新型ミニクーパーとクーパーSの標準装備の違い
三代目となる新型MINI3ドア ハッチバック(F56/2014年発売)は、スタンダードモデルのクーパーとスポーツモデルのクーパーSの価格に、59万円の差がある。エントリーモデルのワンとクーパーSにおいては、99万円もの価格差だ。※執筆現在の価格
エクステリアや排気量の違いに加え、ワンやクーパーでオプションとなっている装備がクーパーSでは標準装備となっているためである。クーパーをベースに欲しいオプションを追加していくと、クーパーSの価格と変わらなくなってしまうことは、MINI購入のよくある話。
そこで当記事ではクーパーとクーパーSの標準装備の違いに焦点をあててみた。どちらのモデルがあなたにとって『買い』なのか、モデル選びの参考にしてほしい。
なお、MINI3ドアの全長を拡大して後部座席用のドアを追加した「MINI5ドア」も発売されている。5ドアの価格は3ドアよりも15~18万円アップになるが、搭載エンジンや標準装備、オプション構成などは基本的に同じなので、5ドア購入のお役にも立てるだろう。
3ドアと5ドアの違いを手っ取り早く知りたい方はこちら「新型ミニ3ドアと5ドアの違い」
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INDEX
- 新型MINI 各グレードの比較
- 主な標準装備の違い(3ドア/5ドア共通)
- まとめ:クーパーSがお得!?
- 基本スペックと価格一覧
- エコカー減税(3ドア/5ドア共通)
- 標準装備品の比較表(3ドア/5ドア共通)
- 主なオプション装備一覧(3ドア/5ドア共通)
- MINI 3ドア/5ドアの購入ガイド 一覧
新型MINI 各グレードの比較
まずは、グレードについて簡単に説明しておこう。MINI3ドアと5ドアには「ワン」「クーパー」「クーパーS」の3つの基本グレードと、クーパーSをベースとしたハイパフォーマンスモデルの「MINI ジョンクーパーワークス」(通称JCW)が設定されている。(2015年5月時点では、5ドアのJCWは発売時期未定)
「ワン」は最もパワーの小さいエントリーモデル。エクステリアはクーパーと近く、コスト重視で一部の装備が簡易なものになっている。「クーパー」はスタンダードモデルの位置づけで、クラシカルなクロームメッキが光る最も”ミニクーパー”らしいパッケージ。「クーパーS」は、スポーティなエクステリアとハイパワーなエンジンを搭載するスポーツグレードで、標準装備も充実している。「ジョンクーパーワークス」は、クーパーSよりもスポーツ性能を高めた特別なモデルで、充実した標準装備に加え、モデル限定の特別装備が与えられている。
関連: 新型MINIワンが販売開始!1.2Lの3気筒ターボで226万円から
エンジンと燃費の違い
全てのグレードで、先代MINIよりもパワーと燃費を向上させた新設計のターボ付きエンジンが搭載されている。BMWの可変バルブ制御システム「バルブトロニック」にターボチャージャーを組み合わせたMINIツインパワーターボ ガソリンエンジンが、先代よりも格段にトルクフルなドライブフィールを実現する。
先代までは、全てのグレードで1.6リットル 直列4気筒のエンジンが搭載されていたが、新型はグレードによって異なる排気量と気筒数のエンジンが搭載されている。つまり、各グレードの担うポジションが、より明確になっている。
「ワン」には燃費に優れた1.2リットル直列3気筒ターボエンジン(102ps)、「クーパー」にはバランスのよい1.5リットル直列3気筒ターボエンジン(136ps)、「クーパーS」にはハイパワーの2.0リットル直列4気筒ターボエンジン(192ps)が搭載される。「ジョンクーパーワークス」は、クーパーSと同じ2.0リットル直列4気筒を搭載しているが、チューンアップにより約40馬力引き上げられている。
2015年8月25日の仕様変更で、クーパー(AT)の燃費が従来モデルより「0.4km/L」アップ。以下は、仕様変更後の燃費で解説している。
気になる燃費は、AT車においてクーパーは「18.3km/L」、クーパーSは「17.6km/L」で「0.7km/L」の違いがある。この程度ならば、グレードの選定で燃費を気にする必要はないだろう。いっぽう1.2リットルのワンは、小排気量を活かしたワンランク上の燃費「19.2km/L」を実現しているため、クーパーSと比べると燃費の良さを大きく実感できる。
先代MINI(R56)の燃費と比べ、ワン(AT)は3.8km/L、クーパー(AT)で2.9km/Lほど向上している。大幅に改善したとは言えないが、トルクが格段にアップしているのでトータルで満足感は高い。
ガソリンは全てのグレードでハイオクを使用し、アイドリングストップも標準搭載(オンオフ可能)となる。なお、5ドアにはMT(マニュアルトランスミッション)は用意されない。
モデル | エンジン (出力 / トルク) |
変速機 | 燃費 JC08 |
---|---|---|---|
MINI 3ドア/5ドア ワン |
1.2L 3気筒 ターボ 102PS 180Nm |
6MT | 20.2km/L |
6AT | 19.2km/L | ||
MINI 3ドア/5ドア クーパー |
1.5L 3気筒 ターボ 136PS 220Nm |
6MT | 19.6km/L |
6AT | 18.3km/L | ||
MINI 3ドア/5ドア クーパーS |
2.0L 4気筒 ターボ 192PS 280Nm |
6MT | 15.8km/L |
6AT | 17.6km/L | ||
MINI 3ドア ジョンクーパーワークス |
2.0L 4気筒 ターボ 231PS 320Nm |
6MT | – |
6AT | 16.6km/L |
クーパーSはMTの燃費がATよりも劣っているが、これはJC08モードの燃費測定条件に起因しているとのこと。実際には相応の燃費になるのではないかと考えられる。気になる方はMINIディーラーに問い合わせてみるといいだろう。
関連:先代MINIの燃費一覧
追記:ディーゼルエンジンを追加!
2016年4月にMINI3ドア/5ドア、クラブマンにクリーンディーゼルエンジンを搭載したクーパーDとクーパーSDが追加された。ガソリンエンジンモデルより20万円高で、低回転域の強力なトルクと優れた燃費性能をもつ。(詳細はこちら)
ドライブフィールの違い
左:クーパー 右:クーパーS
新型MINIのドライブフィールは、各グレードに搭載されているエンジンの違いにより、先代MINIよりも明確にキャラクターが分かれている。
新しいエンジンは低速トルクが大きいため、ワンやクーパーでもパワフルな走行を楽しむことができる。いっぽう、クーパーSはパワフルなだけではなく、上質で高級感のある方向に仕上がっている。その分、MINIらしい軽快感やゴーカートフィーリングはクーパーに軍配があがるようだ。
各メディアや専門誌でのインプレッションを簡単にまとめると、次のようになる。
モデル | エンジン 最高出力 最大トルク |
ドライブフィール |
---|---|---|
MINI ワン (3ドア) |
1.2L 3気筒 ターボ 102PS 4000rpm 180Nm 1400-3900rpm |
街乗りで必要十分なパワーと軽快な走り (3気筒による振動は気にならないレベル) |
MINI クーパー (3ドア) |
1.5L 3気筒 ターボ 136PS 4400rpm 220-230Nm 1250-4300rpm |
十分なパワーとMINIらしいキビキビ軽快な走り (3気筒による振動は気にならないレベル) |
MINI クーパーS (3ドア) |
2.0L 4気筒 ターボ 192PS 5000rpm 280-300Nm 1250-4600rpm |
十分過ぎるほどのパワーと落ち着いた高級感 (静粛性が高く上質指向) |
MINI ジョンクーパーワークス (3ドア) |
2.0L 4気筒 ターボ 231PS 5000rpm 320-350Nm 1250-4800rpm |
クーパーSとは明らかに違う加速性能や力強さ (ブレーキ性能も格段に高い) |
先代のハッチバックやクラブマンに乗っている方は、現在乗っているモデルの1つ下のグレードが新型のパワー感に近い。つまり、新型クーパーは先代クーパーS、新型ワンは先代クーパーと近いトルクがある。ちなみに、6速ATは先代と同様に日本のアイシン製(改良版)が採用されている。
ただし、あまり先入観を持たないでMINIディーラーで試乗することをお勧めしたい。なぜならば、現在乗っているクルマによって感想は十人十色だからだ。
Check! MINIとデミオXDの走行性能を比較テスト!
エクステリアの違い
左:ワン 右:クーパー
エクステリアデザインは各モデルのキャラクターが反映されている。クーパーを基準にした主な違いは、ワンは外装のクロームパーツ一式がオプションでルーフカラーがボディと同じ色になる。クーパーSは、前後のバンパーがスポーティなデザインに変わり、ボンネットにはエアダクト(穴は飾り)が備わる。さらにフロントグリルはメッシュでリアのマフラーはセンター二本出しの仕様になる。
素朴で可愛いワン、クラシカルでオシャレなクーパー、スポーティなクーパーSという具合だ。
クーパーとクーパーSのエクステリアの違いを徹底チェックした記事はこちら「新型ミニクーパーを徹底チェック【写真100枚!!!】」
なお、ジョンクーパーワークスは、フロンバンパーやリアバンパーがエアロデザイン仕様になるJCWエアロダイナミックキットが標準装備されているため、ひと目で特別なスポーツモデルだと分かるエクステリアになっている。(参考:ジョンクーパーワークスの写真集)
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主な標準装備の違い
クーパーSはナビとLEDライトが標準装備
クーパーSには、高価な「ナビゲーションパッケージ(178,000円)」が標準装備となる。クーパーとの価格差を押し上げている要因の1つだが、MINIの中心的なインフォテインメントシステムの役割を担うだけに悩ましいところだ。
先代(2007年発売)までのMINIハッチバックには、このようにインパネにスッキリ収まる純正ナビは用意されていなかった。そのため、ナビの利用は社外品の取付けキットを使うかポータブルナビやスマートフォンで代用する必要があった。なお、メーカーオプションとなるため購入後に取り付けることはできない。ナビがオプションとなるクーパーやワンを購入するときは後悔しないように慎重に検討したい。
追記:マイナーチェンジでクーパーにナビを標準化
「2018年5月のマイナーチェンジ」で、クーパーとクーパーDにもナビが標準化された。
ナビゲーションパッケージには、HDDナビゲーションシステム、8.8インチワイドディスプレイ、MINIコネクテッド、アームレスト(肘置き)(廃止)、Bluetoothハンズフリーテレフォンシステムなどが含まれる。MINIコネクテッドは、MINIとiPhoneをつなげることにより、様々なWebサービスを利用することができる機能。専用のiPhoneアプリを介してMINIにアクセスし、センターディスプレイにFacebookやTwitterなどが表示できる。
2015年8月25日の仕様変更から、クーパーSのアームレストは標準からオプションに変更。
各種操作は運転席と助手席の間に設置されている「MINIコントローラー」でおこなう。メニュー画面の基本操作や、地図のスクロール、拡大縮小、表面をタッチすることにより指で文字(ひらがな)入力が可能。
残念ながらナビのディスプレイはタッチ操作に対応していないため、このMINIコントローラーを使った操作がメインとなる。操作に慣れるまでは、どうしても煩わしく感じてしまうかもしれない。少しだけフォローしておくと、各機能の呼び出しはディスプレイの下に並ぶボタンに割り当てることができるため、工夫次第で使いやすさは向上できる。
追記:マイナーチェンジでナビがタッチ操作に対応
「2018年5月のマイナーチェンジ」で、ナビがタッチスクリーンに対応した新バージョンに変更。
ちなみに、ナビにTVチューナー(フルセグ/ワンセグ)やCD/DVDプレイヤーは搭載されていない。TVを観たい場合は、ディーラーオプションの「地上デジタルTVパッケージ(93,000円 ※要工賃)」や社外品のアフターパーツで対応することが可能だ。
音楽は、すべてのグレードで標準装備されている「USBオーディオインターフェイス」にiPodなどの携帯音楽プレーヤーやUSBメモリを繋げれば再生が可能。USBメモリの音楽ファイル再生については、MINI岡山のBLOGが分かりやすい。
左:純正ナビ(クーパーS標準) 右:標準装備
ナビがオプションとなるクーパーとワンは、写真右のモノクロディスプレイ付きベーシックラジオが標準となる。ラジオ以外にも車両情報を表示したりUSBオーディオインターフェイスを使って音楽ファイルを再生することが可能だ。
なお、ナビゲーションパッケージのディスプレイには、ナビやMINIコネクテッド専用ではなく、オプションのパーキングアシストやMINIドライビングモードと連動した表示、車両情報(エンジンオイルの状態など)を分かりやすく表示することにも活用される。
LEDヘッドライトはクーパーの人気オプション
左:ハロゲンヘッドライト 右:LEDヘッドライト
そのほかにもクーパーSには、LEDヘッドライト+LEDフロントフォグランプも標準となる。LEDは、新型MINIのデザインを創りだしているキーアイテムだ。LEDのヘッドランプとフォグランプを標準装備しているコンパクトカーは、ほとんどなく、MINIがプレミアムコンパクトのポジションにあることがうかがえる。LEDヘッドライトには、オプションでアダプティブ仕様(走行状況に応じて照射方向が変化する)も用意されている。
クーパーとワンは標準でハロゲンヘッドライトになるが、納車されたクーパーを確認すると、オプションのLEDライトを装着しているオーナーが多いようだ。注意しておきたいのは、ハロゲンヘッドライトとLEDヘッドライトは明るさの違いだけではなくMINIの顔も変わること。クラシカルな雰囲気のMINIが好きな方は、あえてハロゲンを選択するのも面白いだろう。
ヘッドライトのデザインはこちら「MINIオーナー必見!新型ミニクーパーを徹底チェック / ヘッドライト」
ホイールサイズの違い
エクステリアで注目したいのが、標準のホイールサイズ。クーパーとワンには15インチ(175/65 R15)、クーパーSには16インチ(195/55 R16)が標準となる。ワンはスチールホイールでクーパーとクーパーSはアルミホイールになる。
追記:クーパーSの標準ホイールを17インチに変更
2016年4月からクーパーSの標準ホイールが、16インチのループスポークから、17インチのテンタクルスポークに変更(車両価格は5万円アップ)。※注意:当ページの内容はホイールサイズ変更前。
新型MINIはボディが大型化したため、クーパーでも15インチはやや物足りなさを感じる。もちろん小さなホイールもMINIのカワイイキャラクターを演出するにはよいのだが、全体のバランスを保つためにも16インチ以上は装着したいところだ。
参考までに価格を紹介しよう。クーパーにオプションの17インチ(テンタクルスポーク 205/45 R17)を装着するとプラス202,000円、クーパーSの場合は、プラス94,000円。クーパーSに18インチ(コーンスポーク 205/40 R18)を装着すると、プラス171,000円になる。
オプションで選択できるホイールについてはこちら「新型ミニクーパー(F56) 純正ホイールのラインナップ」
ひとつ注意しておきたいのは、ホイールサイズ(タイヤサイズ)は乗り心地に大きく影響するということ。先代MINI(R56)での体験になるが、同じ車両で15インチと17インチを乗り比べると、その差は歴然だ。17インチは段差を乗り越えたときにガツンとくる。同乗者がいると段差のたびに気を使う。MINIはできるだけカッコよく乗りたい車だが、乗り心地とスタイリングのトレードオフは避けられないだろう。新型MINIは乗り心地も上質に進化しているので、先代ほどのギャップはないかもしれないが・・・。
まとめ:クーパーSがお得!?
左:クーパーS 右:クーパー
以上のことから、標準装備の大きな違いは3つ。クーパーSは、ナビゲーションパッケージ、LEDヘッドライト+LEDフロントフォグランプ(アダプティブ仕様でない)、16インチホイールが標準装備となる。クーパーにこれらのオプションを装着した場合の価格(税込)は以下の通り。
- ナビゲーションパッケージ(詳細):178,000円
- LEDヘッドライト+LEDフロントフォグ:103,000円
- 16インチホイール(ループスポーク):108,000円
さらに、2015年8月25日の仕様変更から、従来モデルでオプションだった「ETCを内蔵した自動防眩機能付きルームミラー」が、クーパーSには標準装備となった。
- ETCと自動防眩機能付きルームミラー:69,000円
上記オプションの金額を足すと「458,000円」になる。冒頭で述べたようにクーパーとクーパーSの差額は59万円なので、オプションの金額を引くと実質の差額は「132,000円」だ。
さらに、クーパーSには、ホールド性が高く座面調整機能がついたスポーツシートも標準装備される。スポーツシートの座り心地が気に入れば、実質の差額はもっと小さくなる。
クーパーは1.5リットル3気筒(136ps)、クーパーSは2.0リットル4気筒(192ps)のスペック。エンジンパワーの差を考えると、クーパーSはお得なモデルかもしれない。もちろん、それぞれにドライブフィールの個性があるので、単純にハイパワーが良いとは言えないが、予算面からクーパーの購入を考えている方は、十分に検討する必要があるだろう。言い方を変えると、クーパーに多くのオプションを付けるならば、クーパーSも検討する必要があるということだ。
関連:新型MINIワンが販売開始!1.2Lの3気筒ターボで226万円から
基本スペックと価格
2015年8月25日の仕様変更(3ドア/5ドア)で、クーパーの燃費が「0.4km/L」アップ、クーパーSの価格が7万円アップした。以下の表は、仕様変更後の燃費と価格。
MINI 3ドア(F56)
モデル | エンジン (出力 / トルク) |
変速機 | 燃費 JC08 |
価格 |
---|---|---|---|---|
MINI 3ドア ワン |
1.2L 3気筒 ターボ 102PS 180Nm |
6MT | 20.2km/L | 226万円 |
6AT | 19.2km/L | 240万円 | ||
MINI 3ドア クーパー |
1.5L 3気筒 ターボ 136PS 220Nm |
6MT | 19.6km/L | 266万円 |
6AT | 18.3km/L | 280万円 | ||
MINI 3ドア クーパーS |
2.0L 4気筒 ターボ 192PS 280Nm |
6MT | 15.8km/L | 325万円 |
6AT | 17.6km/L | 339万円 | ||
MINI 3ドア ジョンクーパーワークス |
2.0L 4気筒 ターボ 231PS 320Nm |
6MT | – | 398万円 |
6AT | 16.6km/L | 415万円 |
MINI 5ドア(F55)
モデル | エンジン (出力 / トルク) |
変速機 | 燃費 JC08 |
価格 |
---|---|---|---|---|
MINI 5ドア ワン |
1.2L 3気筒 ターボ 102PS 180Nm |
MTなし | – | – |
6AT | 19.2km/L | 255万円 | ||
MINI 5ドア クーパー |
1.5L 3気筒 ターボ 136PS 220Nm |
MTなし | – | – |
6AT | 18.3km/L | 298万円 | ||
MINI 5ドア クーパーS |
2.0L 4気筒 ターボ 192PS 280Nm |
MTなし | – | – |
6AT | 16.4km/L | 357万円 |
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追記:ディーゼルエンジンモデルを追加!
2016年4月に、MINI3ドア/5ドアとクラブマンにクリーンディーゼルエンジンを搭載したクーパーDとクーパーSDが追加された。ガソリンエンジンモデルより20万円高で、低回転域の強力なトルクと優れた燃費性能をもつ。各グレードの標準装備やオプション、ボディカラーはガソリンエンジンモデルと同じ。
家族でMINIを楽しむなら5ドアがお勧め
3人以上で乗車する機会が多い場合は、MINI3ドアの全長を拡大して後部座席用のドアを追加した「MINI 5ドア」も必ず検討しよう。後部座席の居住性は、3ドアに比べて格段にアップしている。トランクルームも約30%広くなっており、日常領域での使いやすさは5ドアが断然お勧めだ。
価格は3ドアよりも15~18万円アップになり、燃費はクーパーSにおいて若干ダウンするが、エンジンスペックやオプションは3ドアと共通となっている。
3ドアと5ドアの違いについては、こちらの記事「新型ミニ3ドアと5ドアの違い」で解説している。
家族で長距離ドライブなら新型クラブマンが最適
家族で長距離ドライブやキャンプなどの荷物の多いレジャーに出かけることが多い場合は、2015年11月発売の新型クラブマン(F54)をお勧めしたい。
新型クラブマンは、MINI3ドア/5ドアと同じ第3世代目のMINIで、主要なオプションやエンジンは同じものが搭載される。ボディサイズは、MINI3ドア/5ドアよりも大きく、いわゆる「MINI」というイメージからは程遠い。だが、そのぶん後部座席は5ドアよりも広く、後席用のエアコンダクトを備えるなど、居住性と快適性が格段に優れている。
新型クラブマンについては、こちらの記事「新型MINIクラブマン 正式発表! 5人乗りの快適MINIへ大進化」で詳しく紹介している。
エコカー減税(3ドア/5ドア共通)
エコカー減税の対象となるモデルは以下の通り。クーパーのMTと、クーパーS(AT/MT)は、減税の対象外となる。
モデル | 取得税 | 重量税 | 自動車税 |
---|---|---|---|
MINI 3ドア/5ドア ワン(AT) |
40% 減税 |
25% 減税 |
– |
MINI 3ドア ワン(MT) |
20% 減税 |
25% 減税 |
– |
MINI 3ドア/5ドア クーパー(AT) |
20% 減税 |
25% 減税 |
– |
自動車取得税は2017年3月31日まで、自動車重量税は同年の4月30日までに新車登録した車両が減税対象。
標準装備品の比較表(3ドア/5ドア共通)
各モデルの主な標準装備を表にまとめている。一見それほど違わないように見えるクーパーとワンだが、標準装備の違いは思いのほか多いので注意が必要だ。
クーパーDとクーパーSDは、2016年4月に追加されたクリーンディーゼルエンジン搭載モデル。標準装備やオプションは、ガソリンエンジンのクーパー/クーパーSと同じ。
表にはないが、新型MINIのセールスポイントであるドライビングアシストやパーキングアシスト、ヘッドアップディスプレイ、リアビューカメラなどの先進機能は全てオプションとなる。
表中の「○」は標準装備、価格はオプションを示している。
※掲載内容は2016年4月現在のものです。
MINI 3ドア / MINI 5ドア | |||
---|---|---|---|
標準装備品 | ワン | クーパー クーパーD |
クーパーS クーパーSD |
ナビゲーションパッケージ | 178,000円 | ○ | |
ETC内蔵 自動防眩ルームミラー | 69,000円 | ○ (2015年8月の仕様変更から標準) |
|
ホイール | 15インチ スチールホイール |
15インチ アルミホイール |
17インチ アルミホイール (2016年4月に16インチから変更) |
タイヤ | 175/65 R15 | 205/45 R17 | |
ドアミラーキャップ | ブラック (艶なし) |
ルーフと同色 | ルーフと同色 |
シート | スタンダード | スポーツ (座面を伸ばせる) |
|
インテリアカラー | カーボンブラック | ||
インテリア サーフェス | ブラック | ペイジーグレー | ブラックチェッカード |
カラーライン | カーボンブラック | ||
ステアリング | ウレタン (2スポーク) |
レザー (3スポーク) |
|
クロームラインエクステリア (外装のクロームパーツ一式) |
24,000円 | ○ | 24,000円 (2015年8月の仕様変更で、標準からオプションに変更) |
フロアマット | 13,000円 | ○ | ○ |
助手席シート ハイトアジャスト (シートの高さ調整、運転席は標準) |
9,000円 | ○ | ○ |
2ゾーン オートマチック エアコン (運転席と助手席が個別に温度調整できる) |
58,000円 | ○ | ○ |
オンボードコンピューター (平均速度・燃費、瞬間燃費、走行可能距離を表示する) |
25,000円 | ○ | ○ |
エンジン スタートストップ機能 (アイドリングストップ) |
○ | ○ | ○ |
USBオーディオインターフェース (USBメモリやスマートフォンの音楽を再生) |
○ | ○ | ○ |
パフォーマンスコントロール (アンダーステアを軽減してコーナリングを向上) |
なし | ○ | |
アームレスト(フロント) (ひじ置き、収納ボックス) |
24,000円 | 24,000円 (2015年8月の仕様変更で、標準からオプションに変更) |
|
ヘッドライト | ハロゲン | LED | |
フロント フォグランプ | なし | ハロゲン | LED |
ホワイトターンシグナルライト (ウインカーレンズがオレンジからクリアに変更) |
12,000円 | ○ | |
サーボトロニック (車速に応じてパワステのアシスト量を増減する) |
○ | ○ | ○ |
DSC(ダイナミックスタビリティコントロール) ※DTC/EDLC/ABS/CBCも搭載 |
○ | ○ | ○ |
2015年8月から標準装備に変更あり
2015年8月25日の仕様変更で、クーパーSには「ITSスポット対応のETC車載器と自動防眩付きルームミラー」が標準装備。そのほかの変更点はこちら「MINI 3ドア/5ドア 燃費向上と標準装備を変更」
主なオプション装備(3ドア/5ドア共通)
新型MINIには、多数のメーカーオプション装備が用意されている。なかには購入後に後付けが難しい装備もあると思われるので、購入前にじっくり検討することをお勧めしたい。ここでは主なオプションのみをピックアップして紹介しよう。
※オプションは予告なく変更・廃止される場合があります。
オプション装備品名 | 価格(税込) |
---|---|
クローム ドアミラーキャップ | 14,000円 |
ボンネットストライプ(ブラック、ホワイト) | 17,000円 |
リアスポイラー(JCWデザイン) | 30,000円 |
LEDヘッドライト+LEDフォグランプ ※クーパー/ワン用 |
103,000円 |
LEDヘッドライト (アダプティブヘッドライト付き) ※クーパーS用 |
27,000円 |
電動パノラマ ガラスサンルーフ | 140,000円 |
ルーフレール | 33,000円 |
プライバシーガラス(リア) | 45,000円 |
マルチファンクションステアリング (クルーズコントロール含む) |
48,000円 |
クロームラインエクステリア (外装のクロームパーツ一式) |
24,000円 |
クロームラインインテリア (内装のクロームパーツ一式) |
24,000円 |
インテリアサーフェス (内装パネルのデザイン) |
クーパー/ワン 27,000円 クーパーS 15,000円 |
カラーライン (内装のアクセントカラー) |
15,000円 |
アームレスト(フロント) | 24,000円 |
ストレージコンパートメントパッケージ (ラゲッジルームの機能向上など) |
26,000円 |
スポーツサスペンション | 32,000円 |
6速スポーツオートマチックトランスミッション (シフト時間が短くなる、パドルシフト対応) ※クーパーSのAT用 ※パドルシフトを利用するにはJCWレザーステアリングの装着が必要 |
24,000円 |
MINIドライビングモード (SPORT/MID/GREENの3モード) |
クーパー/ワン 29,000円 クーパーS 44,000円 |
ダイナミックダンパーコントロール (乗り心地をソフトとハードの二段階で切り替え) ※MINIドライビングモードの装着が必要 |
77,000円 |
ドライビングアシスト (衝突被害軽減ブレーキなど) |
114,000円 |
PDC/パークディスタンスコントロール(リア) (駐車時の障害物を警告音などで知らせる) |
40,000円 |
パーキングアシストパッケージ (駐車時のステアリングを自動制御、PDC) |
123,000円 |
ライトパッケージ (ルームライトにリーディングライト追加など) |
24,000円 |
MINIエキサイトメントパッケージ (間接照明のカラーを選択可能になる等) ※ライトパッケージの装着が必要 |
23,000円 (5ドア用は39,000円) |
リアビューカメラ ※パーキングアシストパッケージ又はPDC(リア)とセット装着 |
39,000円 |
ヘッドアップディスプレイ | 58,000円 |
ETC車載器システム内蔵 自動防眩ルームミラー ※2015年8月25日以降のクーパーSには標準装備 ※ナビ装備車は「ITSスポット対応車載器(ETC付)」になる ※純正アクセサリーのミラーカバー装着不可 |
69,000円 |
シートヒーター(フロント) | 45,000円 |
レインセンサー (自動ドライビングライト付き) |
19,000円 |
ビジビリティパッケージ (フロントウィンドウヒーター、レインセンサーなど) |
39,000円 |
harman/kardon製 HiFiラウドスピーカーシステム (スピーカー合計10個) |
123,000円 |
ランフラットタイヤ (パンク後も走行可能なタイヤ) |
30,000円 |
各オプションについての詳細はこちら「新型ミニクーパー(F56) オプション装備まとめ」
お得なオプションパッケージ
- 新:オプションパッケージ
- 旧:オプションパッケージ
MINI 3ドア/5ドアの購入ガイド
1. 基本ガイド
- 早わかり!MINI 3ドアと5ドアの違い
- MINI 3ドア|エクステリアを徹底チェック
- MINI 3ドア/5ドア|内装を徹底チェック!!
- MINIからMINI 5ドアへの乗り換え調査
- ミニクーパーの維持費(日本車との違い)
2. ボディカラー
3. オプションやアクセサリー
- MINI 3ドア/5ドア|オプション装備まとめ
- MINI 3ドア/5ドア|オプションパッケージ
- MINI 3ドア/5ドア|純正アクセサリー
- MINI 3ドア|純正ホイール 人気ランキング
- 高機能ナビを装着 社外ナビ 取付けキット
4. グレード別の詳細スペック/諸元
5. その他
厳選!ミニクーパーの中古車専門店 全国一覧
MINI 3ドア/5ドアの最新情報
2018年5月 マイナーチェンジ!
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