マイチェンMINIの販売がスタート！ ルックスと機能を強化 238万円から

マイナーチェンジ（LCI）を果たしたMINI3ドア／5ドア、コンバーチブルが、2018年5月16日より販売開始。

2014年4月の発売（3ドア）から4年を経て、デザインとパワートレインをリフレッシュ。リング状に光るLEDヘッドライトや、リアコンビランプとインテリアトリムにユニオンジャックデザインを採用するなど、MINIならではのユニークなルックスを強化。

改良したエンジンにはMINIで初搭載となるDCT（ダブルクラッチトランスミッション）が組み合わされ、走りの楽しさもアップデート。ハイパフォーマンスモデルのジョンクーパーワークスは、6速ATから8速ATに多段化した。

インフォテイメントシステム（ナビ）は、待望のタッチスクリーンに対応し、ユーザーインターフェースデザインも最新仕様にバージョンアップ。スマートフォンとの連携機能も強化し、様々な場面で利便性が向上した。

車両本体価格は、MINI3ドアが「238～450万円」、5ドアが「271～407万円」、コンバーチブルが「373～523万円」。

これまでオプションだったマルチファンクションステアリングやドライビングアシスト（自動ブレーキ）等を標準化して、マイナーチェンジ前の価格より「8～26万円」の値上げとなった。

index

1. マイナーチェンジの注目ポイント！
2. MINI3ドア／5ドアのラインアップ・価格
3. MINIコンバーチブルのラインアップ・価格
4. 主な標準装備
5. 新色追加！ カラーバリエーション

マイナーチェンジの注目ポイント！

新しいボディカラーと、ユニオンジャックのリアコンビランプ

新色の「ソラリスオレンジ メタリック」に「ピアノブラックエクステリア」を装着。ピアノブラックエクステリアは、ライトリングとラジエーターグリルのフレームがクロームからブラックになる新オプション。ブラックルーフとのコンビネーションで、引き締まったルックスをつくる。

エクステリアの変更点は「エンブレム、ヘッドライト、リアコンビランプ」の3つ。このほか、ボディカラーや新しいデザインのオプションホイールが追加された。MINIのマイナーチェンジでは、フロントバンパーやリアバンパーのデザイン変更が通例になっていたが、”今回”のマイナーチェンジでは見送られた。

エンブレムを約17年ぶりに変更。2000年末発表の初代BMW MINIから使用していたエンブレムを、イマドキのフラットなデザインに進化させた。フロントやリア、ステアリングホイール等のエンブレムが置き換わる。ブランドのコアであるエンブレムのリフレッシュは、マイナーチェンジ以上の意味を持つ。

新しいLEDヘッドライトはリング型のデイライトを備える。このリングはターンインジケーターとしてオレンジ点滅するため、アピール度は非常に高い。フロントフェイスは発光したリングとライト外周のリングで「ダブルリング」になり、従来よりも「丸目」が強調された。しかし、インナーの形状は正円から横長の楕円に変更されたため、眼光の鋭さは弱まり、やや落ち着いた表情になった。

大注目！ユニオンジャックをモチーフにした新デザインのLEDリアコンビランプ。いわゆる「英国のミニクーパー」というイメージが、大胆に表現された。ユニオンジャックを忠実に再現しているため、左右非対称のデザインになっている。これはマイナーチェンジ型の最も分かりやすいポイントになるが、マイナーチェンジ前のモデルにも装着が可能。

シックでクラシカルな新色「エメラルドグレー メタリック」をまとった人気のMINI5ドア。ピアノブラックエクステリアと、前後のバンパーとサイドスカートがスポーティなデザインになる「ジョンクーパーワークス エアロダイナミックキット」を装着。

エンジンを改良、トランスミッションにDCTを採用

エンジンに改良を施し、CO2排出量を削減して実燃費も向上させた。エンジンのバリエーションは従来通りで、1.5L／3気筒と2.0L／4気筒のガソリンターボエンジン、同じく1.5L／3気筒と2.0L／4気筒のディーゼルターボエンジンが用意される。ワンは1.2L／3気筒だったが、マイナーチェンジ直前に1.5L／3気筒に変更されている。最高出力や最大トルクに変更はないが、エンジンヘッドカバーが変更されたため、ルックスは異なる。

ジョンクーパーワークスを除くガソリンエンジンモデルのトランスミッションは、6速ATから7速DCT（ダブルクラッチトランスミッション）に変更。DCTはダイレクトで素早く効率的なシフトチェンジを可能にし、燃費にもやさしいのが特長。DCTの許容トルクをオーバーするジョンクーパーワークスは、6速ATから8速ATへ多段化した。セレクターレバーはメカニズムとルックスを一新。操作の容易な電子制御式を採用している。

インテリアは華やかに、ナビはタッチスクリーンに対応

インテリアの基本デザインに変更はないが、これまでMINIコンバーチブルでしか選べなかったモルトブラウンのレザーシートや、「MINIセブン」に特別装備されていたモルトブラウンのカラーライン（インテリアトリム）が、全てのモデルで選べるようになった。

助手席側を彩る新オプションの「MINI Yours ピアノブラック イルミネーテッド」は、マルチカラーのバックライトでユニオンジャックのラインアートを照らし出す。

これまで一部のモデルを除いてオプション扱いになっていたマルチファンクションステアリングが、全てのモデルで標準化。写真はパドルシフトが備わるオプションのジョンクーパーワークス レザーステアリング。

さらに、ドライビングアシスト（衝突回避・被害軽減ブレーキ）も、ワンを除く全てのモデルで標準化された。クーパーSとクーパーSD、ジョンクーパーワークスには、単眼カメラを使って前走車との車間距離を自動的に調整するアクティブクルーズコントロール（ACC）も備わる。

ナビ（インフォテイメントシステム）は、待望のタッチスクリーン化。ユーザーインタフェースもモダンなフラットデザインにバージョンアップ。さらに、オプションで「Apple Carplay」を用意。iPhoneをコネクトすればナビのディスプレイでアプリが利用できるようになる。Siriによる音声コントロールにも対応するため、走行中でも対話型の操作が可能。

従来からリリースされていたiPhone（iOS）用アプリ「MINI Conneced」の機能も強化。車外から遠隔操作でドアの施錠や解錠、ベンチレーション（換気）を起動させて、蒸し暑い季節も車内を快適にスタンバイしておくことができる。タイマーで指定した時間に起動させておくことも可能。ヘッドライトを点灯させることもできるため、夜間の広い駐車場でも自車を見つけやすくなる。

ナビを便利にする「Send to Car」機能では、パソコンやスマートフォンで検索した目的地をナビにインポートできるようになった。「MINIオンライン」では、車載の通信モジュールで最新ニュースや天気予報を取得することが可能。走行中にニュースを読み上げたり、現在地や目的地の天気を確認することができる。

5月16日からショールームデビュー！

MINI富山

MINI 富山さん(@mini_toyama)がシェアした投稿 – 2018年 5月月15日午後11時36分PDT

MINI千種

mini_chikusaさん(@mini_chikusa)がシェアした投稿 – 2018年 5月月15日午後5時19分PDT

MINI 3ドア／5ドア

ワン

クーパー／クーパーD

※ユニオンジャックのLEDリアコンビランプはオプション

クーパーS／クーパーSD

MINI 3ドア

MINI 5ドア

MINI コンバーチブル

クーパー

クーパーS

主な標準装備

衝突回避・被害軽減ブレーキを標準化

※一部の標準装備に誤りがありましたので、訂正しました（5/16）。

カラーバリエーション

新色「ソラリスオレンジ メタリック」

新色「エメラルドグレー メタリック」

新設定「スターライトブルー メタリック」

text by minicooper-sketch.com