注目の新型「MINIクーパー 5ドア」走行シーンの写真が初公開!
新型「MINIクーパー 5ドア(F65)」の新しい公式写真が公開された。これまではスタジオで撮影した静止状態の写真のみが公開されており、屋外で走る実際のイメージを早く見たいと思っていた方も多いだろう。
今回新たに公開された写真では、ヨーロッパの美しい海岸線やワインディングを軽快に走る5ドアの姿がおさめられている。太陽光による自然の陰影が、3ドアとは異なる5ドア独自のプロポーションを浮き彫りにしている。
オプションの電動パノラマガラスサンルーフを装備(現在、国内仕様車ではオプション設定なし)
被写体のモデルは、オプションの「フェイバード トリム(16.4万円)」を装備した上位グレードの「クーパーS」。
ボディカラーは、新色の「アイシーサンシャインブルー(8.2万円)」に、ルーフがブルーからホワイトへのグラデーションになる「マルチトーンルーフ ブルー(9.6万円)」が選択されている。マルチトーンルーフは3ドアのクーパーでも選択できるが、5ドアの長いルーフでは、より大きな視覚効果を発揮する。
さらに、オプションの「Mパッケージ(24.6万円)」により、インテリアカメラ(車内用カメラ)やharman/kardon HiIFスピーカーシステムも備わる理想の1台となっている。
MINIクーパー 5ドアは、2024年6月から国内販売を開始。ショールーム展示や納車は同年秋頃を予定。
価格は、1.5リッター3気筒エンジン(156ps/230Nm)のクーパーCが408万円。2.0リッター4気筒エンジン(204ps/300Nm)の「クーパーS」が477万円。クーパーSには、ACCやステアリングアシストをはじめ、ドライブレコーダーやサラウンドビュー(俯瞰カメラ)も標準装備となっている。
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日常使いに最適な5ドア
MINIクーパー 5ドアの全長は、3ドアのMINIクーパーより172mm(欧州仕様)長く、ホイールベースも72mm長い。これにより日常使いで必要十分な後部座席と荷室のスペースを獲得。MINIならではのコンパクトなボディを持ちながら実用性を高めたモデルで、2014年のデビュー以来、国内で人気のモデルとなっている。
プラットフォームは先代モデル(F55)の改良型にとどまっているが、タイヤの直径が「625mm」に拡大されたことで、走りの実力をより一層感じさせるルックスに成長。実際にドライビングダイナミクスやドライビングの快適性も向上している。
3人乗まで乗車可能な後部座席は「60:40」の比率で折りたたむことができる。折りたたんでフラット状態にすれば、荷室の容量を「275L」から最大「925L」まで増やすことが可能。MINIクーパー 3ドアの荷室は標準で「210L」、最大で「725L」であることから、 5ドアの実用性の高さは見た目以上だ。
高効率なガソリンエンジンを搭載
MINIクーパー 5ドアのパワートレインは、先代モデルと同様にBMWの高効率ガソリンターボエンジンを搭載。3ドアのMINIクーパーに設定されているBEV(電気自動車)や、先代モデルで人気だったクリーンディーゼルエンジンモデルは設定されず、ガソリンエンジンのみの展開となる。
なお、搭載されるガソリンエンジンは、まったくの新開発ではなく先代モデルの改良版となるが、最高出力と最大トルクが引き上げられており、燃費もほんの少し向上している。
MINIクーパーSには、パワフルでスポーティな走りが楽しめる2リッターの4気筒「204ps(150kW)/300Nm」エンジンを搭載。時速100kmまでを6.8秒で加速し、最高速度は時速242kmに達する。
太いトルクにより、ストップ&ゴーの多い街乗りや、多人数の乗車でもストレスの無い加速性能を持つ。エクステリアでは、フロントグリルに赤い「S」のエンブレムが付き、リアスポイラーが少し上向いたスポーティなデザインになる。
エントリーモデルとなるMINIクーパーCには、1.5リッター3気筒「156ps(115kW)/230Nm」エンジンを搭載。必要十分なパワーと低燃費で、コストパフォーマンスはクーパーSより優れる。
3気筒エンジンのためクーパーSの4気筒エンジンに比べて上質さは少し劣るが、街乗りメインならばクーパーCが最適。ただし、クーパーCにはクーパーSで標準のアクティブクルーズコントロール(先行車に追従)や車線逸脱を防ぐステアリングアシストが装備されないため、比較検討が必要だ。
「フェイバード トリム」でドレスアップ
写真のモデルは、オプションの「フェイバード トリム(16.4万円)」を装備しているため、フロントグリルのフレームカラーが標準の「ブラック」から「ヴァイブラント・シルバー」に変更されている。シャンパンゴールドのフレームが、フロントフェイスに貴金属のアクセサリーをイメージさせるアクセントを与えている。
17インチのホイールも標準の「シルバー」から「ヴァイブラント・シルバー」に変更され、足元まで綺麗に魅せるという丁寧さで、上質感をワンランク押し上げている。
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業界初の円形ディスプレイを搭載
MIMIクーパー 5ドアに限らず、新世代MINI(第4世代)のコックピットは、クラシックminiからインスピレーションを受けた自動車業界初の円形センターディスプレイがコアとなっている。
サムスンディスプレイが開発した円形ディスプレイは、有機EL(OLED)の美しく高精細な表示とスマートフォンレベルのタッチ操作を提供する。車両のすべての機能は、このディスプレイで操作や確認が可能となっており、タッチ操作だけではなく、高レベルの音声操作にも対応している。もちろん、Apple CarPlayやAndroid Autoも標準で利用できる。
いっぽう、運転に関する主要な機能には物理スイッチを用意。センターディスプレイ下に設置された横並びのトグルスイッチ達がその役割を担う。エンジンスタートやパーキングブレーキ、ギアセレクター、ボリュームコントロール、エクスペリエンスモード(車内の演出や走行モードの切り換え)に対応している。
センターコンソールには、先代まであったATのシフトレバーが無くなった代わりに、ニット素材で覆われた収納ボックス(フェイバード トリムに含まれる)を設置して、スペースを有効活用。センターのダッシュボード下部には、ワイヤレス充電機能も標準で搭載されている。
オプションの「Mパッケージ(24.6万円)」に含まれるMINI初採用のインテリアカメラ。車内撮影用のカメラで、防犯をはじめ仲間で出掛けた際の記念写真などにも活用できる。このほか、Mパッケージには、運転席にマッサージ機能が付く「アクティブシート」や、「harman/kardon製 HiFiラウンドスピーカーシステム」も含まれている。
MINI独自の世界!心地良いインテリア
室内はダッシュボードやドアトリムに採用されたニット状の素材によって、暖かく心地良い雰囲気に包まれている。この素材はリサイクルポリエステルを使用して、特別に開発した編み方によって実現している。お手入れも容易で、環境に配慮した最新モデルならではの価値観を与えてくれる。
「フェイバード トリム」装備車のダッシュボードは、明るく優しいツートンカラーの千鳥格子パターンとなる(標準はダーク系)。最新のテクノロジーが実現した素材に、どこか懐かしいデザインが与えられ、MINI独自のアナログかつモダンな世界観を創り出している。
最新の運転支援システムで駐車をサポート
MINIクーパーSで標準装備となる「パーキングアシスタント プラス」は、12個の超音波センサーと4台のサラウンドビューカメラ(俯瞰カメラ)を使用して、駐車スペースをより正確に認識し、駐車時のステアリング操作をサポートする。先代モデルのパーキングアシストは、縦列駐車のみに対応していたが、新型では最も利用シーンが多い並列駐車にも対応している。
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MINIクーパーS 5ドア
アイシーサンシャインブルー
マルチトーンルーフ ブルー
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