MINIクラブマンがマイナーチェンジ!フロントグリルを大幅変更
MINIクラブマン(F54)のマイナーチェンジ(LCI)が本国で正式発表。グリルのデザインを大幅に変更してフロントのルックスを一新。リアには大胆なユニオンジャックデザインのLEDリアコンビランプを装備して英国色を強めた。
モデルラインアップに変更はないが、ガソリンエンジンモデルのトランスミッションを、ATから電子制御式の7速DCTに変更。このほか、新しい3つのボディカラーやクロームパーツ一式をブラック化するオプションなどを追加している。
なお、出力を大幅に向上させたハイパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス」は後日発表される予定となっている。(追記:ジョンクーパーワークスがマイチェン!MINI史上最強の306馬力に進化!)
国内の発売日は2019年10月2日、人気のディーゼルモデル(クーパーD/クーパーSD)は2020年4月を予定。
マイナーチェンジの主な変更点
「7速DCT」と新デザインの「フロントグリル&LEDライト」
- トルコンATから7速DCTに変更
対象モデル:ワン/クーパー/クーパーS
ワンとクーパーは6速ATから7速DCT、クーパーSは8速ATから7速DCTに変更。クーパーSはオプションで7速スポーツDCTが選択可。クーパーS ALL4とジョンクーパーワークス、ディーゼルのクーパーD、クーパーSDは従来通り8速AT。なお、すべてのモデルが電子制御式シフトレバーに変更された。
参照「7速DCTの詳細解説」 - ジョンクーパーワークスの出力を大幅アップ
追記:ハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパーワークス」のエンジンを刷新。「231hp/350Nm」から「306hp/450Nm」へ大幅にパワーアップ。8速ATは電子制御式シフトレバーに変更。
参照「ジョンクーパーワークスがマイチェン!MINI史上最強の306馬力に進化!」 - 環境性能を高めた最新のディーゼルを搭載
対象モデル:クーパーD/クーパーSD
MINIで初めて排気ガスの浄化処理に尿素SCRシステムを採用した新開発のクリーンディーゼルエンジンを搭載。排出ガスに含まれる有害な窒素酸化物(NOx)を、アンモニアによって無害な窒素と水に分解する環境にやさしい最新仕様。この処理に使用するAdBlue(アドブルー/高品質尿素水)の補給が、走行距離20,000km毎に必要となる。同型のエンジンは、同時期の「BMW 118d」や「BMW X2 xDrive18d」にも採用されている。 - ディーゼルの静粛性が向上
対象モデル:クーパーD/クーパーSD
新しいディーゼルエンジンによって、ディーゼル特有の騒音が軽減。走りのフィーリングが全体的にスムーズになり洗練された。 - クーパーDのエンジンがランクアップ
対象モデル:クーパーD
上位グレードの「クーパーSD」にのみ採用されていた2ステージターボ過給システムをクーパーDにも搭載し、レスポンスが改善した。最大トルクは「330Nm」から「350Nm」に引き上げられ、常用回転域での力強さが向上。 - フロントグリル(ラジエーターグリル)
新しいデザイン&新構造の空気取り入れ口を採用。クーパーS(SD)はメッシュ領域をグリル全体に拡張、クーパー(D)は伝統の3本フィン(横バー)を6本に増やしてグリル全体に拡張。従来に比べてフロントグリルの主張が強化された。 - LEDヘッドライト
デイライトを半リング型から完全なリング型に変更、オプションのアダプティブLEDヘッドライトはマトリックス機能を搭載。 - LEDフォグランプ
リング型のデイライトを装備 - LEDリアコンビランプ
オプション(LEDヘッドライトとセット)でユニオンジャックデザインを追加。 - ドアミラー
丸い形状から、少しエッジの効いた流線形に変更。 - 新しいボディカラー
「インディアン サマーレッド メタリック」「MINI Yours エニグマティックブラック メタリック」
※新色の追加に伴いクラブマン専用色の「ピュアバーガンディ メタリック」を廃止 - 新しいオプション
外装のクロームパーツがブラック仕様、テールライトがスモークタイプになる「ピアノブラックエクステリア」、車高10mmダウンの「スポーツサスペンション」 - その他
新デザインのホイール、新デザインのレザーシートなど
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フロントグリルをイメージチェンジ!
クーパーS/クーパーSD
新色「インディアン サマーレッド メタリック」
新色「MINI Yours エニグマティックブラック メタリック」
クーパー/クーパーD
LEDヘッドライト&LEDフォグランプ
リング型のデイライトでMINIならではのルックスを強化
LEDリアコンビランプ
大注目のユニオンジャックランプ
ドアミラー
球形からエッジの効いた流線形に変更
インテリアは現状維持
クラブマン特有のローワイドな空間
※国内仕様車は右ハンドル
8.8インチのタッチスクリーンナビ
変速スピードと燃費に優れた「7速DCT」
電子制御式セレクターレバーをクラブマンで初採用
上質オプションブランド「MINI Yours」に新アイテム
コクピットを包み込むイルミネーショントリム
ユニオンジャックのヘッドレスト
アロイホイール ブリティッシュスポーク2トーン
参考:新旧の比較
クーパーS/クーパーSDのフロントグリル
クーパー/クーパーDのフロントグリル
LEDリアコンビランプ
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動画
MINIディーラー京都南によるモデル解説
「クーパーS ALL4」と「クーパーD」の比較試乗
モデルラインアップ
価格と基本スペック
追記:2020年4月から価格改定
「2020年4月1日の価格改定(詳細)」により、ガソリンモデルが数万円の値上げ、ディーゼルモデルが数万の値下げ。これにより、「クーパーSD」とガソリンエンジンを搭載した「クーパーS」との価格差は、22万円から13万円に縮小した。ディーゼルは、自動車重量税が免税されるため、実質の価格差は10万円以下となる。売れ筋のディーゼルがお得になったことで、さらなる人気が予想される。
2019年10月 発売 マイナーチェンジ |
MINI クラブマン(F54) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ガソリンエンジン | ディーゼルエンジン | |||||||
ワン | クーパー | クーパーS | クーパーS ALL4 |
ジョンクーパー ワークス |
クーパーD | クーパーSD | ||
発売日 | 2019年10月2日 | 2020年4月 | ||||||
変速機 | 7速DCT | 8速AT | 8速AT パドルシフト付 |
8速AT | ||||
価格(10%税込) 2020年4月現在 |
335万円 | 391万円 | 435万円 | 459万円 | 569万円 | 404万円 | 448万円 | |
エコカー減税 | – | 免税:重量税 | ||||||
駆動形式 | 前輪駆動 | 4輪駆動 | 前輪駆動 | |||||
エンジン | ガソリン ターボ | ディーゼル ターボ | ||||||
1.5L 3気筒 | 2.0L 4気筒 | 2.0L 4気筒 | ||||||
最高出力 | PS | 102 | 136 | 192 | 192 | 306 | 150 | 190 |
rpm | 3900 | 4500 | 5000 | 5000 | 5000 | 4000 | 4000 | |
最大トルク | Nm | 190 | 220 | 280 | 280 | 450 | 350 | 400 |
rpm | 1380~3600 | 1480~4100 | 1350~4600 | 1350~4600 | 1750~4500 | 1750~2500 | 1750~2500 | |
加速 0-100km/h ※参考値 |
11.6秒 | 9.2秒 | 7.2秒 | 6.9秒 | 4.9秒 | 8.6秒 | 7.6秒 | |
燃費 JC08 km/L |
16.3 | 16.7 | – | – | 13.7 | 19.7 | 19.5 | |
燃費 km/L |
WLTC | 14.9 | 14.7 | 14 | 13.3 | 12.1 | 17.4 | 17.2 |
市街地 | 11 | 10.5 | 10.1 | 9.8 | 8.9 | 14.7 | 14.3 | |
郊外 | 15.2 | 14.8 | 14.3 | 13.5 | 12.3 | 16.5 | 16.4 | |
高速道路 | 17.3 | 17.7 | 16.5 | 15.5 | 14.2 | 19.7 | 19.6 | |
燃料 | ハイオク | 軽油 | ||||||
燃料タンク | 48L | 48L | ||||||
車両重量 kg |
1430 | 1430 | 1470 | 1550 | 1600 | 1540 | 1540 | |
その他 | 諸元表 | 諸元表 | 諸元表 | 諸元表 | 諸元表 | 諸元表 | 諸元表 | |
定員 | 5名 | |||||||
全長/全幅/全高 | 4275×1800×1470mm | |||||||
ホイールベース | 2670mm | |||||||
最小回転半径 | 5.5m | |||||||
荷室容量 | 360-1250L |
追記:2021年5月 クーパーDの特別仕様車が発売!
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2019年10月2日から国内販売開始!
カラーバリエーション
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