新型MINIクラブマン 5人乗りの快適MINIへ大進化 / 特長と装備
注目の新型MINIクラブマン(F54)が、2015年11月7日から販売開始。クラブマンは、2007年にMINIのモデルラインアップに追加されたステーションワゴンタイプのMINI。ハッチバックを延長したボディに、観音開きのテールゲートを備えるユニークなドア構成が特長。登場以来、多くのMINIファンに親しまれている。
そして2015年秋、フルモデルチェンジをはたした二代目クラブマンは、そのコンセプトを継承しつつ、日常の使いやすさや快適性、ドライビングの楽しさを大幅にバージョンアップして帰ってきた。
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MINIクラブマンの最新情報
2019年10月にマイナーチェンジ!
INDEX
クラブマン ミニクーパーS
1. 新型クラブマンの特長
- 新型MINIクラブマンとは?
- ユニークなエクステリア
- シックで高級志向のインテリア
- 大容量のラゲージルーム
- 8速オートマチックを初採用
- ナビゲーションを標準装備
- MINI史上最長のボディサイズ
- 公式プロモーション動画
2. 新型クラブマンの試乗・評価
3. スペックと価格、標準装備・オプション
新型MINIクラブマンとは?
クラブマンは実用性と強い個性を併せ持ったMINI
左:先代クラブマン 右:新型クラブマン
2007年に初登場したMINIクラブマン(R55)は、MINIハッチバック(R56)の全長を拡大することで後部座席と荷室を広げ、ファミリーユースにも対応できるようにした実用性の高いモデル。単に便利なクルマになっただけではなく、テールゲートに観音開きのドアを採用するなど、MINIならではの強い個性を併せ持った1台だ。
新型は4ドアのビッグサイズモデルに進化
先代クラブマン(R55)は、フロント2ドアとクラブドアという後席への補助ドアが1枚の構成だったが、新型クラブマン(F54)は完全な4ドア仕様となった。引き続き採用された観音開きのバックドアを含めると6ドアとなる。
ボディはBセグメントからCセグメントへサイズアップ。これは発売時点でMINI史上最大サイズで、全長はコンパクトSUVの初代MINIクロスオーバー(R60)よりも長い。Bセグメントは「VWポロ」や「HONDAフィット、MAZDAデミオ」などのコンパクトカーにあたる。Cセグメントは「VWゴルフ」や「アウディA3」「MAZDAアクセラ」などをイメージすると分かりやすい。つまり、新型クラブマンは「MINIというサイズ」を完全に脱ぎ捨てた大きなMINIとなる。
ボディサイズ拡大によって、後部座席と荷室の広さが向上。さらに、ホイールベース(前輪軸と後輪軸の長さ)が長くなったことで乗り心地が格段にアップしている。これは理屈ではなく、筆者が実際に試乗して体験済みだ。
グレードと価格
新型クラブマン(F54)は、2014年4月にフルモデルチェンジしたMINIハッチバック 3ドア(F56)と同じ第三世代目(F系)のMINIとなる。そのため、ボディサイズは大きくなっているが、搭載されるエンジンとスペック(ディーゼルは異なる)は同じものが備わる。このほか、LEDヘッドライトやヘッドアップディスプレイ、被害軽減ブレーキやアクティブクルーズコントロール(ACC)を備えたドライビングアシストなどのオプションもハッチバックと共通となる。
クラブマンのグレードと販売価格(税込)は、エントリーモデルの「ワン(1.5リッター3気筒ターボ)が296万円」、スタンダードモデルの「ミニクーパー(1.5リッター3気筒ターボ)が351万円」、スポーツモデルの「ミニクーパーS(2リッター4気筒ターボ)が397万円」。クーパーSの四輪駆動バージョンの「ミニクーパーS ALL4が423万円」。
2016年4月には新世代の「クリーンディーゼルエンジン」を搭載した「クーパーD」と「クーパーSD」が追加された。ディーゼルエンジンモデルはガソリンエンジンモデルより20万円高となるが、低回転域の強力なトルクと優れた燃費性能をもつ。ハイオクのガソリンエンジンに対し、ディーゼルエンジンは安価な軽油で走るため、年間走行距離が多い方にはメリットが非常に大きい。ガソリンエンジンが得意とするレーシングカーのような高回転サウンドを楽しむことはできないが、低~中回転で力強い走りができるため、流れの良い街乗りやロングドライブに適している(実際にクラブマンはディーゼルの人気が高い)。ただし、ディーゼルエンジンは、アイドリングの騒音や振動が大きいため、それが許容できるレベルであるか試乗で確認することが必須。
ディーゼルモデルの内装や外装のデザイン、各グレードの標準装備、各種オプション、ボディカラーはガソリンエンジンモデルと全て同じ。
さらに、2017年1月にはクーパーS ALL4をベースにしたハイパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス」が追加された。価格は510万円となるが、エンジン出力やトルク、ブレーキ、サスペンションまで強化されており、クラブマンで最もスポーティな走りを楽しめるモデルに仕上がっている。
ガソリンエンジンモデル
モデル | スペック | 価格(税込) |
---|---|---|
MINI クラブマン ミニワン |
ガソリンエンジン|ターボ|1.5L 直列3気筒|102ps 180Nm|6速AT|燃費 17.2km/L | 296万円 |
MINI クラブマン ミニクーパー |
ガソリンエンジン|ターボ|1.5L 直列3気筒|136ps 220Nm|6速AT|燃費 17.1km/L | 351万円 |
MINI クラブマン ミニクーパーS |
ガソリンエンジン|ターボ|2.0L 直列4気筒|192ps 280Nm|8速AT|燃費 16.6km/L | 397万円 |
MINI クラブマン ミニクーパーS ALL4 (四輪駆動) |
ガソリンエンジン|ターボ|2.0L 直列4気筒|192ps 280Nm|8速AT|燃費 14.9km/L | 423万円 |
MINI クラブマン ジョンクーパーワークス (四輪駆動) |
ガソリンエンジン|ターボ|2.0L 直列4気筒|231ps 350Nm|8速AT|燃費 14.2km/L | 510万円 |
ディーゼルエンジンモデル
モデル | スペック | 価格(税込) |
---|---|---|
MINI クラブマン ミニクーパーD |
ディーゼルエンジン|ターボ|2.0L 直列4気筒|150ps 330Nm|8速AT|燃費 22.0km/L | 371万円 |
MINI クラブマン ミニクーパーSD |
ディーゼルエンジン|ターボ|2.0L 直列4気筒|190ps 400Nm|8速AT|燃費 22.7km/L | 417万円 |
Check!ディーゼル「メリット・デメリット」を徹底解説!
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観音開きテールゲートの継承と4ドア化
クラブマン ミニクーパーS
4ドア化にともない、先代モデルで運転席側に設置されていたクラブドア(後席への補助ドア)は廃止された。スプリットドアと呼ばれる観音開きのテールゲートは、さらに存在感を増して新型に受け継がれている。写真は2.0リッター4気筒ターボを搭載するミニクーパーS。(サンルーフはオプション)
写真のボディカラーは新色の「ピュア バーガンディ メタリック」。ルーフカラーは、ホワイトとブラック、ボディカラー同色に加え、シルバーがオプションで選択可能。
先代よりも迫力を増した観音開きのテールゲート。ガルウィングドアのように、上方へ少し跳ね上がるように開く。雨天時には、雨が入りやすいなどのデメリットもあるが、このユニークさがクラブマン最大の魅力。
テールゲートは右ドアから
観音開きのテールゲートは、右のドアからしか開けない。必ず「右ドア⇒左ドアの順で開き」「左ドア⇒右ドアの順で閉じる」必要がある。左利きの方は少し不便を感じるかもしれない。
そのほか、クーパーSにはスポーツモデルらしい両サイド2本出しのエグゾーストパイプが備わる。(クーパーは、左側に1本)
ドアの内側には1リットルのペットボトルを格納できる大型の収納ポケット、観音開きドアの内側にも収納ポケットを備えるなど、多人数でのロングドライブを想定した装備も充実している。
クラブマン ミニクーパー
写真は1.5リッター3気筒ターボを搭載するスタンダードモデルのミニクーパー。写真のボディカラーは新色の「メルティング シルバー メタリック」。クーパーにはフィンタイプのフロントグリル(日本仕様はクロームメッキ)が採用される。このほか、クーパーSとデザインが異なるフロントバンパーとリアバンパーが備わる。
サイドスタイルは、一般的なステーションワゴンのイメージに近い。だが、MINIならではのボクシーなスタイリングは健在だ。日本仕様車では、クーパーS、クーパー共に17インチホイールが標準装備される。上記の写真は日本仕様のクーパーSで標準となるネットスポーク(シルバー)を装着している。
水平デザインのテールランプが、クラブマンの新しいリアデザインのキーポイント。横長ライトによって、ボディのワイド感が高まっている。先代には無かった「CLUBMAN」のモデルレター(ロゴ)も備わる。左右に分割されたウィンドウの中央部分は、先代よりも細くなっており、後方視界が改善されている。
ハッチバックと異なるバンパーデザインを採用
クラブマン ミニクーパーS
クラブマンのフロントフェイスは、2014年に発売された三代目ハッチバック(MINI3ドア/5ドア)のコンセプトを受け継いでいるが、フロントバンパーのデザインには小変更が施されている。
クーパーSのバンパー下部に備わっているブレーキエアインテークは、ハッチバックの力強いデザインに比べて、空気の流れを感じさせるエレガントな形状になっている。さらに、クロームメッキの細い水平フィンが追加されており、繊細な印象を受ける。
写真のヘッドライトは、クーパーSに標準装備されるLEDヘッドライト。このほか、クーパーSには、LEDフォグライトとLEDテールライトも標準で備わる。(クーパーの標準はハロゲンヘッドライト)
クラブマン ミニクーパー
クーパーのバンパーデザインは、ハッチバックとほとんど同じだが、両サイドのフロントフォグランプ周辺がブラックアウトされている点が異なる。些細な違いだが、クラブマンのワイドなボディをグッと引き締めている印象を受ける。
なお、日本仕様車のクーパーは、クロームラインエクステリアが標準で装備されるため、フロングリルのフィン部分はクロームメッキ仕様となる。
ハッチバックとは異なるシックなインテリア
*日本仕様車は右ハンドル
新しく生まれ変わったインテリアデザイン。拡大された車幅を強調するかのようにダッシュボードの周りをフレームで縁取ったデザインが採用されている。円形のセンターパネルは、MINI3ドア/5ドアと同じだが、それを取り巻く全体的なデザインは、これまでのMINIには無いシックかつ高級志向なイメージを与える。
センターに埋め込まれているワイドディスプレイは、Webサービスとの連携や車両インフォメーションの役割を併せ持つMINI純正ナビ。エアコンは、運転席と助手席を個別に温度設定できる2ゾーンオートエアコンを装備。
写真は、座面が拡張できる機能を備えたスポーツシート。オプションで、MINI初の運転席メモリー機能付き電動調節シートが用意される。ボタン操作で調整できる項目は、シートの高さ、前後位置、座席の傾き、背もたれの角度、腰に優しいランバーサポート。
リアシートは、先代モデル(R55)で2人掛けだったが、新型は車幅が拡大したことによって3人掛けになった。大きな荷物を運ぶときは、1席分を倒してトランクルームとつなげるなど、自由度の高い使い方ができる。
足元のスペースに余裕を持たせるためMINI5ドア(F55)のリアシートと同様に、フロントシートの背面が深掘りされている。快適仕様のクラブマンはこれだけではない、センター部にMINI5ドアには無いリア用のエアコンダクトが備わる。さらにダクトの下には、電源(DC12V)が備わっているため、市販のUSBカーチャージャーなどを接続すれば、リアシートでスマートフォンの充電なども可能だ。
ちなみに、MINI5ドアのフットスペースには中央にコンソールボックス(カップホルダー)があるため、後席中央に座る人は、それをまたいで座る乗車スタイルになる。そのため、5人乗車で快適なロングドライブができるMINIは「クラブマン」と言い切ってしまってよいだろう。
Check! クラブマンの内装を徹底チェック!
MINIに革命!大容量のラゲージルーム
最大でクロスオーバー(R60)を凌ぐ広さ
トランク容量はハッチバックのMINI5ドア(F55)よりも約80L多い360L、リアシートを倒すと最大1,250リッターまで拡張が可能。これは、MINIのSUVモデルである初代ミニクロスオーバー(R60)の1,170リッターを凌ぐ広さとなる。
オプションでリアシートを3分割に変更可能
リアシートは標準で6:4の2分割で倒すことができるが、オプションのスルーローディングシステムを選ぶと、リアシートを4:2:4の3分割で倒すことができる。これは、スキー板などの長い荷物を運びたいときにリアシート中央の席だけを倒して積み込み、4人乗車を可能にする便利なシステム。そのほか、中央部分は、カップホルダーが付いたセンターアームレストとして使うこともできる。
MINI初の8速オートマチックを採用
クーパーSのATには、MINIで初めて8速のオートマチックトランスミッションを搭載。ワンとクーパーには、ハッチバックと同様に6速のトランスミッションが搭載される。(ディーゼルエンジンを搭載するクーパーDは8速AT)
8速トランスミッションは、ワイドなギアレシオで、6速に比べ、よりスムーズかつスポーティなドライブを実現する。高速道路などの長距離走行における燃費も期待ができる。
さらに、クーパーS用のオプション(JCWチリパッケージ)として、シフト時間が短縮される8速スポーツトランスミッションを用意。ステアリングのパドルでシフトチェンジが可能になるほか、静止状態からの急加速をサポートするローンチコントロールも使用できる。
なお、すべてのオートマチックには、ステップトロニック(マニュアルモード)を搭載しているため、シフトレバーを前後させることによって任意でシフトチェンジが可能。
ワン クーパー |
6速 オートマチック |
---|---|
クーパーD クーパーS クーパーS ALL4 クーパーSD | 8速 オートマチック |
8速 スポーツオートマチック (パドルシフト/ローンチコントロール対応) |
ナビと電気式パーキングブレーキを標準装備
- ナビゲーションシステム
- 電気式パーキングブレーキ
クラブマンは、全てのグレードでナビゲーションシステム(ワンはオプション)と電気式のパーキングブレーキが標準で装備される。
この「ナビゲーションシステム(詳細解説)」は、2014年にフルモデルチェンジしたハッチバックのMINI3ドア(F56)から採用されており、ダッシュボード中央のサークルに8.8インチのワイドディスプレイが埋め込まれる。ナビゲーション機能のほか、スマートフォンを利用してWebサービスを利用することができるMINIコネクテッドや、車両の各種情報をグラフィカルに表示&設定する機能など、MINIの中心的なインターフェイスを担う。なお、このナビシステムは、タッチパネル非対応で、TVチューナーも搭載していない。(TVはディーラーオプション等で後付け可能)
追記:2016年12月 クラブマンのナビがタッチパネルに変更
MINIで初採用となる電気式のパーキングブレーキは、サイドブレーキに相当する機能で、センターコンソールに配置されたスライド式のスイッチで操作する。欧州車や一部の国産車に採用されている方式で、力を入れることなくボタンひとつで手軽に扱えることや、センターコンソールの省スペース化などのメリットがある。筆者が初めて新型クラブマンの運転席に座ったときは、助手席との隔たりがなくスッキリした印象に、その恩恵を大きく感じた。なお、MINIハッチバック(3ドア/5ドア)は、従来のサイドブレーキ(引き起こすタイプ)を搭載している。
追記:2017年7月から自動ブレーキを標準装備
「2017年7月の仕様変更」で、これまでオプション設定だった「ドライビングアシスト(自動ブレーキ)」が標準装備となった。なお、この装備変更により車両価格は3~7万円アップされている。
ドライビングアシストは、3つの安全機能により事故のリスクを軽減。
- 衝突回避・被害軽減ブレーキアシスト
- 前車接近警告機能(歩行者検知機能付)
- アクティブクルーズコントロール(ACC)
「衝突回避・被害軽減ブレーキアシスト」は、ルームミラー裏に設置されたカメラで前走車との車間距離を測定し、衝突が回避できないとシステムが判断した場合に、自動ブレーキを作動させて被害を軽減する。
「前車接近警告機能(歩行者検知機能付)」は、前方車両に接近しすぎたり衝突の危険が高まると2段階で警告を発する。さらにブレーキの減速力を一時的に増やして衝突のリスクを軽減。歩行者検知機能も搭載されているので、歩行者に対しても同様にシステムが作動する。
「アクティブクルーズコントロール(ACC)」は、指定した速度で前方を走行する車に自動で追従する機能。前の車が減速すると自動的にブレーキを作動させて適切な車間距離を保つ。同様に前の車が信号などで停止すると自動で停止し、再スタートも自動で行う。主な利用シーンは高速道路での長距離移動で、車間距離や車速の調整が不要になるため運転の疲れを大幅に軽減してくれる。
MINI初採用が多数!クラブマン専用オプション
足をかざすだけで自動的にリアドアが開く
- コンフォートアクセスシステム
- イージーオープナー機能
クラブマンにはハッチバックのMINI3ドア/5ドアにはない専用のオプションが用意されている。リモコンでリアの観音開きドア(スプリットドア)を開けることができるコンフォートアクセスシステムには、半径1.5メートル以内でイグニッションキーを持っていれば、リアバンパーの下に足をかざすだけで自動的にドアを開くことができるイージーオープナー機能が備わっている。
最初に右側のドアがオープン、つづけて足をかざすと左側のドアがオープンする。安全上の理由から、動作するまで若干の間があるが、両手が荷物でふさがっているときなどに便利な機能だ。なお、ドアのクローズには対応していない。
電動レザーシートとLEDイルミネーション
- 電動フロントシート(メモリー機能付)
- ドアトリム LEDイルミネーション
電動のフロントシートは、オプションのレザーシートに備わっている機能。シートの高さや前後位置、座席の傾き、背もたれの角度、腰の負担を減らすランバーサポートが電動で調整できる。さらに、運転席のシートにはメモリー機能が付いている。これは、シートの調整値を1つのリモートキー(鍵)に対して2セットまで記憶しておくことができる便利な機能。例えば、クラブマンを夫婦でシェアする場合、メモリー1に夫のシート設定、メモリー2に妻のシート設定といった使い方ができる。もちろん、いちいちメモリーしておかなくても、前回のシート位置を標準で呼び出すことも可能。
ファミリーユースが見込まれる新型クラブマンにとっては、欠かせないオプション機能だろう。ただし、この電動シートは非常に高額なオプションで、約28~44万円の価格帯となる。
ドアハンドルのカラーLEDは、オプションのミニエキサイトメントパッケージに含まれる演出機能。パープルやグリーン、ブルーなどの発光色が夜の室内を彩る。優雅に弧を描くドアトリム部分のイルミネーションは、さらに追加オプションが必要だが、見落としがちなドアの暗部にまで光のスパイスを加えてしまうMINIならではのオシャレ機能だ。(参考:LEDイルミネーションの動画)
MINI流の遊び心! MINIロゴの投影
- ドアロック連動 MINIロゴ プロジェクション
- アラーム用LED内蔵 フィンアンテナ
さらに、ミニエキサイトメントパッケージを装着すると、ドアロック解除時に運転席側のドアミラーから路面に向けてMINIのロゴを投影するプロジェクターランプ機能が備わる。全体的に大人びた新型クラブマンだが、MINIが本来もっているユニークさは健在。夜のドライブにそっと華を添える、MINIならではの楽しい演出だ。
ロングルーフをさりげなく飾るLEDルーフフィンは、ドアロック時に内蔵された赤いLEDが点滅して、アラームシステムが稼働していることを示してくれる。新型クラブマンはユニークなデザインだけではなく、最新モデルならではの「機能面」もしっかりとおさえられている。
MINI史上最長(発売時点)のボディサイズ
ローワイドなスタイリング
*比較写真は当サイトで作成したイメージ
新型クラブマンの全長は、これまで発売されたMINIのラインアップの中で最長となる4253mm。先代のクラブマン(R55)と比べて、全長が27センチ、全幅が9センチ、ホイールベースが10センチ拡大している。コンパクトSUVで人気の初代ミニクロスオーバー(R60)よりも、全幅は1センチ大きく、全長は15センチ長い。全長と同様に、MINIで最長となるホイールベースは、長距離ドライブの快適性を向上させる。
いっぽう、全高は先代クラブマンとほぼ同じ。つまり、車体の高さはそのままに、全長と全幅が拡大したことによって、ローワイドなスタイリングとなっている。これは、同格のステーションワゴンに対して、ユニークな第一印象を与えるポイントとなるだろう。
新型クラブマンのスタイルに最も近いMINI5ドア(F55)は、後部座席用のドアが前席用のドアよりも小さくなっているが、クラブマンはその全長のおかげで、後席ドアも前席とほぼ同じサイズになっている。
MINI主要モデルのサイズ一覧
単位:mm | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
---|---|---|---|---|
新型クロスオーバー F60|2017年春発売 |
4299 | 1822 | 1595 | 2670 |
初代クロスオーバー R60|2011年発売 |
4120 | 1790 | 1550 | 2595 |
新型クラブマン F54|2015年発売 |
4270 | 1800 | 1470 | 2670 |
先代クラブマン R55|2008年発売 |
3980 | 1685 | 1440 | 2547 |
5ドア F55|2014年発売 |
4015 | 1725 | 1445 | 2565 |
3ドア F56|2014年発売 |
3860 | 1725 | 1430 | 2495 |
公式プロモーション動画
エクステリアとインテリア
再生時間:1分
新型クラブマンの試乗・評価
クラブマンの特徴と総合評価
再生時間:13分6秒 配信元:テレビ神奈川
クラブマンの特徴とクーパーSの試乗インプレッション動画。後部座席のスペース感覚やラゲッジ(トランク)の機能なども分かりやすく解説されている。動画の最後には、試乗を行った2人の視点から「良い点」と「悪い点」が正直に語られている。
クーパーの試乗インプレッション
再生時間:3分28秒 配信元:LOVECARS!TV!
モータージャーナリストの河口まなぶ氏による試乗インプレッション動画。試乗しているグレードはクラブマン クーパー(1.5L 3気筒ターボ 136ps 220Nm 6速AT)。高い質感と落ち着きのある上級な走り、普段使いのクルマとしても十分に使えるとの評価。なお、試乗モデルのLEDヘッドライト(クーパーSは標準)やレザーシート、インテリアトリムは全てオプションになる。
クーパーSの試乗インプレッション
再生時間:7分28秒 配信元:StartYourEnginesX
クラブマン クーパーS(2.0L 4気筒ターボ 192ps 280Nm 8速AT)の試乗インプレッション動画。パワーやハンドリングが試される上り坂のワインディング(曲がりくねった道)を走行。スポーツやエコの走行モードが選べるようになる「MINIドライビングモード(オプション)」のフィーリングについても評価している。
関連記事:クーパーSとFIAT 500Xの比較テスト
ラインナップとスペック、価格
左:クーパー 右:クーパーS
新型クラブマン(F54)に搭載されるエンジンとスペックは、2014年に発売したMINI3ドア/5ドアと全く同じ。BMWのバルブトロニックとターボチャージャーを組み合わせた高効率なガソリンエンジンが採用されている。
追記:ディーゼルエンジンを追加
2016年4月にBMWの新世代クリーンディーゼルエンジンを搭載したクーパーDとクーパーSDが追加された。ガソリンエンジンモデルより20万円高で、低回転域の強力なトルクと優れた燃費性能をもつ。(ディーゼルモデルの詳細)
「2017年7月の仕様変更」で、自動ブレーキとアクティブクルーズコントロール(ワンは除く)、マルチファンクションステアリングが全グレードで標準装備となった。アクティブクルーズコントロールは、クルーズコントロール(約30km/h以上)中に、単眼カメラで前走車との車間距離を自動で調整する機能。高速道路で活用すれば、運転の疲労感を大幅に軽減することができる。2018年4月からはワンにナビ、ワン以外の全グレードにコンフォートアクセス(スマートキー)が標準装備となっている。
以下の表は、2019年4月時点の最新価格。2015年の発売当初に比べ、大幅に値上げしている。
1. ガソリンエンジン / ハイオク
MINIクラブマン(F54) | |||||
---|---|---|---|---|---|
ワン | クーパー | クーパーS | クーパーS ALL4 | ジョンクーパーワークス | |
発売日 | 2016年4月 | 2015年11月 | 2016年4月 | 2017年1月 | |
価格(8%税込) 2019年4月現在 |
322万円 | 378万円 | 416万円 | 443万円 | 538万円 |
駆動方式 | FF(2WD) | 4WD | |||
エンジン | ガソリンエンジン 1.5L 直列3気筒 MINIツインパワーターボ |
ガソリンエンジン 2.0L 直列4気筒 MINIツインパワーターボ |
|||
最高出力/回転数 | 102ps /4100rpm | 136ps /4400rpm | 192ps /5000rpm (ALL4:4700-6000rpm) | 231ps /5000rpm | |
最大トルク/回転数 | 180Nm /1200-3800rpm | 220Nm /1250-4300rpm | 280Nm /1250-4600rpm | 350Nm /1450-4600rpm | |
変速機 | 6速AT | 8速AT | |||
加速 0-100km/h | 11.7秒 | 9.1秒 | 7.1秒 | 6.9秒 | 6.3秒 |
最高速度 | 185km/h | 205km/h | 228km/h | 225km/h | 238km/h |
燃費 | 17.2km/L | 17.1km/L | 16.6km/L | 14.9km/L | 14.2km/L |
<諸元> | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
標準装備 2018年4月現在 |
ナビ(2018年4月から)/自動ブレーキ/マニュアルエアコン/クルーズコントロール/ハロゲンヘッドライト/16インチアロイホイール |
ナビ/自動ブレーキ/オートエアコン/アクティブクルーズコントロール/レザーステアリング/ハロゲンヘッドライト/フォグランプ/17インチアロイホイール |
ナビ/ETC/自動ブレーキ/オートエアコン/アクティブクルーズコントロール/レザーステアリング/LEDヘッド&テールライト/LEDフォグランプ/スポーツシート/17インチアロイホイール |
ナビ/ETC/自動ブレーキ/オートエアコン/アクティブクルーズコントロール/レザーステアリング/LEDヘッド&テールライト/LEDフォグランプ/スポーツシート/シートヒーター/17インチアロイホイール |
ナビ/ETC/自動ブレーキ/オートエアコン/スポーツ8速AT/ドライビングモード(スポーツ&エコ)/アクティブクルーズコントロール/レザーステアリング/パドルシフト/LEDヘッド&テールライト/PDCリア/バックカメラ/JCWスポーツシート/シートヒーター/強化ブレーキ/スポーツサスペンション/19インチアロイホイール/エアロバンパー&リアスポイラー |
特別仕様車 |
2017年10月発売 |
– | – | – | – |
その他 |
燃料 ハイオク/定員 5名/全長4253 全幅1800 全高1441mm/最小回転半径 5.5m/荷室容量 360L(後部座席折り畳み時 最大1250L)/アイドリングストップ/DSC/ABS/8エアバッグ/イモビライザー |
2016年4月にクラブマン初となる四輪駆動モデル「クーパーS ALL4」が発売。最新の四輪駆動システムにより、積雪や雨による滑りやすい路面でも、安定した走行を実現する。
2. ディーゼルエンジン / 軽油
MINIクラブマン(F54) | |||||
---|---|---|---|---|---|
★人気モデル クーパーD |
★人気モデル クーパーSD |
||||
発売日 | 2016年4月 | ||||
価格(8%税込) 2019年4月現在 |
398万円 | 437万円 | |||
駆動方式 | FF(2WD) | ||||
エンジン | ディーゼルエンジン 2.0L 直列4気筒 MINIツインパワーターボ |
||||
最高出力/回転数 | 150ps /4000rpm | 190ps /4000rpm | |||
最大トルク/回転数 | 330Nm /1750-2750rpm | 400Nm /1750-2500rpm | |||
変速機 | 8速AT | ||||
加速 0-100km/h | 8.5秒 | 7.4秒 | |||
最高速度 | 212km/h | 225 | |||
燃費 | 22.0km/L | 22.7km/L | |||
<諸元> | 詳細 | 詳細 | |||
標準装備 2018年4月現在 |
ナビ/自動ブレーキ/オートエアコン/アクティブクルーズコントロール/レザーステアリング/ハロゲンヘッドライト/フォグランプ/17インチアロイホイール |
ナビ/ETC/自動ブレーキ/オートエアコン/アクティブクルーズコントロール/レザーステアリング/LEDヘッド&テールライト/LEDフォグランプ/スポーツシート/17インチアロイホイール |
|||
特別仕様車 |
2018年8月発売 2019年5月発売 |
– | |||
その他 |
燃料 軽油/定員 5名/全長4253 全幅1800 全高1441mm/最小回転半径 5.5m/荷室容量 360L(後部座席折り畳み時 最大1250L)/アイドリングストップ/DSC/ABS/8エアバッグ/イモビライザー |
価格改定の履歴
※2016年12月の仕様変更から、クーパーSとSD、クーパーS ALL4は6万円の値上げ。
※2017年4月1日の価格改定から、各グレードで6~10万円の値上げ。
※2017年7月の仕様変更から、自動ブレーキとアクティブクルーズコントロール(ワンを除く)が標準装備となりワンが3万円、その他のグレードが7万円の値上げ。
※2017年10月1日の価格改定から、ジョンクーパーワークスが6万円の値上げ。
※2018年4月の装備変更から、ナビが標準装備となったワンが23万円、その他のグレードが5~15万円の値上げ。
※2018年8月の装備変更から、クーパーとクーパーDが8万円の値上げ。
ガソリンエンジンモデルとディーゼルエンジンモデルの違いは、搭載エンジンのみ。エクステリアやインテリア、標準装備、オプション、ボディカラーなどは全て同じ。
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ディーセルエンジンのメリット
ディーゼルエンジンを選ぶ理由は、燃費性能と低速時のパワー(トルク)の2つ。ディーゼルは低燃費であるだけではなく、ハイオクより2割ほど安い軽油を使用するため、給油する度にそのメリットを「現金レベル」で感じることができる。ようは走れば走るほど「お得感」が大きい。
高速道路などでアクセルをグッと踏み込んだとき(高回転域)のドライビングフィールは、ガソリンエンジンモデルに劣るが、街中で最もよく使う低~中回転域のパワー(加速力)は、ディーゼルが優れている。通勤やちょっとしたお出かけでも、スポーティディーゼルならではの軽快なドライブを楽しむことができる。
ディーゼルの弱点であるエンジンの「ガラガラ音や振動」も、走行中の車内ではガソリンエンジンと見分けがつかないレベルまで抑え込まれているため、実際にはほとんど気にすることはない。アイドリングストップによって、信号待ちでも不快な振動を感じることはない。
Check!ディーゼル「メリット・デメリット」を徹底解説!
エコカー減税
クラブマンのエコカー減税率は、ガソリンエンジンモデルで自動車取得税が40%、自動車重量税が25%となる。(取得税は2017年3月31日まで、重量税は同年の4月30日までに新車登録した車両が対象)
クリーンディーゼルエンジンを搭載したモデルは、自動車取得税と自動車重量税の両方が免税となる。
モデル | 取得税 | 重量税 |
---|---|---|
ガソリンエンジン全モデル ワン / クーパー / クーパーS / クーパーS ALL4 |
40% 減税 |
25% 減税 |
ディーゼルエンジン全モデル クーパーD / クーパーSD |
免税 | 免税 |
最速のクラブマン「ジョンクーパーワークス」
2017年1月には、四輪駆動システムを搭載したハイパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス(JCW)」が発売された。価格は500万円で、クラブマンで最速の走行性能と豪華な装備をまとった最上級グレードに位置する。
ジョンクーパーワークスは、MINIのハイパフォーマンスグレードを示すブランドで、クーパーS ALL4をベースにエンジン出力やトルク、ブレンボ製の強力なブレーキ、引き締まったサスペンションなど、スポーティな走りが楽しめる仕様にチューニングされたモデル。エクステリアにはスポーティなデザインの専用エアロバンパーが備わり、赤いルーフカラーはジョンクーパーワークスだけが選択できる専用色となっている。
クラブマンのほか、ハッチバックの「3ドア ジョンクーパーワークス」、オープンモデルの「コンバーチブル ジョンクーパーワークス」、SUVの「ジョンクーパーワークス クロスオーバー」が用意されている。各ジョンクーパーワークスに搭載されるエンジン&スペックは同じだが、クラブマンとクロスオーバーのみALL4(オールフォー)と呼ばれる四輪駆動仕様となる。
0-100km/h加速は「6.3秒」でクーパーSよりも「0.8秒」速い。MINIで最大クラスのボディを持ちながら同世代で最速の3ドア ジョンクーパーワークスの「6.1秒に」迫るタイムをたたき出す。クーパーSで物足りなさを感じた場合は、ジョンクーパーワークスを検討したい。
Check! クラブマン ジョンクーパーワークス発表!
カラーバリエーション
クラブマンはシルバールーフが選択可能
新型クラブマンのボディカラーは、MINI3ドア/5ドアに設定されているカラー(一部を除く)に、クラブマン専用色として「ピュアバーガンディ メタリック」と「デジタルブルー メタリック」の2つ。このほか「メルティングシルバー メタリック」が選択可能。
初代MINIから人気の「ペッパーホワイト」をはじめ、MINIならではのポップな「ボルカニックオレンジ」や「ディープブルー」、英国の気品あふれる「ブリティッシュレーシンググリーン」など、オシャレで魅力的なカラーバリエーションが用意されている。
クラブマンのルーフカラー(屋根の色)は「シルバー」「ホワイト」「ブラック」「ボディカラーと同色」の4つから選択することが可能。シルバールーフはクラブマンだけの特権で、他のモデルでは選択できない。例外として、MINI3ドア/5ドアの特別仕様車の「MINIセブン」には採用されている。
ただし、エントリーモデル「ワン」のルーフカラーはボディカラーと同色のみ、ハイパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークス」は専用色のレッドが選択できる代わりにシルバーは選択できない。
クラブマンはルーフが長く目立つポイントになるため、ルーフカラーの影響力は他のボディタイプのMINIよりも大きなものとなる。クラブマンならではのモダンな高級感を出したければ、「ピュアバーガンディ メタリック」や「ミッドナイトブラック メタリック」などのディープカラーとシルバールーフの組み合わせがお勧めだ。
カラーについては「新型クラブマンのボディカラーとルーフカラー」の記事で詳しく紹介している。
主な標準装備 一覧
クーパーS以上は、ナビとLEDが標準装備
- クーパー標準 ベントスポーク
- クーパーS標準 ネットスポーク
※掲載内容(仕様&価格)は2015~2017年時点のものです。
ワンを除く全てのグレードで、純正HDDナビゲーションシステムが標準で備わる。さらに、クーパーS以上にはLEDヘッドライト&テールライト、ETC内蔵ルームミラー、スポーツシート、寒冷地の利用が見込まれる四輪駆動のクーパーS ALL4には、フロントシートヒーターとヒーテッドウィンドの2つを追加装備している。ヒーテッドウィンドは、フロントガラスの霜を熱線で溶かして除去する機能。
例えば、クーパーにLEDのヘッドライト&テールライト&フロントフォグを装備すると132,000円高。同様に、ETC内蔵ルームミラーの装備には、ペッパーパッケージ(182,000円)が必要となる。このように、クーパーに高額なオプションを付けると、クーパーSとの価格差が少なくなるため、グレード選びはオプション総額と合わせて検討したい。
ちなみに、クーパーを中古車で購入したい場合は、ヘッドライトが標準のハロゲンか、それともオプションのLEDかをちゃんと見極めて選ぼう。LEDヘッドライトは事実上の必須オプションのため、ほとんどのクーパーには装備されているが、後付けは高額な費用がかかるため事前に必ずチェックしよう。筆者は、明るくてモダンな顔つきになるLEDヘッドライトを強くお勧めしたい。
フラッグシップの「ジョンクーパーワークス(JCW)」は、クーパーS ALL4の装備に加えて、スポーティな走りを盛り上げるパドルシフトやスポーツサスペンション、過激なスポーツモードが楽しいMINIドライビングモード、本格的なダイナミカとレザーのスポーツシート等も標準で備わる。
装備品 | ワン | クーパー クーパーD |
クーパーS クーパーS ALL4 クーパーSD |
ジョンクーパーワークス |
---|---|---|---|---|
ナビゲーションシステム(詳細)(TVチューナー非搭載) ※2016年12月の仕様変更からタッチパネル対応 |
オプション 17.8万 |
○ | ○ | ○ |
8.8インチ センターディスプレイ | ○ | ○ | ○ | |
センターディスプレイLEDリング | ○ | ○ | ○ | |
MINIコネクテッド | ○ | ○ | ○ | |
Bluetoothハンズフリーテレフォンシステム | ○ | ○ | ○ | |
ドライビングアシスト(自動ブレーキ) ※2017年7月の仕様変更から標準装備 |
○ | ○ | ○ | ○ |
アクティブクルーズコントロール(前走車に自動追従) ※2017年7月の仕様変更から標準装備 |
○ | ○ | ○ | ○ |
バックカメラ | オプション | オプション | オプション | ○ |
PDCリア(後退時の障害物警告機能) | オプション | オプション | オプション | ○ |
ETC内蔵の自動防眩ルームミラー | オプション | オプション | ○ | ○ |
LEDヘッドライト/LEDデイライトリング ※2016年12月の仕様変更からデイライト追加 |
14.8万 ※廃止 |
オプション 13.2万 |
○ | ○ |
LEDフロントフォグランプ | ○ | – | ||
LEDテールライト | ○ | ○ | ||
ハロゲンヘッドライト | ○ | ○ | – | – |
フロントフォグランプ | – | ○ | – | – |
リアフォグランプ | ○ | ○ | ○ | ○ |
16インチ アロイホイール ループスポーク | ○ | – | – | – |
17インチ アロイホイール ベントスポーク | オプション | ○ | – | – |
17インチ アロイホイール ネットスポーク | – | オプション | ○ | – |
19インチ アロイホイール JCWコーススポーク | – | – | – | ○ |
JCWエアロダイナミックキット | – | – | オプション | ○ |
リアスポイラー | – | – | オプション | ○ |
クロームラインエクステリア | オプション | ○ | オプション | – |
ホワイトターンシグナルライト | – | ○ | ○ | ○ |
電動調節式&電動可倒式ドアミラー(ヒーター内蔵) | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動防眩エクステリアミラー | – | – | オプション | ○ |
ヒーター付きウィンドウスクリーン ウォッシャーノズル | ○ | ○ | ○ | ○ |
レインセンサー(自動ドライビングライト付) | ○ | ○ | ○ | ○ |
リモートコントロールキー | ○ | ○ | ○ | ○ |
コンフォートアクセス(リアゲートの自動オープン、キーを使わずに施錠/解錠) | – | オプション | オプション | ○ |
スポーツシート(フロント) | – | オプション | ○ | – |
JCWスポーツシート(ダイナミカ&レザー) | – | – | – | ○ |
シートヒーター(フロント) | オプション | オプション | オプション (ALL4は標準) |
○ |
60:40分割可倒式リアシートバックレスト | ○ | ○ | ○ | ○ |
マルチファンクションステアリング(クルーズコントロール付き) ※2017年7月の仕様変更から標準装備 |
○ | ○ | ○ | ○ |
JCWスポーツレザーステアリング(パドルシフト付き) | – | – | オプション | ○ |
スポーツオートマチック(パドルシフト対応) | – | – | オプション | ○ |
JCWスポーツサスペンション | – | – | オプション | ○ |
MINIドライビングモード(スポーツとエコの走行モード) | – | オプション | オプション | ○ |
クロームラインインテリア | – | ○ | – | – |
アームレスト(フロント) | ○ | ○ | ○ | ○ |
ヘッドライナーアンスラサイト(ダークグレーの天井&ピラー) | – | – | オプション | ○ |
ストレージコンパートメントパッケージ(フラットロードフロア、ラゲッジエリア12V電源 など) | ○ | ○ | ○ | ○ |
ライトパッケージ(フットウェルライト、インテリアドアハンドルイルミネーション など) | – | ○ | ○ | ○ |
2ゾーン オートマチック エアコン | – | ○ | ○ | ○ |
USB/AUX IN 外部入力端子 | ○ | ○ | ○ | ○ |
6スピーカー | ○ | ○ | ○ | ○ |
パフォーマンスコントロール | – | – | ○ | ○ |
ビジビリティパッケージ(ヒーテッドウィンドスクリーン) | – | オプション | オプション (ALL4は標準) |
○ |
電気式パーキングブレーキ | ○ | ○ | ○ | ○ |
エンジン オートスタート/ストップ | ○ | ○ | ○ | ○ |
DSC/ABS/8エアバッグ/イモビライザー/ハイマウントストップランプ/タイヤ空気圧警告システム/ISOFIXチャイルドシートアタッチメント(リア) | ○ | ○ | ○ | ○ |
お得なオプションパッケージ
1. ペッパーパッケージ ★人気
左:MINIドライビングモード 右:スルーローディングシステム
※掲載内容(仕様&価格)は2015~2017年時点のものです。
ペッパーパッケージ(PEPPER PACKAGE)は、装備しておきたいマストなオプションが一通りそろったオプションパッケージ。価格は182,000円(税込)。
新型クラブマンならではの新機能や演出が加わる「コンフォートアクセスシステム」と「MINIエキサイトメントパッケージ」をはじめ、高速道路を使った長距離ドライブにかかせない「クルーズコントロール」、スキー板などの長尺物の積載に便利な「スルーローディングシステム」、刺激的なドライブとエコな運転も楽しめる「MINIドライビングモード」など、実用性と楽しさを与えてくれるオプションが多い。言いかえれば、つけて後悔するオプションが1つもない堅実なパッケージといえる。そのため事実上の必須オプションとなっている。
ペッパーパッケージは、クーパーとクーパーSで内容が異なる。クーパーには「自動防眩エクステリアミラー」と「MINIドライビングモード」が含まれないので注意。なお、クーパーのMINIドライビングモードは29,000円で追加装着が可能。
ペッパーパッケージ | クーパー クーパーD |
クーパーS クーパーS ALL4 クーパーSD |
---|---|---|
自動防眩エクステリアミラー 夜間の後続車ヘッドライトによる眩しさを自動で防ぐドアミラー |
– | ○ |
MINIドライビングモード スポーツと燃費重視のエコモード |
– | ○ |
ITSスポット対応ETC車載器システム内蔵 自動防眩ルームミラー 夜間の後続車ヘッドライトによる眩しさを自動で防ぐETC内蔵ルームミラー |
○ | 標準 |
コンフォートアクセスシステム ボディ下に足をかざすだけでテールゲートを自動で開く、キーを使わずにドアロック&アンロック お勧め |
○ | |
MINIエキサイトントパッケージ 内装のLEDイルミネーションやMINIロゴプロジェクションなどの演出 |
○ | |
マルチファンクションステアリング 手元でクルーズコントロールやオーディオの操作 お勧め |
○ ※2017年7月の仕様変更から標準装備 |
|
クルーズコントロール 車速を一定に保つ、高速道路で便利 お勧め |
○ ※2017年7月の仕様変更から標準装備 |
|
スルーローディングシステム 後部座席中央のみを倒して長尺物の積載を可能にする |
○ | |
価格(税込) | 182,000円 |
参考価格:クラブマン クーパー
「クーパー 344万」+「メタリックカラー 7.6万」+「LEDヘッドライト 13.2万」+「ペッパーパッケージ 18.2万」=約384万円
参考価格:クラブマン クーパーS
「クーパーS 384万」+「メタリックカラー 7.6万」+「ペッパーパッケージ 18.2万」=約410万円
2. チリパッケージ(クーパーS専用)
18インチ スタースポーク ブラック
※掲載内容(仕様&価格)は2015~2017年時点のものです。
チリパッケージ(CHILI PACKAGE)は、ペッパーパッケージに18インチホイール(標準は17インチ)とクロス/レザーシートを追加した豪華パッケージ。クーパーS、クーパーS ALL4、クーパーSD専用で価格は325,000円(税込)。
MINIに18インチホイールは大き過ぎると思われるかもしれないが、大型化した新型クラブマンのプロポーションには、18インチがベストマッチといってもいいほどよく似合う。とくにクーパーSでカッコよくスポーティに乗りたい方にはお勧めだ。ホイールカラーはシルバーになるが、25,000円の追加でブラックに変更が可能。ブラックルーフにはブラックホイールがよく似合うので、参考にしていただきたい。
チリパッケージ 325,000円 |
---|
自動防眩エクステリアミラー 夜間の後続車ヘッドライトによる眩しさを自動で防ぐドアミラー |
MINIドライビングモード スポーツと燃費重視のエコモード |
コンフォートアクセスシステム ボディ下に足をかざすだけでテールゲートを自動で開く、キーを使わずにドアロック&アンロック お勧め |
MINIエキサイトメントパッケージ 内装のLEDイルミネーションやMINIロゴプロジェクションなどの演出 |
マルチファンクションステアリング 手元でクルーズコントロールやオーディオ操作 お勧め ※2017年7月の仕様変更から標準装備 |
クルーズコントロール 車速を一定に保つ、高速道路で便利 お勧め ※2017年7月の仕様変更から標準装備 |
スルーローディングシステム 後席中央のみを倒して長尺物の積載を可能にする |
18インチ アロイホイール スタースポーク シルバー カラーは25,000円でブラックに変更可能 |
クロス/レザー コード カーボンブラック 標準のスポーツシートが質感の高いクロス/レザー仕様に変更 |
参考価格:クラブマン クーパーS
「クーパーS 384万」+「メルティングシルバー メタリック 7.6万」+「チリパッケージ 32.5万」=約424万円
3. ミニユアーズ パッケージ
2017年1月に、選び抜かれた素材と洗練したデザインが楽しめる上級オプションシリーズ「MINI YOURS(ミニユアーズ)」を新設定。上質なレザーを使用したシートやステアリング、特別な塗料を使用した専用ボディカラーなどが選択可能。クラブマンをいっそうプレミアムに仕上げたい場合は要チェック!
4. ジョンクーパーワークス チリパッケージ(クーパーS専用)
チリレッド(JCWエアロ装備)
※掲載内容(仕様&価格)は2015~2017年時点のものです。
ジョンクーパーワークス チリパッケージ(JOHN COOPER WORKS CHILI PACKAGE)は、前項のチリパッケージにJCWエアロダイナミックキットやパドルシフトに対応したスポーツオートマチック、スポーツサスペンションなどのスポーティな装備を追加した最上級パッケージ。クーパーS、クーパーS ALL4、クーパーSD専用で価格は649,000円(税込)。
JCWエアロダイナミックキットを装着すると、フロントとリアのバンパーデザインがスポーティになり、エクステリアのイメージが大きく変わる。また、当パッケージ装備車に限り、ジョンクーパーワークス専用カラーのチリレッド(ソリッド)が選択可能になる。
詳しくは「新型MINIクラブマン クーパーS(F54)にJCWチリパッケージが追加!」で解説している。
ジョンクーパーワークス チリパッケージ 649,000円 |
---|
John Cooper Works エアロダイナミックキット フロントとリア |
John Cooper Works レザーステアリング 赤いステッチとJCWエンブレム、パドルシフト お勧め |
John Cooper Works シルフィニッシャー エントランスのデザインプレート |
リアスポイラー ルーフエンドのエアロパーツ |
ヘッドライナーアンスラサイト ダークグレーの天井/ピラー |
スポーツオートマチックトランスミッション 素早い変速、赤いステッチのシフトブーツ お勧め |
スポーツサスペンション 引き締まった足回り |
PDC(パークディスタンスコントロール)リア 後方の障害物警告音 |
ステンレス ペダルとフットレスト ステンレス製のカバー |
18インチ アロイホイール グリップスポーク シルバー |
チリパッケージ ホイールを除く装備すべて |
参考価格:クラブマン クーパーS
「クーパーS 384万」+「チリレッド 0万」+「JCW チリパッケージ 64.9万」=約449万円
5. クールパッケージ(ワン専用)
左:標準 右:クールパッケージ装着
※掲載内容(仕様&価格)は2015~2017年時点のものです。
クールパッケージ(COOL PACKAGE)は、クラブマンで最も低価格なワン(ONE)専用のパッケージ。ワンのエクステリアを上位グレードのクーパーとほぼ同じ仕様にドレスアップすることができる。価格は97,000円(税込)。
ホイールはワン標準の16インチからクーパー標準の17インチ ベントスポーク(シルバー)にインチアップ。ドアミラーキャップは、ワン標準の艶消し黒(素地)からボディーカラーと同色に変更。これは些細な違いに感じるかもしれないが、標準のキャップが簡素な質感のため、見た目のアップグレード感は大きい。ちなみに、クーパーやクーパーSのミラーキャップは、選択したルーフカラーと同色になる。(ワンのルーフカラーはボディーカラーと同色のみ)
さらに、クーパー標準のクロームラインエクステリアが備わるため、フロントグリルのバーがブラックからクロームメッキに変更される。このほかにも、フロントバンパー下のダクトやランプまわりにもクロームメッキパーツが加飾される。
クールパッケージ 97,000円 |
---|
17インチ アロイホイール ベントスポーク シルバー クーパー標準の17インチホイール |
ボディーカラー ミラーキャップ ボディーカラーと同じドアミラーキャップ お勧め |
クロームラインエクステリア 外装のクロームメッキパーツ一式 お勧め |
参考価格:クラブマン ワン
「ワン 290万」+「デジタルブルー メタリック 7.6万」+「クールパッケージ 9.7万」=約307万円
オプションのピックアップ
※掲載内容(仕様&価格)は2015~2017年時点のものです。
ナビゲーションパッケージ(ワン専用)
オプション | ワン (他のモデルは標準装備) |
---|---|
ナビゲーションパッケージ ナビゲーションシステム/8.8インチ ワイドディスプレイ/MINI コネクテッド/センターディスプレイLEDリング/Bluetoothハンズフリーテレフォンシステム(オーディオストリーミング対応) |
178,000円 |
カメラパッケージ
オプション | 全モデル (JCWは標準装備) |
---|---|
カメラパッケージ リアビューカメラ/PDC(パークディスタンスコントロール)リア ※後退時の障害物警告機能 |
103,000円 |
※ワンはナビゲーションパッケージが必要
エクステリア
オプション | クーパー クーパーD |
クーパーS クーパーS ALL4 クーパーSD |
---|---|---|
LEDヘッドライト LEDフロントフォグランプ LEDテールライト お勧め |
132,000円 | 標準 |
アダプティブLEDヘッドライト 進行方向を照らす、インナーは精悍なクローム/ブラック仕様 |
– | 25,000円 |
クロームラインエクステリア 外装のクロームメッキパーツ一式 |
標準 | 24,000円 |
ボンネットストライプ ホワイトとブラックから選択可能 |
20,000円 | |
電動パノラマガラスサンルーフ | 157,000円 |
テクノロジー
オプション | クーパー クーパーD |
クーパーS クーパーS ALL4 クーパーSD |
---|---|---|
MINIドライビングモード スポーツと燃費重視のエコモード ※クーパーSは右記のパッケージで装備 お勧め |
29,000円 | ペッパーパッケージ チリパッケージ |
ダイナミックダンパーコントロール 電子制御で乗り心地をスポーツとソフトに切り替え ※MINIドライビングモードとの組み合わせのみ |
77,000円 | |
ドライビングアシスト アクティブクルーズコントロール 衝突回避・被害軽減ブレーキ、一定の車速で前走車との車間距離を保つ 等 ※ペッパーパッケージ又はチリパッケージが必要 |
※2017年7月の仕様変更から標準装備 |
|
パーキングアシスト パッケージ 縦列駐車時にステアリングを自動操作 |
123,000円 | |
ヘッドアップディスプレイ ステアリング前方にナビやオーディオ情報を表示 お勧め |
76,000円 | |
harman / kardon製 HiFiラウドスピーカーシステム |
123,000円 |
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