MINI3ドア/5ドアにMINI初のDCTを搭載!ナビと連動も | MINI COOPER Sketch

MINI3ドア/5ドアにMINI初のDCTを搭載!ナビと連動も

ミニクーパーのDCT

MINI3ドア、5ドア、MINIコンバーチブルに、MINIで初となる7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を搭載。従来の6速ATよりも素早いギアチェンジが可能になり、ダイレクトでスポーティなドライビングフィールを実現する。

DCTはゲトラグ製で、クラッチの摩擦熱をオイルで冷却する湿式を採用。低速での取り扱いや、耐久性・ジャダー(振動)の軽減に優れているのが強みだ。

ワンとクーパーDに先行搭載、クーパーSDは8ATに!

DCTを搭載するミニ5ドアのクーパーD F55

2014年に発売したMINI5ドア、後席の使いやすさで人気モデルに成長

まずは、2017年11月(生産)からMINI3ドア、5ドアのエントリーモデルとなる「ワン」と、1.5Lディーゼルのスタンダードモデル「クーパーD」に搭載される。このほかのモデルについては、”正式発表ではないが”「マイナーチェンジ(LCI)」となる2018年3月のタイミングとみられる。

また、同じく2017年11月(生産)からのMINI3ドア、5ドアの2Lディーゼル「クーパーSD」と、3ドアのハイパフォーマンスモデル「ジョンクーパーワークス」は、6速ATから8速ATに変更。こちらは多段階なギアによる高効率な走りで、燃費の向上が期待される。

いずれも、国内への導入時期については未発表(2017年12月時点)。

レースで培ったダイレクトな加速フィール

ミニ DCTのシフトノブ 拡大

DCTは新設計の電子セレクターバーで操る、パーキングロックはPボタン

ミニ DCTのシフトノブ

左に入れると回転数アップのSモード、そのまま前後でギアチェンジ可(従来の6ATも同じ)

DCTの技術はコンマ1秒を競い合うモータースポーツから受け継がれている。2つのクラッチを使用することにより、トルクを切らすことなく素早いギアチェンジが行えるため、レーシングカーのようにダイレクトな加速フィールを楽しむことができる。といっても難しい操作は必要なく、これまでのATと同様の操作でそれを可能としている。

DCTの電子制御システムは、アクセル開度やスピード、選択中のMINIドライビングモード(オプション)などを元に、ドライバーの意図に沿った最適なギアを選択する。例えば、加速を急に取りやめる状況になった場合でも、シフトアップをキャンセルして素早くシフトダウンを行うことができる。

ナビと連動して、最適なギアを選択

DCTを搭載するミニ5ドアのクーパーD F55

ミニ ナビと連動するDCT

さらに、DCTの制御システムは、ナビゲーションのデータを使用して、前方の道路に合わせたギアチェンジを行うことができる。例えば、急カーブにさしかかると、エンジンブレーキで減速できるようにシフトダウンを早めに行う。2つの連続したカーブを曲がるときは、1つめのカーブでシフトダウンした状態を維持して、そのまま2つ目のカーブに備えるなどして、不必要なシフトを避ける。そして、カーブを脱出した立ち上がりで強力な加速ができるように最適なギアを選択する。

※当機能が国内仕様車において有効かどうかは未確認。

低燃費にかかせないコースティングに対応

DCTを搭載するミニ5ドアのクーパーD F55

コースティングとは、アクセルペダルを戻すとエンジンとトランスミッションを切り離して、惰性のみで走行(空走)する機能。作動中はエンジンブレーキが効かないため、惰性での走行距離を飛躍的に伸ばすことができる。その時エンジンはアイドリング状態だから、僅かな燃料しか消費しない。つまり、前方の信号が赤になったときや前走車が減速したときに、早め早めにアクセルを戻しコースティングすることによって燃費を向上させることができる。

エンジンブレーキが効かなくなることに不安をおぼえるかもしれない。だが、ナビゲーションデータや運転支援システムのカメラ映像をもとに状況を判断して、必要であればコースティングを解除してエンジンブレーキを作動させる機能が備わっている。

コースティングは、MINIドライビングモードの「MIDモード(標準モード)」と「GREENモード(エコモード)」で使用することができる。従来(6AT)のモデルでは、GREENモードのみに限られていた。新モデルではMIDモードで元気に走りつつ、場面によってはコースティングで燃料を節約できるようになった。

動画

ワインディングを走るDCTのクーパーD

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参考:6ATと7DCTの諸元を比較

DCTで車重が20~35kgの増加、ワンは1.5Lに!

ミニクーパーD 7DCT

若いファミリー&ロングドライブに最適なクーパーD

従来の6ATモデルと新しい7DCTモデルの諸元をチェックしてみた。BMWが配布している「2017年11月付け」の諸元表から、MINI3ドア/5ドアの「ワン」と「クーパーD」はDCTに変更されている。コンバーチブルのクーパーDも変更されているが、こちらは国内販売されていない。

MINI5ドアのワンでは、0-100kmの加速タイムは同じで、車両重量は20kg増えている。そして、なんの公式アナウンスもなかったが、ワンのエンジンが「1.2リッター」から上位のクーパーと同じ「1.5リッター」に変更されている。最高出力は変わらないが、最大トルクが180Nmから190Nmに増加している。(3ドアのワンも同様)

MINI5ドアのクーパーDでは、0-100kmの加速タイムが「9.5秒から9.6秒にダウン」、車両重量は25kg増えている。3ドアのクーパーDは、「9.2秒から9.3秒にダウン」、車両重量は35kg増えている。

主要諸元の比較(旧:6AT 新:7DCT)

MINI 5ドア ワン
6AT 7DCT
国内発売日 2014年12月 2018年?
価格(税込) 259万円
エンジン ガソリン ターボ
1.2L 3気筒 1.5L 3気筒
最高出力 102ps(75kW)
最大トルク 180Nm 190Nm
加速 0-100km/h 10.5秒
最高速度 192km/h
車両重量
※欧州仕様
1175kg 1195kg
燃費 JC08 19.2km/L
MINI 5ドア クーパーD
6AT 7DCT
国内発売日 2016年4月 2018年?
価格(税込) 324万円
エンジン ディーゼル ターボ
1.5L 3気筒
最高出力 116ps(85kW)
最大トルク 270Nm
加速 0-100km/h 9.5秒 9.6
最高速度 202km/h
車両重量
※欧州仕様
1205kg 1230kg
燃費 JC08 23.9km/L

参考:6ATと8ATの諸元を比較

8ATのクーパーSDは65kgの大幅増!

ミニクーパーSD 8AT

大トルクによる強烈な加速と低燃費を両立したクーパーSD

同じタイミングで6ATから8ATに変更される「クーパーSD」もチェックしてみた。同様に「2017年11月付け」の諸元表から、クーパーSDは8ATに変更されている。ジョンクーパーワークスも8ATに変更になるが、諸元は未確認。

0-100kmの加速タイムは変わらないが、3ドア クーパーSDの車両重量は65kgも増えている。成人男性一人分とすると、かなりの重量アップという印象だ。いっぽう5ドアのクーパーSDは45kgの増加にとどまる。

骨太なディーゼルを積むクーパーSDはガソリンエンジンのクーパーSより20kg重くなっているが、6ATから8ATへの変更はそれをはるかに上回るようだ。

主要諸元の比較(旧:6AT 新:8AT)

MINI 3ドア クーパーSD
6AT 8AT
国内発売日 2016年4月 2018年?
価格(税込) 376万円
エンジン ディーゼル ターボ
2.0L 4気筒
最高出力 170ps(125kW)
最大トルク 360Nm
加速 0-100km/h 7.2秒
最高速度 225km/h
車両重量
※欧州仕様
1175kg 1240kg
燃費 JC08 23.8km/L

text by minicooper-sketch.com

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