リコール:MINIカントリーマン 点灯プログラム不具合で保安基準に非適合

ミニクーパーのリコール

2025年4月24日に、BMW株式会社から国土交通大臣に対してリコールの届出がありました。

リコールの対象車は、最新世代となる第4世代MINIの「MINIカントリーマン(U25)」です。ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、BEVの全てのパワートレインにおいて、特定の期間に製作された車両が対象となります。

不具合箇所は「尾灯(コントロールユニット) 」です。コントロールユニットの点灯プログラムが不適切なため、車両を解錠する際のアンサーバック機能において保安基準に適合しないことが原因です。 アンサーバック機能とは、施錠や解錠などを行ったとき、ライトを点滅させてその動作の始動や完了を利用者に知らせる機能です。

対象車は合計で3,858台となります。

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リコール対象車

MINIカントリーマン

ミニカントリーマンC U25 2024年

MINI 製作期間の全体範囲
令和5年2月1日 ~ 令和6年10月30日
(2023年2月1日 ~ 2024年10月30日)
MINI 対象車台数
3,858台
型式 通称名 台数
3BA-12GA15 MINI カントリーマンC 356
3DA-62GA20 MINI カントリーマンD 1754
ZAA-42GA33 MINI カントリーマンE 178
3BA-22GA20 MINI カントリーマンS ALL4 763
ZAA-52GA67 MINI カントリーマンSE ALL4 201
7BA-32GA20 MINI JCW カントリーマン ALL4 606

リコール対象車の車台番号

> 車台番号を検索する

備考:対象車両であっても既に対策修理済みの場合は、該当リコール無しと表示されます。

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不具合内容

改善箇所説明図

ミニカントリーマン U25 リコール 改善箇所説明図 2025年4月24日

部位(部品名)

尾灯(コントロールユニット)

基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因

車両を解錠する際のアンサーバック機能において、コントロールユニットの点灯プログラムが不適切なため、アンサーバック灯火時にすべての灯火ブロックが同時点灯し、アンサーバック終了までに僅かに 3 秒を超過する。そのため、保安基準に適合しない。

改善措置

全車両、当該コントロールユニットを正しいソフトウェアに書き換える。以下のいずれかにより行う。

  • 販売店に入庫し、診断機に接続することにより実施する。
  • 準備が整い次第、対象車両へ遠隔配信にて配信し、使用者自身でインストールする。

その他

  • リコール届出番号:外-3983
  • リコール開始日:令和7年4月24日
  • 不具合件数:0件
  • 事故の有無:0件
  • 発見の動機:ドイツ本国からの情報による

周知させるための措置

  • 使用者:ダイレクト メール等で通知する。または、車両に直接インカーコミュニケーション メッセージを送信する。
  • 自動車分解整備事業者:日整連発行の機関誌に掲載する。
  • MINIのホームページに記載する。

関連リンク

MINI Japan

令和7年4月24日 国土交通省

text by minicooper-sketch.com