発表迫る!? 新型ミニクロスオーバー(F60) 予測情報とフロントフェイス
いよいよ正式発表が近づいてきた新型ミニクロスオーバー(F60)。直近に撮られたスパイショットでは、開発の最終段階と思われるハイパフォーマンスグレードのジョンクーパーワークス(JCW)が捕捉されています。はじめてフロントグリルのカモフラージュが全て取り払われており、おおまかなフロントフェイスがイメージできるようになってきました。
新型の主なトピックは、拡大されたボディサイズ、それに伴うエクステリアデザイン&スタイリングの変貌、MINIで初採用となる電動モーターを搭載したプラグインハイブリッド(PHEV)モデルの追加など、どれもMINIの新時代を感じさせるものになりそうです。
とくに「MINI」と呼ぶことが可笑しく思えてしまいそうなボディサイズは、「ミニクラブマン(F54)」と同等の全長に、よりワイドな車幅、全高は150mmほど高くなると報じられています。
世界初公開の舞台は、11月の「ロサンゼルスモーターショー2016」になります。実際には、その少し前にオンライン発表があるかもしれませんが、いずれにせよ新しいクロスオーバーはすぐそこまできています。気になる発売時期は、海外市場において「2016年末から2017年初頭」とのこと。
もう少しの辛抱ですが、スパイショットを元に作成した予想フロントフェイスと、海外メディアで報じられている情報を簡単にまとめてみました。
1. スパイショット
source:autoevolution.com
8月に撮られた開発車両のスパイショット。車両はクーパーSをベースにしたハイパフォーマンスモデルのジョンクーパーワークス(JCW)です。クーパーSと同様にハニカムメッシュのフロントグリルを備え、JCW専用デザインのエアロバンパーやホイールを装備しています。
全輪駆動で「MINI3ドア」や「MINIコンバーチブル」のジョンクーパーワークスと同じ「2リッターの4気筒ターボ(231PS/320Nm)」が搭載(予想)されます。大きなボディと立派な車両重量で、MINIでもっとも優雅な乗り心地のホットモデルになりそうです。
この他の写真は「autoevolution.com」や「motor1」で確認できます。
2. スパイショットからの予想CG
edited by minicooper-sketch.com
スパイショットで確認できるボディラインをトレースしてフロントフェイスを予想してみました。ヘッドライトが精悍なブラックリフレクター風になってしまっていますが、実際には普通のクロームメッキ&グレー系になります。フロントバンパーは形状がつかみにくかったため、あえて曖昧にしました。かなり大雑把な予想CGですが、おおまかな「顔つき」の傾向が分かると思います。
基本的には先代の「クロスオーバー(R60)」を引き継いだデザインになっていると思いますが、拡大した車幅によって、相対的にヘッドライトの存在感が弱まっている感じがします。大きな目(ヘッドライト)が元気な印象を与えていた先代に比べて、どっしりと落ち着いた「クジラ系の顔」と言えるかもしれません。「クラブマン(F54)」の「ベビーフェイス系」でないことは確かですね。
実際には、ヘッドライトに第3世代MINIのアイコンになっているリング型のLEDが配置されると思いますので、もっとモダンで特徴的なアイラインを持つフェイスになるでしょう。
全体的なスタイリングは、優しい丸みを感じさせた先代に比べると、すこし角張ったSUVらしい「ボックス型」に変化しています。いっけんそれほどの違いを感じませんが、先代を気に入っているオーナーには、大きすぎる変化かもしれません。
動画:走行シーン
再生時間:2分17秒 配信元:MOTOR1
新型ミニクロスオーバーの予測情報
新型ミニクロスオーバー(F60)について、海外メディアで報じられている情報をまとめました。あくまで「予測を含む情報」です。
MINI CROSSOVER(F60)2017 | |
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世界初公開 | 9月29日~ 11月14日~ ロサンゼルスオートショー2016 |
発売時期 | 海外市場 2016年末から2017年初頭 |
パワートレイン | ガソリンエンジン 1.5L 3気筒 ターボ(6AT)、2.0L 4気筒 ターボ(8AT) |
ディーゼルエンジン 2.0L 4気筒 ターボ(8AT) |
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プラグインハイブリッド(発表時期不明) 1.5L 3気筒 ターボ+電動モーター(6AT) ※電動モーターだけで走行可能 |
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駆動方式 | FWD(前輪駆動)、4WD(BMW X1と同じ電子制御の四輪駆動システム) |
その他 | トランク容量は先代の350Lから450Lに拡大 |
価格帯 |
「autocar.co.uk」で報じられている海外の予想価格です。国内ではこれより40~60万円高を予想します。
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各グレードに搭載されるパワートレインは現行のクラブマン(F54)と同様にガソリンとディーゼルが用意されます。ガソリンエンジンは「クーパーが1.5リッター3気筒ターボ」「クーパーSが2リッター4気筒ターボ」「ジョンクーパーワークスが高出力の2リッター4気筒ターボ」になる見込みです。ディーゼルエンジンもクラブマンと同じ構成だと仮定すると「クーパーDは出力を抑えた2リッター4気筒ターボ」「クーパーSDは高出力の2リッター4気筒ターボ」になります。とくにクロスオーバーは大きなボディを低速からグイグイ引っ張るイメージが似合うので、国内ではディーゼルが人気モデルになる予感がします。
プラグインハイブリッドについて
MINIで初採用となるプラグインハイブリッド(PHEV)は、1.5リッター3気筒のガソリンエンジンに加えてリアの車軸に「88PS」を発生させる電動モーターが搭載されます。モーターのみでも30km以上の走行が出来るため、短距離ならば電気自動車のように使用することができます。自宅に設備工事が可能な場合は、家庭用電源からも充電ができます。ただし、車両価格が高くなることや、後部に大容量のバッテリーを搭載するため通常モデルよりもラゲッジルームが狭くなる可能性があります。モデル名は「ミニクロスオーバーE」?
1.5リッターには6速オートマチック、2リッターには8速オートマチックが組み合わされます。なお、海外ではマニュアルトランスミッションも用意されていますが、国内に導入される可能性は低いかもしれません。
ちなみに、今年の初めに「MINI3ドア(F56系)が、2017年後半のマイナーチェンジ(LCI)でデュアルクラッチトランスミッション(DCT)を搭載する」という噂?もありました。デュアルクラッチトランスミッションを採用すると、コストアップは確実ですが、高速かつスムーズな変速が特長でトルクもフルに活かすことができます。
個人的には新型クロスオーバーのフロントフェイスを決定づけるヘッドライトのデザインを1番楽しみにしています。インテリアデザインもクラブマン系になるのか、それともエクステリアのようにクロスオーバー独自のコンセプトが入るのか気になります。
これまでの情報にはないビッグサプライズにも期待しましょう!
追記:新型MINIクロスオーバー発表!
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