リコール:第4世代MINIクーパー ワイパー不具合で、稀にエンジン始動不可

ミニクーパーのリコール

2025年9月4日に、BMW株式会社から国土交通大臣に対してリコールの届出がありました。

リコールの対象車は、第4世代MINIの3ドアと5ドアの「クーパーC、クーパーS」の4車種です。特定の期間に製作された車両が対象となります。

不具合箇所は「フロントウィンドウのワイパー」です。ワイパーモーターワイヤーハーネスの取り回しが正しくないものがあるため、当該ハーネスが損傷して警告灯が点灯、発煙し、拭き取り機能が損なわれるおそれがあります。ごく稀に、エンジンが始動出来なくなる等もあり。

対象車は合計で5,038台となります。

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リコール対象車

MINIクーパー(3ドア/5ドア)

ミニクーパーS 5ドア F65 アイシーサンシャインブルー

MINI 製作期間の全体範囲
令和6年3月13日 ~ 令和6年10月23日
(2024年3月13日 ~ 2024年10月23日)
MINI 対象車台数
5,038台
型式 通称名 台数
3BA-12GD15
MINI クーパーC 1600
3BA-22GD20 MINI クーパーS 1107
3BA-42GD15
MINI クーパー5ドアC 1392
3BA-52GD20
MINI クーパー5ドアS 879

リコール対象車の車台番号

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不具合内容

改善箇所説明図

ミニクーパー F66 F65 リコール 改善箇所説明図 2025年9月4日

部位(部品名)

窓ふき器

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

フロントウィンドウのワイパーにおいて、製造が不適切なため、ワイパーモーターワイヤーハーネスの取り回しが正しくないものがある。そのため、使用過程で当該ハーネスがワイパーリンケージに干渉することにより、当該ハーネスが損傷して警告灯が点灯、発煙し、拭き取り機能が損なわれるおそれがある。

また、ごく稀に、エンジンが始動出来なくなる等のおそれがある。

改善措置

全車両、ワイパーモーターワイヤーハーネスを点検し、必要に応じて修正する。また、当該ハーネスが損傷している場合、ベーシックセントラルプラットフォーム(BCP)も交換する。

識別:右フロントドアのアッパーヒンジのボルト(頭)に白ペイントを塗布する。

その他

  • リコール届出番号:外-4060
  • リコール開始日:令和7年9月4日
  • 不具合件数:5件
  • 事故の有無:0件
  • 発見の動機:市場からの不具合報告による

周知させるための措置

  • 使用者:ダイレクト メール等で通知する。または、車両に直接インカーコミュニケーション メッセージを送信する。
  • 自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
  • MINIのホームページに記載する。

関連リンク

MINI Japan

令和7年9月4日 国土交通省

text by minicooper-sketch.com