リコール:MINI タイミングチェーンの不具合でエンジン停止のおそれ

ミニクーパーのリコール

2021年6月15日に、BMW株式会社から国土交通大臣に対してリコールの届出がありました。

不具合箇所はディーゼルエンジン(MINI&BMW)の「タイミングチェーン」です。使用過程においてタイミングチェーンが伸びることにより、エンジンから異音が発生し、最悪の場合、バルブタイミングがずれて走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがあります。

MINIでリコールの対象となるディーゼルエンジンモデルは、2016年(平成28年6月末から7月)に製作された、MINIクロスオーバー(R60)の「クーパーD/クーパーD ALL4/クーパーSD」、MINI3ドア(F56)とMINI5ドア(F55)の「クーパーSD」、MINIクラブマン(F54)の「クーパーD/クーパーSD」です。

対象車の使用者には、ダイレクトメール等で通知されます。

リコール対象車

MINI3ドア/5ドア/クラブマン/クロスオーバー

ミニ 2021年6月15日のリコール対象モデル

▼MINIの対象車のみをピックアップ(BMWは除く)

対象車 全体の製作範囲
平成28年6月30日 ~ 平成28年7月7日
対象車台数
31台
型式 通称名
LDA-XD20F/LDA-XD20A/LDA-ZB20 MINI クロスオーバー(R60)
COOPER D
COOPER D ALL4
COOPER SD
LDA-XN20 MINI 3ドア(F56)
COOPER SD
LDA-XT20 MINI 5ドア(F55)
COOPER SD
LDA-LR20 MINI クラブマン(F54)
COOPER D
COOPER SD

リコール対象車の車台番号

> 車台番号を検索する ※車台番号の末尾7桁を入力

備考:対象車両であっても既に対策修理済みの場合は、該当リコール無しと表示されます。

不具合内容

部位(部品名)

原動機(エンジン)

概要

ディーゼルエンジンにおいて、タイミングチェーンの製造管理が不適切なため、表面処理がされていない部品が使用されたものがある。そのため、使用過程においてタイミングチェーンが伸びることにより、エンジンから異音が発生し、最悪の場合、バルブタイミングがずれ走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれがある。

改善措置

全車両、タイミングチェーンを良品に交換する。

その他

  • リコール届出番号:外-3237
  • リコール開始日:令和3年6月15日
  • 不具合件数:0件
  • 事故の有無:0件

周知させるための措置

  • 使用者:ダイレクト メール等で通知する。
  • 自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
  • MINIのホームページに記載する。

改善箇所説明図

ミニ リコール 2021年6月15日 改善箇所説明図

※注意:説明図のクラブマン(2019年マイナーチェンジ型)はリコール対象車ではありません。

関連リンク

MINI Japan

令和3年6月15日 国土交通省

text by minicooper-sketch.com