リコール:MINI ディーゼルモデルにエンジンの不具合

ミニクーパーのリコール

2018年11月27日に、BMW株式会社から国土交通大臣に対してリコールの届出がありました。不具合箇所は「ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置モジュール」です。最悪の場合、火災に至るおそれがあります。

リコールの対象となるモデルは、平成26年6月から平成29年3月に製作された、ディーゼルエンジンの「クーパーD」「クーパーSD」です。現行モデルだけではなく第2世代の「クロスオーバー クーパーD/クーパーSD」「ペースマン クーパーD」も含みます。

対象車の使用者には、ダイレクトメールで通知されます。

リコール対象車

クーパーD、クーパーSD

対象車 全体の製作範囲
平成26 年6月26日 ~ 平成29 年3月31日
対象車台数
型式 通称名
LDA-XD20F/LDA-XD20A/LDA-ZB20 第2世代MINI
MINI CROSSOVER(R60)
COOPER D/COOPER D ALL4/COOPER SD
LDA-RS20 第2世代MINI
MINI PACEMAN(R61)
COOPER D
LDA-XN15/LDA-XN20 第3世代MINI
MINI 3DOOR(F56)
COOPER D/COOPER SD
LDA-XT15/LDA-XT20 第3世代MINI
MINI 5DOOR(F55)
COOPER D/COOPER SD
LDA-LR20 第3世代MINI
MINI CLUBMAN(F54)
COOPER D/COOPER SD
LDA-YT20 第3世代MINI
MINI CROSSOVER(F60)
COOPER D/COOPER D ALL4/COOPER SD ALL4

リコール対象車の車台番号

> 車台番号を検索 ※車台番号の末尾7桁を入力

備考:対象車両であっても既に対策修理済みの場合は、該当リコール無しと表示されます。

不具合内容

部位(部品名)

エンジン(排気ガス再循環装置モジュール)

概要

ディーゼルエンジンの排気ガス再循環装置(EGR)モジュールにおいて、排気ガス冷却装置の耐久性が不十分であるため、冷却水が漏れるものがある。そのため、排気ガスに含まれる煤が冷却水と混合して排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの内部に堆積し、高温になった堆積物がインテークマニホールドに流入し付着して、インテークマニホールドが溶損すると、エンジン出力が低下するとともに、エンジン警告灯が点灯し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置

全車両、排気ガス再循環装置(EGR)モジュールの点検を行ない、不具合のあるものは対策品と交換する。なお、点検の結果、不具合のない車両についても、使用者に対して注意喚起するとともに、対策品の準備ができた段階で再度連絡し、対策品に交換する。

その他

  • リコール届出番号:外-2754
  • リコール開始日:平成30年11月27日
  • 不具合件数:4件
  • 火災:0件

周知させるための措置

  • 使用者:ダイレクト メールで通知する。
  • 自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
  • 改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアロックストライカー付近に、外-2754 のステッカーを貼付する。

改善箇所説明図

ミニ ディーゼル リコール箇所

関連リンク

MINI Japan

平成30年11月27日 国土交通省