リコール:第二世代MINI「クーパーS/JCW」クーラントポンプ不具合

ミニクーパーのリコール

2018年7月12日に、BMW株式会社から国土交通大臣に対してリコールの届出がありました。不具合箇所は「電動補助クーラント ポンプ」です。最悪の場合、火災に至るおそれがあります。

リコールの対象となるモデルは、平成20年10月(2007年)から平成23年9月(2011年)に製作された、第二世代MINIの「ハッチバック(R56)」「クラブマン(R55)」「コンバーチブル(R57)」「クーペ(R58)」「クロスオーバー(R60)」の、クーパーSとジョンクーパーワークス(クロスオーバーは除く)です。ワンとクーパーは対象外となります。

対象車の使用者には、ダイレクトメールで通知されます。

リコール対象車

第二世代MINIのクーパーS/JCW

第2世代目MINIのクーパーS

対象車 全体の製作範囲
平成22 年10月28日 ~ 平成23 年9月30日
(2007年10月28日 ~ 2011年9月30日)
対象車台数
5,810台
型式 通称名
ABA-MM16/DBA-ZG16/ABA-MMJCW MINI クラブマン(R55)
COOPER S/JCW
ABA-MF16S/DBA-SV16/ABA-MFJCW MINI ハッチバック(R56)
COOPER S/JCW
DBA-ZP16/ABA-MSJCW MINI コンバーチブル(R57)
COOPER S/JCW
DBA-SX16S/ABA-SXJCW MINI クーペ(R58)
COOPER S/JCW
DBA-ZC16/CBA-ZC16A/DBA-ZC16A MINI クロスオーバー(R60)
COOPER S/COOPER S ALL4

リコール対象車の車台番号

> 車台番号を検索 ※車台番号の末尾7桁を入力

備考:対象車両であっても既に対策修理済みの場合は、該当リコール無しと表示されます。

不具合内容

部位(部品名)

原動機冷却装置(電動補助クーラント ポンプ)

概要

ターボチャージャーを冷却するための電動補助クーラントポンプの作動用回路の設計評価が不十分なため、当該ポンプ内の温度及び圧力が上昇すると、回路基板上に金属物質が生成されることがある。そのため、回路がショートし、プラグ接続部が焦げ付き、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置

全車両、電動補助クーラント ポンプを対策品と交換する。

その他

  • リコール届出番号:外-2692
  • リコール開始日:平成30年7月12日
  • 不具合件数:4件
  • 事故の有無:火災 3件

周知させるための措置

  • 使用者:ダイレクト メールで通知する。
  • 自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
  • 改善実施済車には、運転者席側ドア開口部のドアロックストライカー付近に、外-2692 のステッカーを貼付する。

改善箇所説明図

2018年7月12日のリコール 改善箇所説明図

関連リンク

MINI Japan

平成30年7月12日 国土交通省