限定250台の特別仕様!MINIクロスオーバー ブラックヒース登場

ミニクロスオーバー F60 限定車 ブラックヒース

MINIクロスオーバーに特別仕様の限定車「MINI BLACKHEATH(ミニ ブラックヒース)」が登場。250台限定で、2018年2月26日から全国のMINI正規ディーラーで販売を開始する。

ブラックヒースは、当世代のクロスオーバー(F60)で国内初導入となる「クーパーS」をベースに、エクステリアとインテリアをブラックでまとめたスタイリッシュな限定モデル。オールブラックが放つデザインの強さと、2リッターのガソリンターボエンジンが放つスポーティなドライビングフィールが魅力。

車両本体価格(8%税込)は480万円。装備を充実しながらも、通常モデルのクーパーSD ALL4(ディーゼル/4WD)より、13万円安という魅力的な価格設定となっている。

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コンセプトは「スタイリッシュ・スポーツSAV」

オールブラックの圧倒的な存在感

ミニクロスオーバー F60 限定車 ブラックヒース

MINIの特別仕様車は、MINI発祥の地である英国にちなんだ名前が与えられるのがお決まりのルール。限定車名の「BLACKHEATH(ブラックヒース)」とは、ロンドンの南東にある町の名前で、「HEATH(ヒース)」は「荒野」を意味している。まさにSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)であるクロスオーバーにピッタリのネーミングだ。

その名が示す通り、ボディや各部の主要パーツはブラックで統一され、荒野を駆けるスポーティなイメージで仕上げられている。ボディはオプショカラーの「ミッドナイトブラック メタリック」を採用。通常はホワイトのルーフカラーと組み合わせてブラック&ホワイトのツートンカラーにするのが主流だが、あえてボディと同色のブラックルーフをチョイスして、漆黒の圧倒的な存在感をまとわせている。

ヘッドライトリングはクロームからブラック仕様に

ミニクロスオーバー F60 限定車 ブラックヒース ブラックリング

MINIのチャーム‐ポイントであるヘッドライトを取り囲むクロームメッキ(鏡面)のリングは、光沢のあるブラックリングに変更。クロスオーバーのリングは特に大きいためブラック化した効果も絶大。ヘッドライトがひと回り小さなルックスになり、荒野の獲物を狙うような鋭い眼光を演出している。同様に、テールランプのリングもブラックリング仕様で、リアのルックスにも抜かりはない。

なお、ブラック仕様のヘッドライトリングとテールライトリングは、純正のアクセサリーパーツとしても販売されているため、クロスオーバーの全モデルで取り付けることができる。華やかなクロームメッキを好まないスポーツ志向のMINIファンの中では、人気のカスタムパーツとなっている。

ブラックヒース専用のブラッシュドストライプ

ミニクロスオーバー F60 限定車 ブラックヒース 専用ボンネットストライプ

クロスオーバーのワイドなボンネットを飾るのは、ブラックヒース専用デザインとなる「ブラッシュド・アルミ調のストライプ」。金属を荒削りしたようなシャープなラインが入っており、その質感は標準のストライプ(ホワイト、ブラック、レッドの単色)とは一線を画す。いっけん純正には見えないほど大胆でクールな仕立ては、特別仕様車ならではのデザイン。

ルーフレール、サイドシル、ホイールもブラック化

ミニクロスオーバー F60 限定車 ブラックヒース 18インチ アロイホイール ピンスポーク ブラック

ルーフレールとボディサイド下側のサイドシルフィニッシャーは、クロスオーバーのハイパフォーマンスモデルである「ジョンクーパーワークス」と同じブラック仕様。標準モデルの場合は明るいマットシルバー仕様で、キャンプが似合うような楽しいSUVルックを演出しているが、ブラックヒースでは同色のボディに溶け込んでエアロパーツのようなスポーティさを演出している。

ホイールもメーカーオプションの「18インチ アロイホイール ピンスポーク ブラック」を特別装備。ブラックボディとのコンビネーションでブラックヒースの足元をグッと引き締める。

リアガラスには、限定車名「BLACKHEATH」を入れたオリジナルステッカー。ほかの特別装備に比べると些細なものだが、特別仕様車を所有しているという満足度を上げてくれる重要なポイント。ちょっとMINIに詳しい方へのアピールにも効果的だ。

インテリアもブラックでコーディネート

ミニクロスオーバー F60 限定車 ブラックヒース インテリア

ブラック化されたインテリアも気分を盛り上げる。ダッシュボードのアクセントカラーとなるパネルは、標準のグレーからオプションのピアノブラックに変更。パネル下側のフレーム部は、オフホワイトからブリティッシュオークダーク、ドアトリムのフィニッシャーもグレーからピアノブラックになり、シックで落ち着いた空間がドライバーを包み込む。

天井やピラー(柱)のカラーは、「ヘッドライナーアンスラサイト」によって標準のライトグレーからダークグレーに変更。こちらも本来はジョンクーパーワークス専用となっているため、通常モデルでは選択することができない特別装備。シアタールームのように天井までブラック化されたコクピット空間は、スポーティな走りを誘うかのようなスパルタンな雰囲気を演出する。

待望の2Lガソリンターボエンジンを搭載!

高回転域も楽しみたいスポーツドライブ派に最適

ミニクロスオーバー F60 ガソリンエンジンのエンジンルーム

実は、ブラックヒースで最大のトピックはベースモデルが「2リッター4気筒のガソリンターボエンジン(192ps/280Nm)&8速AT」を搭載した国内初導入のクーパーSということにある。

これまで、当世代の「クロスオーバー(F60)」は、2リッターのディーゼルターボエンジン(8速AT)を搭載した「クーパーD」と「クーパーSD」が主力グレードになっており、ガソリンエンジンが欲しい場合は、1.5リッター3気筒(6速AT)のエントリーモデルである「ワン」か、2リッター4気筒(8速AT)のハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパーワークス」、1.5リッター3気筒と電気モーターを組み合わせたMINI初のプラグインハイブリッド「クーパーS E ALL4」の3つから選択する必要があった。

ワン」は最も手ごろな価格だが動力性能や装備が必要最小限、「ジョンクーパーワークス」は高い動力性能と豪華装備で魅力的だが560万円という高値がネック、「クーパー S E ALL4」は電気のみでも走行できるほど静粛性に優れているが、ハンドリングやエンジンサウンドを積極的に楽しむようなスポーツ性は薄い。

つまり、ガソリンエンジンをスポーティに楽しみたい派にとって”ちょうどいいグレード”が存在していなかった。その穴を埋めるのがスポーティな走りを楽しめてジョンクーパーワークスほど高価ではない「クーパーS」だ。ブラックヒースは、このクーパーSをベースにした特別仕様車である。クーパーSの国内導入を切望していた方にとっては、まさに待望のモデルといえる。

ガソリンエンジンはディーゼルエンジンに比べて、トルク(低~中速での力強さ)や燃費が劣る。しかもディーゼルの燃料は安価な軽油を使うため、ガソリンエンジンのハイオクに比べて体感的なコストパフォーマンスは非常に高い。しかし、アイドリング時の静粛性や低回転域のスムーズさ、高回転域まで回したときの加速の伸びや、レーシングドライバー気分にさせてくてるスポーティな排気音は、ガソリンエンジンでしか味わうことができない。

端的に言うと、朝夕の通勤などストップ&ゴーの多い市街地をメインに走行する方や、積極的に高回転域まで回してスポーティな加速やサウンドを楽しみたい方は、ガソリンエンジンをお勧めしたい。とくに後者の方は、ディーゼルエンジンを選ぶと後悔する可能性が高い。

ただし、低回転域のトルクが太いディーゼルは、ディーゼルにしかない面白さがあるのも事実。とくに山岳路では自分に羽が生えたかのようにグングンと登っていく力強さと低燃費のコストパフォーマンスは病みつきになる。当たり前のことだが、低燃費だと1度の給油で走れる距離が長いため、ガソリンスタンドに行く頻度が少なくてすむのも軽視できないメリットだ。

なお、クーパーSのカタログ燃費は「15.5km/L」。実燃費は街乗りメインで「10km/L前後」と想定するのが現実的だろう。

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便利で安全!充実の装備

ナビや自動ブレーキ、さらに特別装備も

ブラックヒースはスタイリッシュなデザインパートだけではなく装備も充実。8.8インチのタッチスクリーンに映し出される「ナビ」をはじめ、デイライト(昼間用)を備えた「LEDヘッドライト」や、オーディオ操作に便利な「マルチファンクションステアリング」なども揃える。

運転支援システムでは、フロントのカメラで前走車を認識して自動追従する「アクティブクルーズコントロール(ACC)」を装備。これは長距離運転時の疲労軽減に絶大な効果を発揮する。同様にカメラ方式の「前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ」も装備し、万が一のときの安全性も向上している。

なお、ナビや運転支援システムは、ブラックヒースに限らず、クロスオーバーの全モデルで標準装備されている。

さらにブラックヒースの特別装備として障害物警告機能(PDC)が付いた「リアビューカメラ」や、両手がふさがっていてもバックドアを自動でオープンできる「オートマチック テールゲートオペレーション」など、クロスオーバーで人気のメーカーオプションを装備。これらは、168,000円のペッパーパッケージに相当する。

2月26日より全国のMINI正規ディーラーで販売開始

MINI みなとみらい

特別限定車「MINI BLACKHEATH」

ミニクロスオーバー F60 ブラックヒース

価格と基本スペック

2018年2月
発売
特別仕様車 MINI BLACKHEATH
MINI クロスオーバー
クーパーS
中古車情報
価格(税込) 480万円
国内限定数 合計 250
駆動方式 FF(2WD)
変速機 8速AT
マニュアルモード付き、パドルシフト無し
エンジン ガソリン
2.0L 直列4気筒 ターボ
最高出力 192ps(141kW) 5000~6000rpm
最大トルク 280Nm 1350~4600rpm
燃費(JC08) 15.5km/L
燃料 ハイオク
加速 0-100km/h
※欧州仕様
7.4秒
定員 5名
荷室容量(L) 450
サイズ(mm) 全長 4315
全幅 1820
全高 1595
ホイールベース(mm) 2670
最小回転半径(m) 5.4
車両重量(kg) 1550
主要諸元 詳細

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MINI BLACKHEATHの特別装備

  • ミニクロスオーバー F60 ブラックヒース 18インチホイール ピンスポーク ブラック18インチ ピンスポーク ブラック
  • ミニクロスオーバー F60 バックカメラリアビューカメラ(障害物警告機能付き)
  • ミニクロスオーバー F60 アラームシステムアラームシステム
  • ミニクロスオーバー F60 バックドアの自動オープンテールゲートの自動オープン機能
装備品 オプション単体
参考価格
MINI BLACKHEATH専用
ボンネットストライプ(ブラッシュド アルミ調)

シャープなラインが入ったシルバーストライプ
20,000円
※標準ストライプ
MINI BLACKHEATH専用
リアガラス ステッカー
ボディカラー ミッドナイトブラック メタリック
参考「ミッドナイトブラックの写真集
76,000円
18インチ アロイホイール ピンスポーク ブラック
ホイール:7.5J×18 タイヤ:225/50 R18
13,000円
ブラック ヘッドライトリング
ヘッドライトを取り囲むクロームメッキパーツをブラックに変更
左右 21,168円
※ディーラーオプション
ブラック テールライトリング
テールライトを取り囲むクロームメッキパーツをブラックに変更
左右 21,168円
※ディーラーオプション
John Cooper Works専用
ハイグロスブラック ルーフレール

シルバーからブラックに変更
※「ジョンクーパーワークス」と同じ仕様
John Cooper Works専用
ハイグロスブラック サイドシルフィニッシャー

シルバーからブラックに変更
※「ジョンクーパーワークス」と同じ仕様
John Cooper Works専用
ヘッドライナー アンスラサイト

天井とピラー(柱)をライトグレーからダークグレーに変更
※「ジョンクーパーワークス」と同じ仕様
インテリアサーフェス ピアノブラック
ダッシュボードやドアの装飾パネルをグレーからブラックに変更
16,000円
アラームシステム
シャークフィンアンテナにLEDが備わる
ペッパーパッケージ
168,000円
オートマチック テールゲートオペレーション
オープン/クローズ、イージーオープナー機能付

リアの下部に足をかざすとバックドアを自動でオープン
PDCリア(パーキングディスタンスコントロール)
後退時に後方にある障害物を警告
リアビューカメラ
PDCリアと連動
MINIエキサイトメントパッケージ
MINIロゴプロジェクション(ドアミラー下部からロゴを地面に投影)、室内照明のカラー(レッド/イエロー/ブルー/グリーンなど)が変更可能、外側のドアハンドルイルミネーション

クーパーSの標準装備

  • ミニクロスオーバー F60 ナビ8.8インチ 純正ナビ(詳細解説)
  • ミニコネクテッドMINIコネクテッド(アプリと連携)
  • ミニクロスオーバー F60 アクティブクルーズコントロールアクティブクルーズコントロール(前走車に自動追従)
  • ミニクロスオーバー F60 マルチファンクションステアリングマルチファンクションステアリング
装備品
ナビゲーションシステム(詳細)
TVやDVD/CDはディーラーオプション、地図データ更新 3年間無料(工賃別)
8.8インチ ワイドカラーディスプレイ
タッチスクリーン
MINIコネクテッド
スマートフォン連携機能、専用のスマートフォンアプリで走行ルートや燃費の記録など、一般アプリのSpotify等にも対応
ドライビングアシスト
(前車接近警告機能、衝突回避・被害軽減ブレーキ)
アクティブクルーズコントロール(ACC)
(ストップ&ゴー機能付)

カメラで前走車を認識して自動で追従、停止&発進にも対応
ITSスポット対応 ETC車載器システム内臓 自動防眩ルームミラー
マルチファンクションステアリング
ステアリングのボタンでクルーズコントロールやオーディオ関連の操作
アダプティブLEDヘッドライト/LEDデイライトリング/LEDフロントフォグランプ
コンフォートアクセス
キーのボタンを使わずに、ドアハンドル側のボタンで施錠/解錠、バックドアもそのままオープン可能
レインセンサー(自動ドライビングライト付)
その他
スポーツシート(ファブリック)/アームレスト(フロント/リア)/2ゾーンオートエアコン/Bluetoothハンズフリーテレフォンシステム/Bluetoothオーディオストリーミング/USB(音楽・動画再生対応)/AUX IN(外部入力)端子/自動防眩ドアミラー/リアフォグランプ/40:20:40分割可倒式リアシートバックレスト

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text by minicooper-sketch.com