の表示と設定
MINIの健康状態や燃費をチェック
ナビはMINIのあらゆる情報にアクセスできるインフォテイメントシステムの役割も担っている。
「車両情報/設定」の「車両ステータス」では、エンジンオイルのレベルチェックやブレーキフルードの交換時期、これまでの点検履歴や次回の法定点検月など、車両の整備に関わる現在の状態を確認することができる。実際には何らかの整備が必要になると、ステアリング前方にあるスピードメーター内のインフォディスプレイに簡易的なメッセージが表示される。その意味が分からない場合に車両ステータスをチェックすれば、具体的に何の整備が必要なのか分かるといった具合だ。
「トラベルボードコンピュータ」は、簡単に言えば「今日の平均燃費」を表示する機能。グリーンのストップウォッチの「50min」が走行時間。その右側の「26km」が走行距離だ。いたって普通の機能だが、グラフィックがクールなので、あえて紹介してみた。
ちなみに、写真は1.5Lのディーゼルエンジンを搭載したMINI5ドア クーパーDの燃費。流れの良い市街地を試乗したときのものだが「20.6km/l」という素晴らしい燃費だった。ガソリンエンジンのクーパーやクーパーSの場合は、これより「5~7km/l」ダウンの燃費になる。
筆者は、道路状況や「MINIドライビングモード(詳細)」の違いによって、燃費がどのように変化するのかを見るのが好きなので、ナビの右画面は常にトラベルボードコンピュータの燃費を表示させて一喜一憂している。
上の写真は「タッチ非対応ナビ」の「トラベルボードコンピュータ」。先にあげた「タッチ対応ナビ」の洗練された画面に比べると、いかにも一世代前という古さを感じるが、こちらの方が断然見やすい。
「スポーツ表示」は、走行中の最高出力(馬力)と最大トルクをリアルタイムで表示する機能。写真は「170kW/350Nm」のスペックをもつジョンクーパーワークスのもの(停車中)。もちろん運転中のドライバーは前方に集中しなければならないのでコレを見ることはできないが、クルマ好きのハートをくすぐる嬉しいオマケだ。円をコンセプトにしたメーターデザインとナビを取り囲むLEDのディスプレイリングのコラボが、SFチックで無駄にカッコイイ。
車両設定で「プチ」カスタマイズ
「車両設定」では、ウインカーランプが点灯する回数や、インテリアライトの明るさ、ドアロックが自動で作動する条件、警告を促す車速の設定、車内換気のタイマー設定など、痒い所に手が届くような細かな設定ができる。基本的に標準設定のままでも問題ないが、自分流にあれやこれや変更すると、MINIにより一層の愛着がわいてくる。
「インテリジェントセーフティの設定」では、前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ(オプション名:ドライビングアシスト)の警告が発せられるタイミングや、機能そのもののオンオフを設定できる。
当機能は、いわゆる「自動ブレーキ」と呼ばれるもので、2020年1月現在では、MINI3ドアと5ドアの「ワン(ONE)」を除く全モデルで標準装備となっている。当初は多くのモデルでオプション装備となっていたため、2014~2017年前半頃までの車両には搭載されていないものが多い。自動ブレーキを装備した車両は、ナビ上部のハザードボタンの右にクルマアイコンのボタンがあるので、中古車を購入する際にはチェックしておこう。
MINIのナビで特徴的なポイントとなっているのがLEDのディスプレイリング。MINIが初めての人を乗せると、必ずといっていいほど驚かれるのがコレだ。エキセントリック過ぎてデビュー当時は賛否両論あったが、筆者は密かに気に入っている。
MINIエキサイトメントパッケージを装備していれば、リングの発光色をレッドやイエロー、グリーン、ブルー、パープルなどのレインボーカラーから選択することができる。明るさも調整できるため、多くのカラーが表現可能だ。リングだけではなくドアや足元などの室内灯も連動して変更されるため、車内の雰囲気をガラッと変えることができる。筆者のお勧めはボディカラーと同系色にすること。
このリングは単純に点灯するだけではなく、好みに応じで動作を変えることも可能。エンジンの回転数に応じてタコメーターのようにアニメーションさせたり、「MINIドライビングモード」で選択している走行モードのテーマ色にしたりできる(スポーツモードはレッド!)。もちろん「こんなリングはチャラくて恥ずかしい」という方のために、消灯することもできるのでご安心を。
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最後に
中古車選びではナビがキーポイント?
筆者の経験をもとにMINIの純正ナビ(インフォテイメントシステム)について知っておきたいことをピックアップしてお伝えした。「タッチ対応ナビ」と「タッチ非対応ナビ」の違い、ナビの基本機能、通信モジュールを搭載したナビでできることなど、注目すべきポイントは多い。輸入車ゆえに、あと一歩という部分もあるが、デザイン性を含め多くの方が満足できるレベルにあると思う。
ナビをよく使う方は、目的地のキーワード検索ができる「タッチ対応ナビ」が絶対的にお勧め。
余談かもしれないが、車両の年式(生産時期)によってナビの機能に違いがあるため、これから中古車を購入する方でナビにコダワリのある方は、予算との兼ね合いで悩ましい選択を迫られることになるかもしれない。高いけどナビが新しい、安いけどタッチナビではないなど。
そんな時には、判断材料の1つとして次の提言を参考にしていただきたい。
- スマホアプリからの遠隔操作や「Apple CarPlay」、話し言葉レベルの音声認識による目的地の設定、SOSコールなどの先進的な安全機能に魅力を感じる方は、2018年4月(3月生産以降)からの通信モジュール(SOSコールボタンが付いている車両)を搭載した「タッチ対応ナビ」がお勧め。目的地をマップで検索してナビに送信できる新アプリ「MINI App(iPhoneとAndroidに対応)」に対応していることも大きなメリット。
- 先進機能はいらないがナビの利用頻度が高い方は、目的地のキーワード検索ができる「タッチ対応ナビ」を可能な限り選びたい。もちろん予算が許せば、走行中でも話し言葉で目的地設定ができて「MINI App」も使える通信モジュール搭載のナビがベスト。
iPhoneユーザの場合は、目的地をマップで検索してナビに送信できるアプリ「MINI Connected(2021年7月から利用不可)」が使えるため「タッチ非対応ナビ」でもギリギリ許容範囲。 - 複雑な機能はいらない。ナビが使えて音楽が聴ければよいという方は、「タッチ非対応ナビ」で必要十分。
以上、すべての方に楽しいMINIライフを!
追記:2021年以降のナビ無しモデルに注意!
写真は2021年5月にマイナーチェンジしたMINI3ドアのナビ無しモデル。ナビ装備車と同じディスプレイを搭載しているが、ナビの機能は省かれている。ナビのHDD(記憶装置)が搭載されていないため、音楽ファイルをUSBメモリ等からインポートして音楽ライブラリを構築することもできない。
2021年に発生した世界的な半導体不足で、ナビが減産せざるを得なくなった。そこで、本来はナビが標準装備となるモデルにナビを搭載せず、その代わりにオプションの「Apple CarPlay」を装備した特別仕様車「MINI SELECTION(ミニセレクション)」が発売された。
平たく言えば「今はナビが足りなくて装備できないので、ナビの代わりにiPhoneでApple CarPlayのマップアプリを使ってね!」「ナビが装備されている通常モデルと区別するためにMINI SELECTIONという名前を付けて販売するよ」という意図のモデルだ。MINI SELECTIONの「MINI5ドア クーパーD」といった販売名となる。
追記:「MINI SELECTION」に限らず、通常モデルにおいてもナビ無しモデルが販売されています。(ナビ無しモデルの製造期間の目安:2021年から2023年初頭)
ナビ無しでもナビ装備車と同じ8.8インチのディスプレイが付いているため、見た目の違いはない。システムのメニューから「ナビ」の機能だけが省かれた仕様となっている。通常の特別仕様車とは違って、外装のデザインも通常のモデルと全く同じだ。
ナビが搭載されていない車は、MINIコントローラーに「NAV」ボタンが付いていない。2021年以降の中古車を購入する際は要チェック!
そのため、2021年以降に生産された中古車でナビ付きを購入したい場合は、その車が本当にナビを搭載しているか念のため確認しておきたい。最も簡単な確認方法は「MINIコントローラー」に「NAV」ボタンが付いているかどうか(上記写真を参照)。
実際にはナビが付いていない中古車の装備表には「ナビ無し」と記載されているはずだが、ディスプレイがあることでナビが付いている車だと勘違いして、その記載を確認せずに購入してしまうことがあり得る。販売店側が親切心で「ナビ無しですが、いいですか?」と言ってくれる保証もないので、ナビの有無については契約前にハッキリと確認しておこう。
ちなみに、MINI3ドアと5ドアのエントリーモデルである「ワン(ONE)」はナビがオプションとなっているが、「2021年5月のマイナーチェンジ」から、ナビ無しでもナビ装備車と同じ8.8インチディスプレイが装備されている。こちらも同様の理由により中古車を購入する際は注意しよう。
text by minicooper-sketch.com
最新情報
2021年のマイナーチェンジでナビも進化!
2024年登場!次世代MINIのナビは円形ディスプレイを採用
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