リコール:MINIクロスオーバーのPHEV バッテリー不具合で火災のおそれ

ミニクーパーのリコール

2021年10月18日に、BMW株式会社から国土交通大臣に対してリコールの届出がありました。

不具合箇所はMINIクロスオーバー(F60)のPHEV「クーパーSE ALL4」に搭載されている「バッテリー」です。製造時の工程が不適切なため、最悪の場合、火災に至るおそれがあります。

リコール対象のMINIが製作された期間は「2020年5月29日から2020年7月8日」です。2020年9月に発売したマイナーチェンジ型(LCI)も一部含みます。このほか、BMWの「330e/530e/745e/X3/X5」も対象となっています。

対象車の使用者には、ダイレクトメール等で通知されます。

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リコール対象車(MINIのみ抜粋)

MINIクロスオーバー クーパーSE ALL4

ミニクロスオーバー プラグインハイブリッド クーパーSE ALL4 給電中

製作期間の全体範囲
令和2年5月29日 ~ 令和2年7月8日
対象車台数
55台
型式 通称名
3LA-YU15T3LA-22BS15(LCI) MINI クロスオーバー(F60)
COOPER SE ALL4

リコール対象車の車台番号

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備考:対象車両であっても既に対策修理済みの場合は、該当リコール無しと表示されます。

不具合内容

部位(部品名)

電気装置(高電圧バッテリー)

概要

高電圧バッテリーにおいて、製造時の工程が不適切なため、セルモジュール内に異物が混入しているものがある。そのため、バッテリー回路が短絡し、異常な電流が流れ放電して、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置

全車両、診断機で高電圧バッテリーセルモジュールを確認し、該当する場合はセルモジュールを良品に交換する。

識別:左フロントドア、ロワヒンジのボルトの頭に白ペイントを塗布する。

その他

  • リコール届出番号:外-3302
  • リコール開始日:令和3年10月18日
  • 不具合件数:0件
  • 事故の有無:0件
  • 発見の動機:ドイツ本国からの情報

周知させるための措置

  • 使用者:ダイレクト メール等で通知する。または、車両に直接インカーコミュケーション メッセージを送信する。
  • 自動車特定整備事業者:使用者を把握しているため、日整連発行の機関誌には掲載しない。
  • MINIのホームページに掲載する。

改善箇所説明図

ミニクーパー リコール ミニクロスオーバー クーパーSE ALL4 プラグインハイブリッド バッテリーの不具合 2021年10月18日

関連リンク

MINI Japan

令和3年10月18日 国土交通省

text by minicooper-sketch.com