MINIが次世代型のパワートレインを示唆!新設のSUVはEV専用!

MINIブランドの責任者「ベルントケルバー」

2020年10月28日、MINIブランドの責任者である「ベルントケルバー」が、今後のモデル展開やパワートレインの方向性を明らかにした。

今回公表された情報には、内燃機関(エンジン)の継続、電動化モデルの拡充や、新モデルとなるスモールサイズのクロスオーバーの追加、中国市場の強化など、気になる次世代MINIのヒントが散りばめられている。

1. 今後もガソリン&ディーゼルを販売する

今後も数年にわたって、高効率のガソリンエンジンとディーゼルエンジンを搭載したモデルを販売すると明言。

EV(電気自動車)は航続距離の短さや充電環境などの制約があり、活躍の場は限られるのが実情だ。EVでカバーできないニーズに答えるためには、従来の内燃機関(エンジン)が最も理想的であるとの考えを改めて示した。

MINIは「ガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、プラグインハイブリッド、EV」の4つのパワートレインをもって世界の顧客ニーズに答えていくという。この点において、MINIブランドの責任者である「ベルントケルバー」は強調している。つまり、現時点ではそれぞれのパワートレインに一長一短があり、次世代型でも電動モデルだけでは厳しいということだ。

2. 次世代クロスオーバーは大型化してEVも設定

ミニのプラグインハイブリッドとEV

左:クロスオーバーの「プラグインハイブリッド」 右:ハッチバックをベースにしたEV「クーパーSE

MINIブランドで最も大きなモデルとなる現行型のクロスオーバー(海外名:カントリーマン)は、ガソリン、ディーゼル、「プラグインハイブリッド(PHEV)」をラインアップしているが、次世代型ではさらにボディサイズを拡大して、「EV」も選択可能となる。2023年にMINIで初めてドイツの工場で生産されるとアナウンスされている。

追記:「autoexpress.co.uk」の独自取材に基づく報道によると、次世代型のクロスオーバーにはプラグインハイブリッドは設定されないとのこと。次世代クロスオーバーのEV航続距離が400km以上になると、プラグインハイブリッドはEVで代用可能という考えのようだ。

とはいえ国内の状況を鑑みると、次世代型でも当面はディーゼルが売れ筋になると筆者は予想している。現在BMWが開発している次世代ディーゼルは、環境性能がさらに改善されている。しかし、EVの航続距離が飛躍的に伸びて、充電環境が整い、車両コストが下がれば風向きが一気に変わる可能性もある。そうなれば、電動化モデルがメインストリームとなる日が、予想よりも早く来るかもしれない。

なお、2022年末にデビューするとみられる次世代MINIのハッチバック 3ドアは、48Vマイルドハイブリッド(ガソリンエンジン) を搭載する。これに加えてEV(クーパーSE)もラインアップされるのは明白だが、現行モデルで好調な売れ行きをみせているディーゼルエンジンは、排ガス処理装置にかかるコストやエンジン特性、欧州の排出ガス規制などの影響で、廃止される可能性が高い。

まとめると、次世代MINIのパワートレインは、ハッチバックなどのコンパクトモデルが、マイルドハイブリッドとEV。大型モデルとなるクロスオーバーは、それらに加えてディーゼルが設定される。

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3. 小さな「クロスオーバー」が新登場!

ミニ5ドア F55

人気の「MINI5ドア」のサイズ感に近い小型SUVが爆誕!?

まったく新しいモデルとなる、スモールサイズのクロスオーバーを追加する。これは、現行モデルで国内一番人気となっている「MINI 5ドア」と同等のボディサイズ(全長4000mm、全幅1750mm程度)になると推測できる。

いわゆるコンパクトSUVと呼ばれるサイズ感で、各社が新型を投入している注目のカテゴリーだ。もう少し広い意味でとらえると、SUV的なスタイルのコンパクトカー全般をさす。現時点での目立つ競合はフォルクスワーゲンの「Tクロス」や、トヨタの「ヤリス クロス」など。街乗りで扱いやすく、アクティブなスタイルで魅力的なモデルが多い。

そして驚くことに、この新しいMINIのパワートレインは「EV」だけになるという。言い換えれば、EV専用のMINIということ。コンパクトSUVブームに乗っかったMINI5ドアの派生モデルとして軽んじられないように、EV専用モデルとして存在感を高めたいのだろうか。MINIのモデルラインアップの中でどのような扱いになるのか、立ち位置的にも面白いモデルになりそうだ。

追記:「autoexpress.co.uk」の報道によると、この新しいクロスオーバーは2024年に発売を予定しており、次項で紹介しているEV用の新しいアーキテクチャ(プラットフォーム)を使って中国で生産されるとのこと。

4. 中国で新しいEVモデルを製造&販売

ミニクーパーの生産工場

いまや世界最大の自動車市場である中国。新車のMINIの約10%が中国で販売されているというから驚きだ。

そんな中国での販売をさらに強化するため、中国企業の長城汽車と協力して、2023年から新しいアーキテクチャを採用したEVのMINIを現地で生産する。EVに特化したアーキテクチャはゼロから開発したという。このことからも中国市場の重要さと特殊さがみてとれる。

現地企業とのコラボレーションによって、どこかしらに中国的なエッセンスが入るのだろうか。正式なMINIの1モデルであることには違いないので非常に興味深い。

追記:「autoexpress.co.uk」の報道によると、このEVは中国専用モデルではなく世界的に販売されるという。同じデザインとボディサイズのガソリンエンジンバージョンは、これまでのMINIと同様に英国のオックスフォード工場で生産されるとのこと。つまり同じモデルでもEVだけは中国産ということになる。英国系譜のプレミアムブランドとして展開しているMINIにとって、これがどのような影響を及ぼすのか正直分からない。

まとめ:次世代MINIのEVは大中小のモデル展開

これまでの話をまとめると、次世代MINIのEVは以下の3モデルとなる。

  • 小サイズ
    現行型(F56)よりも小さい3ドア
  • 中サイズ
    現行型(F55)の5ドアに近い新登場のクロスオーバー(EV専用)
  • 大サイズ
    現行型(F60)よりも大きいクロスオーバー

付録:次世代MINIのハッチバックは原点回帰?

ミニ コンセプトモデル

写真は2016年にBMWグループの創立100周年を記念して、次の100年を展望したコンセプトモデル「MINI VISION NEXT 100」、次世代MINIのボディバランスはコレに近い?

今回の発表に関連して、海外のMINI専門のニュースサイト「motoringfile」が「噂」として報じている次世代MINIハッチバック 3ドアの情報をまとめてみた。

現行モデル(F56)よりもコンパクトになるが、室内の広さは維持。インテリアデザインの方向性は、これまでと全く異なるようだ。

  • 2022年末に英国でショールームデビュー
    ※国内発売は2023年の春~夏?
  • コードネームは「F56」から「G56」に?
  • 48Vマイルドハイブリッド(ガソリンエンジン)を搭載
    ※街乗り燃費の向上に期待!
  • ホイールベースが拡張
  • フロントのオーバーハングが縮小
    ※みんな大好き2世代目のルックスに回帰?
  • F56よりコンパクトになるが室内の広さはそのまま
  • エクステリアは大幅変更ではなく進化系
  • インテリアはレトロテーマを捨ててモダンに

なお、現行モデルのハッチバック(3ドア/5ドア)、およびコンバーチブルは、2021年前半に2度目のマイナーチェンジを予定している(最初のマイナーチェンジは2018年)。現在分かっている変更点は、フロントフェイスやリアバンパーのデザインリフレッシュだ。

text by minicooper-sketch.com

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