残価が凄い？ミニクーパー残価設定ローンの注意点と支払例

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1. MINIの残価設定ローン
2. 支払例：MINI 3ドア
3. 支払例：MINI 5ドア
4. 支払例：MINI コンバーチブル
5. 支払例：MINI クラブマン
6. 支払例：MINI クロスオーバー

MINIの残価設定ローン

1. MINIフューチャーバリューローン

「MINIフューチャーバリューローン」は、MINIが据置額（残価）を保証する残価設定ローン（据置額固定型ローン）です。MINIは中古車市場でも人気ですので、比較的高い残価が設定されています。新車購入時の値引き（詳細解説）が少ないことも中古車市場での高値維持にプラスに働いています。

ローン期間終了後に保証条件で定められた走行距離や車両状態を保っていれば据置額（残価）が保証されますので、そのまま車両を返却する、あるいは新しいMINIに乗り換えることができます。据置額を一括払いして、そのMINIを完全に自分のものにすることも可能です。

走行距離の制限は年間9,000km（3年間で27,000km）の設定が一般的です。これよりも多く走行した場合は、ローン期間終了後に超過分の清算が必要になります。

万が一、購入後にMINIの人気が著しく衰えたり、世界的な経済危機が起きて中古車市場の価格が下落しても、その影響を受けることは一切ありません。人気の無いカラーやニーズが少ないマニュアル車であっても、価値の低下を心配する必要はありません。これが据置額（残価）が保証される「MINIフューチャーバリューローン」の最大のメリットです。

つまり、年間の走行距離が9,000km程度で、なおかつ3年後や5年後に新しいクルマに乗り換えたい方に最適なローンプログラムになります。月々の支払い額を抑えつつ、次から次へと最新モデルを楽しむことができます。

運転が不慣れで擦り傷や衝突等で車両の状態を著しく下げてしまうリスクが高い方や、自分流にハードなカスタマイズを楽しみたい方、走行距離に制限があるのは窮屈と感じる方は、次項の「MINIバリューローン」がお勧めです。

2. MINIバリューローン

「MINIバリューローン」は、据置額を自分で設定できる据置額自由型のローンです。こちらは据置額が保証されない代わりに、フューチャーバリューローンよりも高い据置額（据置率）を設定できますので、月々の支払額を極限まで抑えることが可能です。据置率の設定範囲はローン期間やモデルによって変化しますが、最大で10～55%の範囲で変更できます。

さらにフューチャーバリューローンより金利が低いので、トータルの支払い額はフューチャーバリューローンよりも数万円お得になります。据置額は保証されませんので、ローン終了後に車両を下取してもらって新しいMINIに乗り換える場合や、車両を売却して他のブランドに乗り換える場合に、車両の査定額が据置額に届かないと清算（追金）が必要になります。

バリューローンは、MINIディーラーの中古車店「MINI NEXT（全国一覧）」が販売している「認定中古車」でも利用できます。フューチャーバリューローンの方は新車購入時のみ利用できます。

ちなみに、コスパ重視の方は、走行距離の少ない認定中古車（未使用車）をバリューローンで3～5年乗るのがお勧めです。新車に近いレベルの車両が新車よりも実質30～50万円以上安く買えますので、同じ支払額で1つ上のグレードにも手が届きます。なかでも、メーカーオプションがたくさん付いた車両がお得です。私はMINIを乗り継いでいますが、乗り換え時に最初に検討するのは認定中古車です。認定中古車で欲しい仕様の車両が無かった場合は新車を検討します。

★残価設定ローンの金利に注意！

残価設定ローン（据置額型ローン）の金利は、据え置く額を引く前の金額にかかります。例えば、400万円のMINIで200万円を据え置いた場合、ローンの元金（借入額）は200万円ではなく400万円になります。金利は元金である400万円に対してかかります。いっけん200万円のローンに見えますが、金利の面でいえば400万円のローンと同じです。このカラクリはちゃんと理解しておいてください。「400万円のローンは厳しいけど、200万円のローンなら買える！」という安易な判断はNGです。理想は「400万円のローンを組める方が、数年後の乗り換えを考慮して残価設定ローンを利用する」というケースです。

つまり、残価設定ローンは月々の支払額を抑えることができるだけで、通常のローンよりもお得に買えるわけではありません。あくまでも、3年や5年を区切りとして次々と新しいクルマに乗り換えていきたい方にメリットが大きいローンです。壊れるまで乗りたい方、ずっと大切に乗りたいと思う方は、通常のローンを選びましょう。MINIでは残価設定型ではない「スタンダードローン」も用意されています。

次項は、据置額（残価）が保証される「MINIフューチャーバリューローン」の支払額をモデルごと試算した結果です。据置率はモデルやグレードによって若干異なりますが、3年後の据置率は50%前後になります。試算ではオプション代金が含まれていませんので、実際の車両価格はオプション代として「プラス10～20万円」を想定しておくのが現実的です。

text by minicooper-sketch.com

MINI 3ドア

5年の残価設定ローンで月々「31,400円」から

MINI 5ドア

5年の残価設定ローンで月々「33,700円」から

MINI コンバーチブル

5年の残価設定ローンで月々「33,700円」から

MINI クラブマン

5年の残価設定ローンで月々「40,500円」から

MINI クロスオーバー

5年の残価設定ローンで月々「42,400円」から

※以下の試算は、マイナーチェンジ前のモデルラインアップと価格を元にしています。

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