電動スポーツ時代が到来!MINI BEV「ジョンクーパーワークス」発表
MINIがBEV(バッテリー式電気自動車)のハイパフォーマンスモデルとなる「ジョンクーパーワークス(JCW)」の2モデルを同時発表。
1台は、2024年3月に発売した「クーパー(3ドア)」の「ジョンクーパーワークス」。もう1台は、同年6月に発売したMINI初のBEV専用モデル「エースマン」の「ジョンクーパーワークス」。
既存グレードの「クーパーSE」と「エースマンSE」より動力性能を高め、スポーティな専用エアロパーツ等でドレスアップされた最上位グレードとなる。
この新時代を象徴する2台の電動ホットモデルは、2024年10月14日から20日まで開催されるパリモーターショーでデビューする。国内導入は2025年春を予定。
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BEVの「ジョンクーパーワークス」は258馬力!
スポーティな専用エアロパーツや、電気ブースト機能を搭載!
3ドアのジョンクーパーワークスは、最大出力190kW(258hp)、最大トルク350Nmを発揮する電気モーターを搭載。0から100 km/hまでの加速タイムは「5.9秒」。直下グレードの「クーパーSE(218hp/330Nm)」の「6.7秒」に比べ大幅な短縮となっている。
エースマン ジョンクーパーワークスも同じスペックを持ち、最大出力190kW(258hp)、最大トルク350Nmのパワフル仕様。0から100 km/hまでの加速タイムは「6.4秒」。直下グレードの「エースマンSE(218hp/330Nm)」の「7.1秒」に比べ、こちらも大幅な短縮となっている。
ちなみに、MINIのBEV最速モデルは、4輪駆動の「カントリーマンSE ALL4」の「5.6秒」。フロント&リアの2モーターで合計出力225kW(306hp)、合計トルク494Nmを発揮する。
MINIのBEVモデルは、一時的に大きな電力を供給して20kW(27hp)の追加パワーを得ることができる「ブースト機能」を装備している。追い越しや、自動車専用道などのストレートで、BEVならではのスムーズで未来感あふれる加速を楽しむことができる。
リチウムイオン電池の容量は、双方とも「54.2 kWh」。航続可能距離(欧州値)は、3ドアのジョンクーパーワークスが「371km」、エースマン ジョンクーパーワークスが「355km」。電池容量は下位グレード(クーパーSE&エースマンSE)と同じだが、高い動力性能の影響で航続距離は相応に短くなっている。
ジョンクーパーワークスは、MINI伝統のドライビングフィールである「ゴーカートフィーリング」を最大限に高めるため、シャシーに専用の調整が加えられている。
さらに、グリップ力に優れた高性能タイヤや、強化されたブレーキシステムを標準で装備。これによりジョンクーパーワークス独自の機敏なハンドリングと、高い制動力を実現している。
エクステリアはその内に秘めたパフォーマンスを表現するかのように、スポーティなデザインと空力に最適化された専用パーツが与えられ、一目でスポーツモデルであることが分かるルックスに仕上げられている。
グロスブラックの八角形フロントグリルには、誇らしげな「John Cooper Works」のロゴが付く。
3ドア ジョンクーパーワークスのバックドア面には、チェッカーフラッグをイメージさせるパターンを大胆に配置。モータースポーツの世界に浸ることができるデザインが随所に施されている。
このほか、ボディが引き締まって見えるグロスブラックのサイドスカートや、躍動感のある大型のリアスポイラー。フロント&リアの両サイドにレッドラインの垂直リフレクター、力強い走りをイメージさせるグロスブラックのリアディフューザーなど、内燃機関ファンも注目せざるを得ないレーシングなルックスとなっている。
インテリアもレーシングをイメージさせるジョンクーパーワークス専用のカラースキームを採用。ダッシュボードのニットはブラックとレッドで、通常モデルとは一線を画すスペシャルな空間を創り出している。「大人のスポーツカー」的な落ち着いた雰囲気と、刺激のあるドライビングフィールを期待させるレッドアクセントがレーサー気分を盛り上げる。
運転席と助手席のジョンクーパーワークス スポーツシートは、肩部分にマルチカラーのニット素材を使用し、レッドのアクセントステッチを施したブラックの合成皮革で作られている。
最新の「MINIオペレーティングシステム9」を搭載した高解像度の円形有機ELセンターディスプレイ(直径240mm)は、スマートフォンレベルのタッチ操作を実現し、エアコンディショナーの操作や車両のあらゆる情報にアクセスが可能。これに加えて、ステアリングホイール前方にあるヘッドアップディスプレイにも必要な情報が表示される。
ナビゲーションシステムは、フロントのカメラ映像に付加情報を合成するAR(拡張現実)にも対応。このほか「Apple CarPlay」や「Android Auto」、ワイヤレス充電、高レベルの音声操作など、利便性を向上させる基本機能も充実している。
※写真はエースマンSE
当世代(第4世代)のMINIから新搭載された「MINIエクスペリエンスモード」は、スポーティな「ゴーカートモード」や燃費重視の「グリーンモード」、クラシックminiをイメージさせる「タイムレスモード」などを用意。
選択したモードによってセンターディスプレイに表示されるスピードメーター等の計器デザインも切り換わる。さらに、プロジェクターによる間接照明や加速が気持ち良くなるサウンドを鳴らすことで、各モードで没入感の高い演出を楽しむことができる。
走りを楽しむモデルでありながら、多くの先進安全機能や運転支援機能も標準で装備している。先代MINIでは、状況の認識を単眼カメラのみで行っていたが、当世代のMINIではカメラに加えてミリ波レーダーを装備したことで、各種の精度が飛躍的に向上。
事故回避ステアリングの付いた衝突回避・被害軽減ブレーキや、車線を維持するステアリング&レーンコントロールアシスト、先行車に追従するアクティブクルーズコントロール(ACC)、2個の超音波センサーと4台のサラウンドカメラを備えたパーキングアシスタント、全方向のドライブレコーダーにスマホで車両周辺の映像を確認できるリモート3Dビューなど、先代のMINIに比べ量と質ともに大幅に拡充している。
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プロモーション動画
The first-ever all-electric MINI JCW.
The first-ever all-electric MINI JCW Aceman.
基本スペックと海外の販売価格
左:エースマン ジョンクーパーワークス 右:ジョンクーパーワークス(3ドア)
第4世代MINI | ジョンクーパーワークス | エースマン ジョンクーパーワークス |
---|---|---|
海外発売日 (ドイツ) |
2025年1月 | 2025年1月 |
価格 (ドイツ) |
39700 ユーロ (約650万円) |
42200 ユーロ (約690万円) |
最高出力 | 190kW(258PS) | 190kW(258PS) |
最大トルク | 350Nm | 350Nm |
最高速度 | 200km/h | 200km/h |
バッテリー総電力量 | 54.2kWh ※クーパーSEと同じ |
54.2kWh ※エースマンSEと同じ |
一充電走行距離 WLTC (欧州値) |
371km | 355km |
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フォトギャラリー
ジョンクーパーワークス
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エースマン ジョンクーパーワークス
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